【ストーリー】EPISODE 9 姫様への謁見

| - 姫様への謁見 - |
登場人物
ゴースト、イライザ、ジャック、トレイ、ヴィル、レオナ、ジェイド、セベク、フロイド
テキスト全文
── ナイトレイブンカレッジ ──
ゴースト:「お、思ったよりやるではないか。姫様に求婚したいという真剣な気持ちが伝わってきたぞ。」
ゴースト:「……姫様への謁見を許す。通るがいい!」
── 大食堂‐結婚式場 ──
イライザ:「……あなたたちが、私と結婚したいという方々?」
ジャック:「出てきた!アイツがイデア先輩をさらった花嫁ゴーストか。」
イライザ:「せっかく求婚しにきてくれたのに、ごめんなさい。」
イライザ:「私にはもう、イデア様という将来を誓い合った相手がいるの。」
イライザ:「彼は背が高くって、すらっとしてて……」
イライザ:「綺麗な肌で、目元が凛々しくて、でも私だけにはチャーミングな笑顔を見せてくれて……」
イライザ:「生命力たっぷりの髪の毛がランランとしていて、見たこともないような綺麗な色の唇をしていて……」
イライザ:「とってもかっこいい、完璧な方なのよ!」
トレイ:「うーん。全然イデアに当てはまらない……とも微妙に言い切れない。」
イライザ:「あなた方の気持ちは嬉しいけど、素敵なイデア様と比べてしまうと……。」
ヴィル・レオナ:「僕・俺のほうが優れているに決まってる!!」
ジェイド:「おふたりとも、完全に目的を忘れていますね。」
イライザ:「……もうっ、しょうがないわね。」
イライザ:「そんなに言うなら、あなた方が私の花婿にふさわしい“理想の王子様”かどうか、試しましょう。」
イライザ:「……じゃあまずは、ワイルドだけどお耳がキュートなあなたから。」
レオナ:「俺だな?」
レオナ:「俺はレオナ・キングスカラーだ。」
レオナ:「どんな試練だろうと関係ねぇ。」
レオナ:「……俺を選ばせてやるよ。」
イライザ:「……ごほん!」
イライザ:「わたし~~~~~♪ きっと待ってたの~~~~~~~♪」
レオナ:「…………」
レオナ:「は?」
イライザ:「そうよ~~~~~♪ ずっと待ってたの~~~~~~~♪」
レオナ:「?」
イライザ:「優しく~~~ほほえむ~~~~♪あ~~な~~た~~~~~♪♪」
レオナ:「??」
イライザ:「……。」
レオナ:「なんでコイツ突然歌い出したんだ? さ迷いすぎておかしくなったのか?」
イライザ:「却下!!!!」
バッチーーーーン!!
レオナ:「いってえ!!!!」
セベク:「なっなんだ!?突然ゴーストが平手打ちをかましたぞ!?」
イライザ:「信っじられない………………」
イライザ:「姫が歌ってるのに」
イライザ:「デュエットしてくれないなんて!!!!」
イライザ:「あなたなんか全然王子様じゃないわ!」
ジャック:「レオナ先輩……俺らの中で唯一、本物の王子なのに……。」
イライザ:「次! 金色の髪が綺麗なあなた。」
ヴィル:「やあ。僕の名前はヴィル・シェーンハイトだ。」
イライザ:「それじゃあ……ごほん!」
イライザ:「わたし~~~~~♪ きっと待ってたの~~~~~~~♪」
ヴィル:「ぼくを~~~~~♪きっと呼んでいる~~~~~~~♪」
イライザ:「そうよ~~~~~♪ ずっと待ってたの~~~~~~~♪」
ヴィル:「そうさ~~~~~♪ずっと呼んでいる~~~~~~~♪」
イライザ:「優しく~~~ほほえむ~~~~……」
イライザ・ヴィル:「あ~~な~~た~~~~~♪♪」
セベク:「なにっ。ゴーストのわけのわからない歌についていっている!」
ジェイド:「しかもハモりまで完璧ですね。」
ヴィル:「いつまでも、君とこうして歌っていられるよ。」
ヴィル:「だって……君に、僕のことを好きになってもらいたいから。」
イライザ:「素敵だわ!」
イライザ:「それじゃあ、あなたが飼ってる犬のお名前は?」
ヴィル:「……なぜ、突然犬の話に?僕は寮生活だ、犬なんて飼ってるわけ……」
イライザ:「却下!!!!」
バッチーーーーン!!
ヴィル:「いったぁ!!!!」
ヴィル:「信じられない!アタシの顔にどれだけの価値があると思ってるの!?」
ジャック:「あ、いつものヴィル先輩だ。」
フロイド:「ベタちゃん先輩もビンタされてんじゃん。」
イライザ:「口笛ひとつでピンチに駆けつける、大きな犬を飼っていないなら、王子様じゃないわ。」
トレイ:「すごく偏った王子様像だな……レオナ、ヴィル。大丈夫か?」
ヴィル・レオナ:「う……う……」
トレイ:「2人とも固まってどうした。平手打ちされたのがそんなにショックだったのか?」
ヴィル・レオナ:「動けない!!!」
トレイ:「ええっ!?」
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