ヤオロウ
No. | 75 | |||
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名前 | ヤオロウ | |||
種類 | 前菜 | |||
イラスト | 隼熙 | |||
CV | 田中あいみ | |||
レアリティ | ★★★ | |||
スキル | A | 盛付 | C | |
HP | D | 攻撃 | A | |
攻速 | A | 命中 | A | |
防御 | D | 回避 | D | |
料理スキル | 肉電波 Lv5 妨害電波を発し、敵全体の攻撃力-62%。5秒間持続する(累積不可) 【料理スキル回数: 1】【CD: 0.5s】【必要厨力: 4】 | |||
固有スキル | コラーゲン Lv5 3回攻撃するごとにランダムに敵1体の防御力-40。10秒間持続する。 | |||
盛付 | 主菜を含むキュイ2体のみと隣接時: 全キュイの料理スキル消費+1。料理スキルのリセット時、CD-60%(5秒まで) | |||
専属ソース | 未実装 | |||
入手方法 | 限定 |
キュイの資料
ヤオロウは中国江蘇地域の伝統料理であり、淮安・揚州地域の代表的な冷菜である。肉は赤く、皮は白く、つやつやと透き通り、煮凝りが水晶のように透明であることから“水晶ヤオロウ”の別名がある。
ヤオロウは明朝に生まれ、伝説によると、鎮江のシェフが豚足を塩漬けするときに誤って硝石(亜硝酸ナトリウム)を塩と思い肉に擦りこんでしまったことに始まる。次の日に漬けていた入れ物を開けてみると、豚足の肉が変質しておらず、それどころか身が締まり、より鮮やかな赤色になっていた。そのうえ、その豚足を5種類の調味料で一時間ほど煮込むと、鍋の中からは芳醇な香りが放たれ、それに近所の人たちが次々と引き寄せられてしまったほど。これをきっかけに店も有名になったという。当時、この料理は硝肉(シャオロウ)と名付けられた。その後、“硝肉”はあまりいい響きではないということで、ヤオロウに改名され今に至る。
300年余りの紆余曲折を経てヤオロウも変化を遂げている。異なる部位は切り分けられ、食感の異なる様々なヤオロウが作られる。たとえば前足の腱の部分は筋が多く、柔らかく、断面が眼鏡のようにも見えることから“眼鏡肴(イェンジンヤオ)”とも呼ばれる。前足の蹄の周りの肉は、中国の昔の官吏が着用した玉飾りつきの帯のように曲がっていることから“玉帯鉤肴(ユウダイゴウヤオ)”と呼ばれる。後ろ足の小さい骨とつながった赤身は“添灯棒看”(ティエンドンバンヤオ)と呼ばれるなどなど……様々な風味が、好みの異なる客たちの舌をうならせる。そしてヤオロウはその名を世にとどろかせ、中華人民共和国設立当初の国宴である“開国第一宴”でも優れた料理として選ばれたのである。