【ストーリー】EPISODE 7-103 解析アルゴリズム!

| EPISODE ◆ 7-103 解析アルゴリズム! 深淵の支配者 |
登場人物
オルト、マレウス、KB-RS01
テキスト全文
── クレーンポート‐桟橋 ──
オルト:「……やった! 魔法領域内に侵入成功!」
オルト:「対霊素障壁のおかげで、現実改変の影響も受けてない。」
オルト:「解析アンカー・全機射出! 解析プログラム展開!」
オルト:「なんて複雑な魔法なんだ……構築術式を解析してデータを保存するだけで、」
オルト:「17分以上かかる。」
オルト:「活動限界ギリギリだ。とにかく、」
オルト:「作業が完了するまでこのアンカーを保守しないと……。」
???:「おやおや……領域内に何やら紛れこんだかと思えば……」
マレウス:「お前……姿は違うが、小さいシュラウドか?」
オルト:「マレウス・ドラコニアさん……!」
オルト:「その姿……やっぱり、オーバーブロットをしていたんだね。」
KB-RS01:「グルル……!」
マレウス:「ふむ? お前はディアソムニアの談話室でよく眠っていると思ったが。」
オルト:「残念でした。あっちの身体(ギア)はとっくに空っぽ。公衆無線LANを使って脱出させてもらったよ。」
オルト:「僕はプログラムデータで構築された自律型AI……」
オルト:「って言っても、あなたには理解できないよね。」
マレウス:「つまりお前の意識はゴーストのように身体を抜け出し、別の器に入った……ということか?」
オルト:「へぇ~! 妖精的にはデータの転送をそんなふうに解釈するんだ!」
オルト:「そうさ。僕は電波さえ届く場所なら、どこにでも移動できる。」
オルト:「それがたとえ……」
オルト:「宇宙の果てであっても!」
オルト:「海底のケーブルは魔法で遮断してたみたいだけど……」
オルト:「無線の通信衛星なんて方法、思いつきもしなかったでしょう。」
オルト:「魔法はイマジネーションの力。だから“知らない”ものは具現化できないし、防げない。」
オルト:「量子でも霊素でもない。」
オルト:「それが電子情報(僕)だ。」
オルト:「セキュリティ意識低すぎない?魔法領域にUTMの導入をおすすめするよ。」
マレウス:「ゆーてぃーえむ……」
マレウス:「なんの術式の略称だ、それは?」
オルト:「え~、そんなことも知らないの? だから僕みたいな後輩にあっさり出し抜かれるんだよ。」
オルト:「世界で5本指に入る魔法士だか、古代領域魔法だか知らないけど……大したことないね。」
オルト:「僕はあなたの魔法では眠らない!」
マレウス:「ふ……そうか。ならば……」
マレウス:「眠りを妨げる騒々しい機械人形など、粉々にしてしまえば問題ないな。」
オルト:「やれるものなら。『S.T.Y.X.』の……」
オルト:「人類最高峰のテクノロジーの力、見せてあげる!」
オルト:「(マレウスさんは解析アンカーの存在を危険視していない)」
オルト:「(解析アンカーがデータを保存し終わるまで、あと13分……)」
オルト:「(なんとしてでも、時間を稼がないと!)」
マレウス:「招かれざる客にはご退場いただこう。」
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