【ストーリー】EPISODE 7-257 移送パックド!

| EPISODE ◆ 7-257 移送パックド! 深淵の支配者 |
登場人物
ケイト、エース、デュース、オルト、イデア、シルバー、グリム、セベク、レオナ
テキスト全文
── 夢の回廊 ──
── ハーツラビュル寮 ──
ケイト:「はーい、トレイくんの夢に到着~……っと!」
ケイト:「エースちゃん、移動中にカメラ向けたらポーズとってくれたね。意外と余裕あるじゃん。」
エース:「オレ、遊園地では絶叫系から回るタイプなんで。ローラーコースターみたいでちょー気持ちよかった~!」
デュース:「だよな!」
デュース:「すげえスピードで風を切る感覚がたまんなくて、すぐに到着しちまうのがもったいないくらいだ!」
オルト:「ハーツラビュル寮生は、夢渡りで体調不良になる人がまだいないね。」
ケイト:「ウチの寮、場所によっては次元が歪んで上下左右がひっくり返ってたりするんだけど……」
ケイト:「それでグロッキーになってる子見たことないし、基本的に三半規管が強いのかも。」
イデア:「闇の鏡、魂の資質だけじゃなくて三半規管の強さも判別してんの……?」
イデア:「ますます謎の魔法道具……。」
エース:「ところで、ユウとグリムって絶叫系のコースター得意だったっけ?」
選択肢:
├ [ 大好き! ]
└ [ 実は苦手…… ]
── 分岐:【大好き!】 ──
エース:「じゃあ、夢渡りも余裕ってわけね。ラッキーじゃん。」
エース:「あ、そういや……」
── 分岐:【実は苦手……】 ──
エース:「あちゃー。んじゃ、夢渡りはいつも憂鬱ってわけね。かわいそーに。」
エース:「あ、そういや……」
────
エース:「ユウたちは、ここまで何回くらい夢渡りしてきたの?」
シルバー:「ああ。ユウとはもう……15……いや、20人近くの夢を渡ってきた。」
エース:「えっ、20人も!?」
エース:「じゃあ、ユウたちはオレらを最初に起こしにきたわけじゃないってコト?」
ケイト:「そーみたい。ってか、もう他の寮の人は起こし終わってて……」
ケイト:「あとはトレイくんとリドルくんが揃えば」
ケイト:「イデアくんの考えた最強の魔王討伐パーティーが揃うってカンジらしいよ。」
エース:「え~!? マジでオレら、終盤じゃん。」
エース:「なんだよ、ユウ。いつもは困りごとがあればすぐにオレらに頼ってくるくせに。」
エース:「冷たいじゃん。」
選択肢:
├ [ 最初のころは行き先を選べなかったんだよ ]
└ [ 起きるのを凄く渋った人がなんか言ってる…… ]
シルバー:「俺のユニーク魔法は、誰の夢に渡れるかは運次第……」
シルバー:「オルトや『S.T.Y.X.』の人々の導きがあって、」
シルバー:「ようやく行き先を定めることができるようになったんだ。」
オルト:「現在はマレウスさんの魔法領域に囚われている人々の夢にIDを振り分ける作業もかなり進んでいる。」
オルト:「そして不安定だった霊素シグナルトラッキングも、回数を重ねるごとに精度が上がって……」
オルト:「今は10人程度なら、危なげなく霊素を転送することができるようになっているよ。」
イデア:「最初のころはバグに怯えながら、「誰かいなくなってない?」とか」
イデア:「「何か無くなってない?」みたいな確認しながらの移動でしたからな……。」
エース:「え、なにそれ。こわ……。」
グリム:「うんうん、そりゃもう危ねー旅だったんだゾ。」
グリム:「オレ様たちは何度もピンチを乗り越えながらここまで来たんだ。どうだ、すごいだろ!」
セベク:「偉そうに。まるで貴様1匹で苦難を乗り越えてきたかのような言い草じゃないか、グリム。」
セベク:「右大将であるリリア様やお祖父様……そして行く先々で仲間に加わった人間たち。」
セベク:「彼らの助力があってこそ、僕らはここまで辿り着けたというのに。」
シルバー:「セベクの言うことはもっともだが……」
シルバー:「まだセベクと合流するよりも前、グリムはひとりで危機を乗り越えたこともある。」
セベク:「え?」
シルバー:「最初に俺がグリムたちと夢の中で出会った時のことだ。」
シルバー:「夢の主が覚醒し、夢の世界が崩壊していく中……グリムは大量の『闇』と対峙していた。」
シルバー:「ユウを後ろに庇いながら、たったひとりで。」
シルバー:「混乱の中で、諦めず戦った勇気。それがなければ、あの危機は乗り越えられなかっただろう。」
ケイト:「へぇ~! グリちゃん、やるじゃん!」
選択肢:
├ [ 本当に格好良かった ]
└ [ あの時はありがとう、親分! ]
グリム:「へ、へへーん!オレ様はオンボロ寮の親分だからな。」
グリム:「ユウの面倒を見てやるのは当然なんだゾ。」
グリム:「ソレに、オレ様たちはふたりでひとりの生徒。もし夢ん中にユウを置いてきちまったら……」
グリム:「オレ様ひとりじゃ、学園にいられなくなっちまうだろ。」
グリム:「だから頑張ったんだ。そんだけなんだゾ!!」
デュース:「ははっ! そんなことがあったら、いつもは会った瞬間にやかましいくらいに自慢してきそうなのに。」
グリム:「その1回だけじゃなく、ほかにもいーーーっぱい活躍したからだっ。」
グリム:「オレ様の武勇伝は、1週間あっても語りきれねえんだゾ。」
エース:「本当にぃ?とんでもないドジとかもやらかしたんじゃねーの?」
グリム:「そんなんしてねぇっ!」
デュース:「なら、あとでユウに話を聞いてみるか。」
選択肢:
├ [ 夢から醒めたらたくさん話そう ]
└ [ そのためには夢から醒めないとね ]
エース:「そーね。さっさと現実に戻らないと、グリムがどんどん話を忘れてっちゃいそうだし。」
レオナ:「おい1年坊ども。ピーチクパーチク囀(さえず)ってないで、夢の主をさっさと捜すぞ。」
エース:「はーい……って、いうか。この夢の主ってもうトレイ先輩で確定してるんでしょ?」
エース:「さっきからあたりに漂う、バターと甘~い匂い。」
エース:「この時点で、もうトレイ先輩の居場所は確定してるも同然じゃん。」
ケイト:「だね。んじゃ、寮のキッチンを見に行ってみますか。」
── ハーツラビュル寮‐廊下 ──
グリム:「キッチンから甘い匂いがぷんぷんしてるんだゾ。この匂いは……。」
エース:「チェリーパイに、ラズベリータルトに……。」
デュース:「アプリコットのジャムに、スコーン。それから野菜のキッシュ!」
グリム:「うーん、ウマそう! じゅるっ! いざ……」
ケイト:「はいはーい。みんな、ちょっとストップ!」
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