【ストーリー】EPISODE 0 リリアの願いごと

| - リリアの願いごと - |
登場人物
リリア、トレイ
テキスト全文
── ディアソムニア寮‐リリアの部屋 ──
リリア:「わしの願いは……」
リリア:「『人間も妖精も、世界中の種族が仲良く暮らせますように』」
トレイ:「はは、これはまた……ずいぶんスケールの大きな願いだな。」
リリア:「同じ種族であっても笑顔で手を取り合うのは容易なことではないが」
リリア:「異なる種族ともなれば、それは一層難しい。」
リリア:「お互い歩み寄ることができず、幾度も争いが起きたことはお主も歴史を学んで知っておろう?」
リリア:「しかし、わしはそんな歴史をくり返してほしくない。」
リリア:「だから、『星送り』のたびに同じことを願っているんじゃ。」
トレイ:「……なるほど。」
トレイ:「リリアの想いはわかった。」
トレイ:「でも、普段のお前の破天荒さを考えると意外を通り越して、信じがたいんだよな。」
リリア:「ひどいのう~~! 愛らしいわしらしい無垢で清らかな願いじゃろうが!」
トレイ:「リリア。いつも思うが、それを自分で言うからダメなんじゃないか?」
リリア:「トレイ。お主、その歳で疑り深いのは損じゃぞ!」
リリア:「この目を見てみろ、嘘をついているように見えるか?」
トレイ:「え? お、大きな目だとは思うが……」
リリア:「そうじゃろ? 大きくて、宝石のようにキラキラ輝く純粋な瞳じゃろ?」
トレイ:「いや、そこまでは言ってな――」
リリア:「というわけで、わしはこの瞳に映るすべての者たちが平和に仲良く暮らす世界を望んでおる。心からな。」
トレイ:「わかった、わかった。信じるよ。まったく、リリアは相変わらず底が知れないな。」
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