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リリーのプロフィール

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作成者: ゲストユーザー
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リリー
'Lily'
神徒リリー
Adyocate of God, 'Lily'

プロフィール

性別タイプ種族
女性不明

英装 職業 武器 出身 不明 「誕生日 不明 身長 148cm 3サイズ 79/47/78 年齡 不明 体重 不明

英装十賢臣
職業研究者
武器素手
出身不明

誕生日不明年齢不明
身長148cm体重不明
3サイズ79/47/78

趣味他者の感情をデータ化すること
特技古代文明の遺物の調査
人の顔をじっとみつめる
長所他者から何を言われても気にしない
短所一般的な倫理観からずれている
性別タイプ種族

英装
職業
武器
出身

誕生日 年齢
身長 体重
3サイズ

趣味
特技
長所
短所

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エピソード

底知れぬ少女

オルダーナ帝国魔導研究院最高研究員にして、帝国評議会議員…“十賢臣”の1人。


リリーは帝国皇太子ローランドより抜擢を受けて帝国組織に加入したとされているが、その素性は不明であり、ローランドとどのような形で出会ったのかすらも分かっていない。

一説ではリリーの方からローランドに接触を図ったとされ、ローランドは自身の目的のため、彼女の能力が有益であると判断し、登用したとも言われている。


帝国組織の魔導研究院に入ったリリーは、すぐに頭角を現し、数々の新たな技術を提案。

それらはこれまでの魔導技術レベルをはるかに凌駕するものであったが、それだけにその時の帝国が保有する施設や関連技術では残念ながら実行不可能なものばかりであった。

ただ、リリーの提案により魔導技術理論が飛躍的に進歩したことは紛れもない事実で、彼女はその功績により半年も経たずして魔導研究院最高研究員に抜擢されることになる。

それと同時にローランドは、彼女を十賢臣の一員に推薦する。

だが、いかに皇太子からの推薦とはいえ、リリーがまだ帝国府に務め始めてまだ間もないこと、そしてその外見がまだ幼少であることから反対意見も数多くあった。

それを黙らせたのは魔導研究院最高研究員の前任者コッポラであった。

彼は十賢臣の人員選定会議において、こう語った。


「私はリリー殿の十賢臣就任を支持する。

確かに彼女は魔導研究院に入ってまだ間もない。

だが、私は確信している。リリー殿は私より数倍優秀な研究者だと。

それこそ、私のこれまでの研究人生が無駄に思えるほどの…」


皇太子からの推薦に加え、同じ分野の専門家からの支持も表明されたこともあり、リリーの十賢臣就任に反対していた者たちは沈黙を余儀なくされ、晴れて彼女は十賢臣入りを果たすことになった。


なお、同じく若くして十賢臣に就任した者としてゼクスがいるが、そちらも就任時に反対が多かった。そのため、皇帝派と皇太子派が裏で取引を行い、それぞれの就任を認めたとする噂も当時流れていた。


十賢臣となった後のリリーは、帝国の重鎮として、またローランドの側近の1人として、オルダーナ帝国領内を神出鬼没に活動。

研究職にありながら、帝都にいることは少ないと言われている。

謎多き研究者

十賢臣に就任後、リリーはその活動範囲を大きく広げたが、研究に向かう態度は以前とまったく変わらなかったという。

元々風変わりな性格、言動で知られる彼女だが、研究をしている以外の、プライベートな時間を過ごしている姿を見た者はほとんどいない。

ある時、研究に没頭したリリーが、数日間に渡って睡眠や食事を一切取らなかったことがあった。

それに気づいたリリーの助手は心配し、彼女に休憩をとるように勧める。

するとリリーはこう答えた。


「睡眠、食事…?

あぁ、そうですね。すっかり忘れてました。

気が向いた時に取ることにしましょう」


そう言っただけで彼女はその後もひたすら研究を行い、睡眠や食事を取った形跡はなかったという。


また、リリーは普段から笑顔を絶やさず、それ以外の表情をほとんど見せることはない。

そのため、リリーと接した者は彼女が何を考えているのかまったくわからず、長く接すれば接するほどある種の不気味さ、底知れなさを感じるという。

リリーの前任の魔導研究院最高研究員であるコッポラなどは、彼女と初めて対面した時の印象について「人ならざる者と話しているような感覚にとらわれた」と手記に残している。


