【ストーリー】EPISODE 7-313 決定セカンド!

| EPISODE ◆ 7-313 決定セカンド! 深淵の支配者 |
登場人物
トレイ、リドル、ケイト、デュース、エース
テキスト全文
── ハーツラビュル寮 ──
トレイ:「もうどこから話していいかわからないが、まずは……」
トレイ:「リドル、本当に無事でよかった……!」
リドル:「お前たちも無事で良かった。イデア先輩とオルト……」
リドル:「それに、レオナ先輩やシルバーたちにも感謝しなくてはね。」
ケイト:「断片的にだけど、イデアくんの部屋でのリドルくんの活躍見てたよ!」
デュース:「『S.T.Y.X.』の人から、ローズハート寮長が教本を読みながら戦ってるって聞いた時……」
デュース:「やっぱ勉強ができる人ってすげーなって!」
ケイト:「もう“勉強ができる”だけで片付けていいレベルを超えてる気がするけどね……。」
リドル:「悔しいが、イデア先輩のサポートがなければあそこまで戦えなかったよ。」
リドル:「“異端の天才”の異名は伊達ではないことを思い知った。」
リドル:「夢から醒めたら、魔導工学をもう少し深く学んでみるつもりだ。」
リドル:「というか……あれほど凄いことができるのに、なぜ普段からやる気を出さないんだ、あの人は?」
リドル:「ともかく。イデア先輩の計画通り、マレウス先輩と互角に戦えるところまでは持ち込めた。」
リドル:「……お前たちには、ボクの夢の中で迷惑をかけたね。」
リドル:「この戦いで、名誉を挽回する働きをしてみせよう。」
リドル:「お前たちも、全員気を引き締めて挑むように!」
はい、寮長!
エース:「……は? そんだけ?」
リドル:「え?」
エース:「アンタの夢で、先輩たちもセベクも全員やられちゃって……」
エース:「アンタを止められなかったら全部終わるって、手汗もビショビショで膝も震えて。」
エース:「オレたちがどんだけ怖い思いしたと思ってんの?」
デュース:「エース……。」
エース:「夢が崩壊して落ちてくアンタを引っ張り上げようとしたオレとデュースを、」
エース:「「連れて行け」って命令されたトレイ先輩とケイト先輩がどんな気持ちだったか、わかってる?」
エース:「しかもそっから何時間も行方不明!」
エース:「やっと居場所がわかったと思ったら、別のピンチで、もう……なんか……」
エース:「はぁああぁ~~…………。」
エース:「それをっ……「迷惑かけたね」の一言で、片付けんなよ。」
エース:「もっと他に、オレらにっ、言うことあるだろ!」
エース:「うっ、うう……グスッ……あー、もうやだ……ううぅ~~っ!」
ケイト:「あららら。緊張の糸が切れちゃったかな、エースちゃん。」
トレイ:「本当に頑張ったもんなぁ、エース。それにデュースも。」
トレイ:「お前たちがいなかったら今頃どうなってたか。ありがとうな。偉かったぞ。」
エース:「だーーっ! 子ども扱いやめろってば!」
エース:「ううっ、ひっ…グスッ……。」
リドル:「……こういう時に、その……なんと言うべきかわからないのだけれど。」
リドル:「トレイ、ケイト。お前たちの働きには日頃から感謝している。」
エース:「だからぁ、そういうのじゃなくって……!」
ケイト:「あはは! オレらのことはいーのいーの。」
トレイ:「それより、もっと1年生の活躍と成長を褒めてやってくれ、寮長。」
リドル:「……」
リドル:「エース、デュース。とても怖い思いをさせてすまなかった。」
リドル:「デュースのユニーク魔法の威力には驚いたよ。」
リドル:「ヴィル先輩も「強烈だった」と言っていたけれど、まさかこの身で体験することになるとはね。」
リドル:「でも、おかげでボクは目を醒ますことができた。」
リドル:「ただし、キミのユニーク魔法はまさに諸刃の剣だ。自分の頑丈さを過信して、無茶をしすぎないように。」
デュース:「ローズハート寮長……」
デュース:「押忍ッ!」
リドル:「そしてエース。」
リドル:「キミは本当に、いつもボクを驚かせてくれる。」
リドル:「あのユニーク魔法は、」
リドル:「自分の魔法と相手の魔法を入れ替えるものだね。」
リドル:「しっかり握っていたはずの魔法(カード)が、あっという間に別のものに変わって……」
リドル:「手品みたいだった!」
