【ストーリー】EPISODE 12 この星に誓って

| - この星に誓って - |
登場人物
オルト、グリム、イデア、デュース、トレイ、エース、ケイト、リドル、エペル、ジャック、ルーク、ヴィル、カリム、ジャミル、フロイド、ジェイド、アズール、ラギー、レオナ、リリア、シルバー、セベク、マレウス、クロウリー、デュースの母
テキスト全文
── 宇宙 ──
オルト:「…………。」
オルト:「(やっぱり兄さんはすごいや。本当に、宇宙まで来ちゃった……)」
オルト:「(これだけ星に近づいたら、願いは届くかな?)」
オルト:「(兄さんやデュース・スペードさんトレイ・クローバーさん)」
オルト:「(それから、グリムさんやユウさん)」
オルト:「(そしてみんなの願いが、叶いますように……!)」
── 学園裏の森‐大樹 ──
グリム:「おお~!雲が消えて、星が見えるようになったんだゾ!」
イデア:「オルトが勢いよく突き破ったことで雲を吹き飛ばしたんだ。」
デュース:「!?」
デュース:「見てください! あの光!」
トレイ:「ありゃいったいなんだ……?」
デュース:「1つ……2つ……どんどん増えてくる。」
デュース:「ひょっとして『願い星』……」
デュース:「オルトだ!」
デュース:「オルトが運んでいった『願い星』が流星みたいに空から降り注いでるんだ!」
エース:「え? え?なんか空から降ってきてるんですけど!?」
ケイト:「ちょ、この星空映えすぎでしょ!」
パシャッ!
リドル:「『願い星』を大樹ではなく宇宙に飾り付けるなんて……」
リドル:「ルール違反だよ。」
エペル:「どんだば!」
エペル:「な、流れ星がいっぱいだぁ!」
ジャック:「ああ。綺麗だな。こんなにたくさん、見たことねぇ。」
ルーク:「なんと美しい……また新しい「美」をこの目で見ることができた。」
ルーク:「トレヴィアン!」
ヴィル:「あの芋っぽい3人が“星送りの衣”をどう着こなすかと思ったら……」
ヴィル:「このロケーションは反則だわ。」
カリム:「すげーな、今年の『星送り』!!お前もそう思うだろ、ジャミル?」
ジャミル:「ああ。いろんなことが些末に思えてくるよ。」
フロイド:「あっは! 空、すっげー!オレも空飛んで、もっと近くで見てぇなー。」
ジェイド:「『星送り』当日に流星群が活発化するなんて偶然ではないでしょうね、アズール?」
アズール:「考えられるとすればイデアさんの仕業でしょう。」
アズール:「この天体ショー……無償とは惜しすぎる!」
ラギー:「いやぁ……すごいッスね、オルトくん。あんな高いところまで行っちゃうなんて……」
レオナ:「いつまで眺めてるつもりだ、ラギー儀式は終わったんだろ。帰るぞ。」
リリア:「マレウスのヤツ、もったいないのう。顔を出したかと思ったら、すぐに帰りおって。」
シルバー:「雲行きが怪しくなったのでセベクが寮に連れ帰ってしまったようです。」
セベク:「マレウス様! も、申し訳ございません!」
セベク:「この悪天候の中でも、『星送り』の儀式は実行されたようでして……」
マレウス:「構わないさ。僕には流星なぞ珍しくもない。」
マレウス:「逆に、星だけが裏切らないとも言えるがな……。」
クロウリー:「『願い星』の影響でしょうか……わずかですが大気中の魔力に変動があるようですね。」
クロウリー:「いやはや、一時はどうなることかと思いましたが興味深い結果を得られました……フフ。」
プルルル……
デュース:「ん? 電話……母さんから?」
デュース:「もしもし?」
デュースの母:「デュース、空見てる!? ヤバくない!?たくさんの流れ星がシャワーみたいで!」
デュース:「ちょっと、すごいテンションだな。うん。僕も見ていたよ。」
デュース:「だって僕は『スターゲイザー』なんだから。」
デュースの母:「本当に、あのナイトレイブンカレッジの代表を勤め上げたんだね。」
デュース:「ああ。もうあの頃の僕じゃない。この星に誓って……」
デュースの母:「急に真面目ぶっちゃって、どうしたの?……ふふっ。母さんも、あんたが誇らしいよ。」
デュースの母:「それじゃ、もう切るね。」
デュース:「うん。電話ありがとう。」
デュース:「母さん……「誇らしい」って……」
デュース:「……グスッ。」
トレイ:「おふくろさんから電話か?」
デュース:「あっ、ク、クローバー先輩!ち、違うんです、この涙は……」
トレイ:「はは、さては流星にみとれてまばたきするのを忘れてたんだろ?」
トレイ:「本当に……まばたきするのが惜しいくらいだ。最高の『星送り』になったな。」
デュース:「…………」
デュース:「ハイッ!!」
デュース:「いつか、もっと大きな願いを叶えて母さんを喜ばせたいです。」
トレイ:「ああ。応援してる。」
イデア:「……さて。もうすぐオルトが戻ってくる。」
イデア:「ここから見た景色のこと、教えてやらないと。」
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