【ストーリー】EPISODE 0 セベクの願いごと

| - セベクの願いごと - |
登場人物
セベク、イデア、オルト
テキスト全文
── ディアソムニア寮‐セベクの部屋 ──
セベク:「ふっ……僕の願いはただ1つ!」
セベク:「『世界中が若様の前にひれ伏しますように』」
イデア:「ねえ、オルト。この人……ええと、セベク氏だっけ?」
イデア:「「世界中」とか「ひれ伏す」とか……願いごとがミドルスクール生みたいで痛々しいんですけど。」
イデア:「ラスボス横にいる下っ端キャラでも最近なかなか言わないよ、こんなん。」
オルト:「兄さんの言葉を否定するつもりはないよ。でも、本人は楽しそうだからいいんじゃないかな。」
セベク:「む……「ラスボス」とはなんだ。ソイツは我が主、マレウス様より強いのか?」
オルト:「あ、さっきの「若様」ってマレウス・ドラコニアさんのことだったんだね。」
オルト:「ラスボスっていうのは、ゲームの最後に登場する強い敵のことだよ。」
オルト:「架空の存在だから、どっちが上かはわからないなあ。」
セベク:「ふん、実在する者ではないのか。ならばやはり、この世界で最強は若様だな!」
イデア:「………へぇ? そうですか。ふーーーーーん。」
イデア:「「世界最強」とはまた大きく出たものですなぁ~~。」
セベク:「……含みのある言い方だが、異議でもあるのか?」
イデア:「別に否定はしませんけどね~? ラスボスと言えばプレイヤーを一番苦しめる難敵……」
イデア:「実際にいたら、はたしてセベク氏の言葉通りになりますかねぇ……。」
セベク:「まさか若様が負けると言いたいのか!?この、無礼者め!!!!!!!」
オルト:「(兄さんがセベク・ジグボルトさんに絡んでる……よっぽどさっきの言葉が気にくわなかったんだなあ)」
オルト:「(昨日遊んでたゲームのラスボス、攻略難易度高くて倒すのにかなり時間かけてたもんね)」
オルト:「ただ、兄さんまでミドルスクールの学生みたいなノリになってるけど……」
オルト:「僕以外の人と仲良くなるのはいいことだし止めないでこのまま眺めていようっと!」
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