リドル:「悔しいけれど、一瞬何が起こったかわからなかったよ。」
リドル:「嘘つきで繊細なキミらしい……キミだけの魔法だ。」
リドル:「ユニーク魔法習得おめでとう、エース。」
エース:「グスッ……うぅっ……ひぐっ……!」
リドル:「…………ゴホン! 魔法は習得して終わりじゃない。」
リドル:「キミが手に入れた強力な切り札を適切なタイミングで使うため、」
リドル:「デュースと共に研鑽するように。」
リドル:「………以上だ。」
エース:「……30点ッ!!」
リドル:「なっ!?」
エース:「トレイ先輩とケイト先輩は……」
エース:「泣いてるオルトにもっと優しい言葉をかけてやってたし、褒めてあげてたッ!」
エース:「寮長は夢から醒めたら、魔導工学じゃなくてそういうのちゃんと学んで!」
リドル:「そ、「そういうの」と言われても……ボクはどうすれば?」
トレイ:「う~ん。エース……今のはリドルなりにかなり頑張ってたと思うぞ。」
ケイト:「リドルくんの夢で、「優しいだけの女王なんか誰もついて来ない」って言ってたのエースちゃんじゃん。」
エース:「言ったけど! 優しくて後輩を褒めまくる寮長なんて、寮長じゃないけど……でもさぁ!」
ケイト:「ははーん、エースちゃん。さてはトレイくんにヨシヨシされてたオルトちゃんに、ヤキモチやいてるな?」
エース:「グスッ、違いますぅ~。ヤキモチなんかじゃありませ~ん。」
エース:「っていうか、寮長も先輩たちもハーツラビュルの先輩なんだから、」
エース:「オレらを一番褒めて可愛がるべきでしょーが!」
デュース:「お、おい! 僕を巻き込むなよ!」
ケイト:「あはは! ウチの後輩ちゃんたちはかわいーねぇ。はい、皆まとめて、いいこ、いいこ~♪」
リドル:「ケイト!? なぜボクの頭まで撫でようとするんだ。ボクは寮長だぞ!」
ケイト:「だって、よく考えたらリドルくんも寮長だけど後輩なんだよな~って。」
トレイ:「そうだな。誕生日もエースと1ヶ月しか違わないし。」
トレイ:「あのギリギリの状態で、よく諦めずに戦った。頑張ったな、リドル。」
リドル:「………………!!」
リドル:「ボクは寮長として当然の責務を果たしただけだ。褒められることは何もしていない。」
リドル:「何度も書き損じてしまったし、埋められなかった構築式もあった。……満点には程遠いよ。」
デュース:「ドラコニア先輩からシュラウド先輩を守りきれただけで、スゲーと思います!」
ケイト:「そうそう。デュースちゃんも、エースちゃんも……」
ケイト:「リドル“ちゃん”も100点満点に、はなまる!」
トレイ:「寮に戻ったら、ケーキを焼いてお祝いしような。」
デュース・エース:「はい!」
リドル:「………………。」
ケイト:「あれ、リドルくん固まっちゃった。もしかして照れてる?」
リドル:「ぎぎ……お前たち! これ以上この話を続けるのなら、首をはねてしまうよ!!」
エース:「ちょっと、暴君ムーブ反対!そういうのがダメなんだって!」
ワイワイ
ケイト:「あ! 『ツイステ』のアプリから通知きてる。」
ケイト:「イデアくん(運営)から、アプリ更新のお知らせ……」
ケイト:「ハーツラビュルのバトルマップの準備ができたって。」
トレイ:「いよいよだな。お前たち、準備はできてるか?」
デュース・エース:「はい!」
リドル:「そうだ。お前たち、装備変更ウインドウを開く呪文を教えておくれ。」
エース:「あー、それは……。」
リドル:「ンンッ……では、いくよ。」
リドル:「『ドリームフォーム・チェンジ』!」
リドル:「『オーバーブロットフォーム』!!」
トレイ:「なんというか、以前見た時も感じたが……。」
ケイト:「その姿のリドルくん、マジで迫力満点……。」
デュース:「戦った時のこと思い出して、勝手に身体が緊張します……。」
エース:「でもさ、今回は敵じゃなくて味方で、オレたちのリーダーなわけでしょ。」
エース:「そう考えれば……クールじゃん?」
リドル:「これが、“最強の自分”……か。」
リドル:「全身に魔力がみなぎるのを感じる。」
リドル:「イデア先輩の部屋では防戦一方だったけれど、今度はボクがマレウス先輩を追い詰めてみせるよ。」
リドル:「自ら兵の先頭に立ち、罪人を国から追放したハートの女王のようにね!」
リドル:「行くぞ!ハーツラビュル総員、ボクに続け!!」

