【ストーリー】EPISODE 14 私たちがいるよ!

| - 私たちがいるよ! - |
登場人物
ラギー、ジャミル、シルバー、マレウス、クロウリー、オルト、ルーク、エペル、エース、リドル、グリム
テキスト全文
── サバナクロー寮 ──
ラギー:「は? オレがゴーストに求婚?レオナさんとジャックくんが捕まったから?」
ラギー:「……嫌に決まってるでしょ! レオナさんなら自力で戻ってくるだろうし、ただ働きなんてごめんッス。」
── スカラビア寮‐廊下 ──
ジャミル:「ダメだ。俺は行かない。それに、カリムもだ。」
ジャミル:「カリムに危険があったら俺の一族はただじゃすまない。」
ジャミル:「もしも俺が行こうとしたら、アイツは「面白そうだな!」と言ってついてくる。」
ジャミル:「……というわけで。自分たちのことは自分たちで面倒を見てくれ。」
── ディアソムニア寮‐談話室 ──
シルバー:「俺は行けない。親……リリア先輩とセベクなき今、残された俺がマレウス様の護衛をしなくては。」
マレウス:「僕は1人でも構わないと言っているんだがな。」
シルバー:「いえ、リリア先輩もここにいたなら俺の意見に同意してくれたはずです。」
シルバー:「そういうわけだ。力になれなくてすまない……!」
── 購買部前 ──
クロウリー:「結局、集まってくれたのは……」
クロウリー:「0人!」
オルト:「いくらなんでも薄情すぎる。」
ルーク:「心配しないでくれたまえ。私たちがいるよ!」
オルト:「ルーク・ハントさん!エペル・フェルミエさん!」
オルト:「兄さんを助けに行ってくれるの!?」
ルーク:「もちろん。助け合いは美しいものだ。」
ルーク:「それに、ヴィルの美貌がこれ以上辱められるのは耐えられないからね。」
ルーク:「エペルくんも、とってもやる気なんだ!」
エペル:「はい! 絶対に寮長を助け出して僕の力を認めさせてみせる!」
エペル:「そうすれば、もしかしたら……!」
エース:「第3陣は2人だけか。ま、フツーはこんな面倒ごとに巻き込まれたくな……」
リドル:「ボクも行きましょう。」
エース:「ええっ、なんで!? まさかトレイ先輩たちを助けるために?」
リドル:「当然それもある。ハーツラビュル寮生の失態は寮長であるボクの責任だ。」
リドル:「だが、それ以上に重要なことがある。」
リドル:「エース。キミは大切なことをお忘れじゃないかい?」
エース:「大切なこと……?」
リドル:「ハートの女王の法律、第703条。」
リドル:「『クロッケー大会で2位だった者は、その翌日女王に紅茶をいれなくてはならない』」
エース:「それがどうかし……」
エース:「ハッ!」
エース:「そ、そういえば!」
リドル:「そう。昨日のクロッケー大会で2位だったのは……」
リドル:「……ケイトだ!」
リドル:「明日になる前に、2位のケイトは寮に戻り!」
リドル:「女王……すなわち、寮長であるボクに紅茶をいれなければならない!!」
エース:「えぇ~っ!? 今は緊急事態じゃん!?なんならオレがケイト先輩の代わりに紅茶を……」
リドル:「いいやダメだ。エースは昨日、10位以下だったじゃないか。」
リドル:「ハートの女王の法律を遵守するため、必ず0時までにボクはケイトを連れ帰る。」
エース:「はあ……さすがはルールの鬼……。」
エース:「……まっ、前よりはちょっとマシになったしなによりオレには関係ないし、いっか!」
リドル:「つまり次にゴーストに求婚するのはボクと、ルーク先輩と、エペル……」
リドル:「そしてエースの4人というわけだね。」
エース:「……ってオレェ!?なんでオレもなんすか!」
リドル:「おや。キミは来ないつもりかい?」
エース:「ったりまえっしょ! なんでわざわざ苦労しに行かなきゃなんねーんっすか。」
エース:「絶対嫌だね。」
リドル:「いいだろう。なら、キミは寮に戻ってハリネズミの世話でもしているといい。」
リドル:「ボクにはエペルがいてくれれば十分だ。」
エペル:「えっ、ぼ、僕?」
リドル:「そうだよ、エペル。キミはエースと違って勇気があるね。」
エース:「……は?」
リドル:「うちの寮の1年生は臆病で困る。残念ながら、キミの髪の先ほども気概がないんだ。」
エース:「……は??」
リドル:「まあ、弱虫に来られても邪魔なだけだからね。足手まといがいなくて、かえって幸運だった。」
エース:「はあ~~!?」
エース:「エペルも、寮長も、オレが行ったら出る幕なんかないっつーの!」
リドル:「おや? そうなのかい?」
エース:「とーぜん。オレが、かっこいいプロポーズでバッチリ姫様の心を奪っちゃうし。」
エース:「オレに夢中な花嫁を、寮長は指くわえて見ててください!」
ルーク:「ふふふ。ムシュー・ハートはアマノジャクなところが可愛いね。」
リドル:「ふっ。ハーツラビュルの寮生たるもの、トランプ兵のように一致団結せねばなりません。」
エース:「……つってもこのメンバー不安しかないんだよな~。」
エース:「ルーク先輩はともかく、寮長とエペルって花嫁より小柄だし……」
リドル:「エース、首をはねられたいのかい?」
エース:「なんでもないっす!!!」
オルト:「まとまったかと思ったらもうもめてる……0時の誓いのキスまであと4時間しかないのに。」
オルト:「お願いユウさん。」
オルト:「4人が揉めないように、ついて行ってあげて!」
────
選択肢:
├ [ わかった ]
└ [ いやだ ]
── 分岐:【わかった】 ──
オルト:「ありがとう! ユウさんならきっとそう言ってくれるって信じてたよ。」
── 分岐:【いやだ】 ──
オルト:「そのリクエストは承認できません。」
グリム:「オレ様はヤなんだゾ。だって1つも得がねーじゃねえか!」
エース:「そもそも頼んでねーし。グリムは来る必要ないだろ。」
グリム:「にゃ、にゃにっ?」
オルト:「確かにグリムさんが花嫁に選ばれる確率を計算すると……」
オルト:「限りなくゼロに近いね。」
グリム:「ぐぬぬ……行きたくないけどそう言われると腹が立つんだゾ。」
グリム:「グリム様の魅力をわからせてやる!やっぱりオレ様も行くんだゾ!」
ルーク:「みんな花嫁の愛を得るために必死になっているんだね。なんて美しいことだろう!」
クロウリー:「結婚式までの残りの時間を考えるとこれがラストチャンス。」
クロウリー:「次に『オペレーション・プロポーズ』が失敗すれば……」
クロウリー:「シュラウドくんの命はありません。」
ごくり……。
クロウリー:「花嫁ゴーストは、「誰も正装して来ない」と怒っていました。」
クロウリー:「念入りに『理想の王子様対策』を打ちましょう。」
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