【ストーリー】EPISODE 7-81-3

| EPISODE ◆ 7-81-3 暗闇アストレイ! 深淵の支配者 |
登場人物
シルバー、リリア、赤子シルバー、マレウス、『闇』
テキスト全文
── 茨の谷-リリアの家 ──
シルバー:「ここは……また、森の家の風景……。」
シルバー:「もう、見たくない……どうしてこんな……。」
リリア:「ほれ、シルバー。あーんじゃ。あーん。」
赤子シルバー:「あー…んぐ、んぐ…。」
リリア:「乳の次は、くたくたに煮詰めた穀類や野菜だけ。本当にこれでちゃんと育つのか?」
マレウス:「人間の育て方の本にそう書いてあったのだろう。妖精である僕らが余計なことはしないほうがいい。」
リリア:「でもお主は幼体の頃から、骨付き肉やら魚やらを山程食べておったし……。」
マレウス:「僕はドラゴンだぞ。か弱い人間と一緒にするな。」
リリア:「腹が減ったら泣き、腹いっぱいになったら寝る。赤ん坊はドラゴンも人間も似たようなもんじゃ。」
マレウス:「…………」
マレウス:「はぁ。」
リリア:「おお、ぺろっと一皿たいらげた。うまかったか、シルバー?」
赤子シルバー:「うぶ。あぅあー。」
リリア:「よしよし、いい子じゃ。たくさん食べて、寝て、大きく育てよ。」
リリア:「しかし毎日同じ味ばかりでは飽きてしまわんか?次はもう少しアレンジして……」
リリア:「栄養がつくと言われているヨロイネズミの肉や、黒イモリの粉もスープに混ぜてやるべきじゃろうか。」
マレウス:「……それはやめておけ。城から定期的に赤子用の食料を運ばせよう。」
マレウス:「お前だけに任せておくのは、少々不安だ。」
リリア:「ほう。人間を嫌っていたお前が……どういう心境の変化じゃ?」
マレウス:「この赤子が弱れば、お前が悲しむ。違うのか?」
リリア:「……お前は優しいな、マレウス。」
シルバー:「……………………………。」
シルバー:「親父殿、マレウス様……俺は……」
シルバー:「うう……。」
『闇』:「ぐぶぶぶ……」
シルバー:「性懲りもなく現れたか……消えろ。」
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