そんなリリーでも興味がある対象には積極的に関わりを持ちたがるとされ、その数少ない対象のひとつが彼女と同じ十賢臣の1人である参謀局情報室室長のエリザだと言われている。

エリザは常々リリーに対して対立的な態度を取っているとされているが、リリーの方ではそんなエリザの言動を観察することを娯楽のひとつとしている節があり、会議などで同席した際は意図的に挑発的な発言を行い、彼女の反応を楽しんでいるという。

エリザがリリーに対立的な態度を取っている理由は皇太子ローランドの存在が大きく絡んでいるとされているが、一方のリリーがなぜエリザに興味を抱いているかは不明である。

秘めたる実力

帝国組織内においてリリーは魔導師としてよりも研究者としての側面が強く、積極的に戦闘に加わることは少ない。

そのため、戦闘能力が低いと思う者も少なからず存在している。

だが、彼女とともにある街に調査へ向かった女性研究員から、そんな認識を覆す興味深い証言が得られている。


「私はリリー様とともに、異常な魔力が感知されたある街へ現地調査に行って来たんです。

事前の報告によれば“空間のひずみ発生によるものと思われる魔力異常”となっておりましたが、その実態は大きく異なっていました。

本当は、謎の集団が街の地下で封印された巨大魔獣を蘇らせようとしてたんです。

現場を調査してそれを知った私はすぐに帝都に連絡して、対応できる部隊を呼ぼうとしました。

ですがリリー様はそれを止めさせ、1人でその集団の元へ向かい、彼らにこう言い放ったのです。


『面白そうな実験をしてますね。私が手伝ってあげますよ』


次の瞬間、謎の集団は見たこともない魔法で捕らえられ、そして次々と魔獣の封印を解くための生贄にされていきました。

そのあまりに残酷な有様を、私は直視することはできませんでした。

そして彼らの断末魔がおさまった後、今度は封印が解かれた巨大な魔獣が出現したのです。

魔獣は目の前にいるリリー様に向かって咆哮を上げて、巨大な腕を振り下ろしました。

その攻撃に小柄なリリー様など一溜まりもない…。

そう思った私ですが、目の前で展開した光景はまったく違ったものでした。

なんとリリー様は指一本動かすことなく、魔獣の攻撃を受け止めてしまったんです。

そこからは一瞬でした…。

リリー様の背後に突如転移ゲートが現れ、魔獣を吸い込んでいったのです。

抵抗する魔獣でしたが、わずか数秒後には悲鳴をあげながら転移ゲートの中へと吸い込まれていきました。

そして事が終わり、呆然としている私にリリー様はこう告げられました。


『今回の件の報告書は私が作成しますね。

調査への同行、お疲れさまでした』


リリー様はいつもと変わらぬ笑顔を浮かべたままでしたが、あの時ほどその“変わらぬ笑顔”が恐ろしいと思ったことはありませんでした…」

白の研究所

十賢臣の一員であるリリーは、他のメンバーと会議などで同席することは多いが、その関係はあまり良好とは言い難い。

理由はリリーが他のメンバーを軽んじた態度をとることが多いためである。

前述したエリザとの仲は言わずもがなであり、他のメンバーの発言や意見に対してもふざけたような反応を示すことが常だという。

ただ、リリー自身は彼らと揉める気はないようで、意見が対立した際はあっさりと謝罪して引き下がることがほとんどである。

(ただし、その「あっさりと謝罪する」態度が、逆に相手の怒りに火を付けることも多い)


だが、そんなリリーが口論でまったく引かず、言い合いを続けた相手がいたとされる。

それは、創神教団を統べるマジャ大司教だったという。

その口論は、十賢臣のみの会議で神話時代のことを話していた時に起きたとされるが、詳細などは一切分かっていない。

ただその後のリリーは、マジャに対して自らは決して近づこうとしないことから、両者の関係は推して知るべしのものなのであろう。



そんな、十賢臣の中でも様々な意味で“浮いた”存在であるリリーだが、その地位を維持できているのは皇太子ローランドの後ろ盾以上に、やはり彼女の特殊な才覚によるものであろう。

現在、帝国内のリリーの公の肩書は「魔導研究院最高研究員」、そして「帝国評議会議員(十賢臣)」のみだが、実はそれ以外に「白の研究所」と呼ばれる秘密施設の所長も務めているとも言われている。


「白の研究所」…現在その存在は噂で語られているのみで、公には認められていない。

そのため、施設の実在を疑う者も多いが、その情報や所在を探った人間が幾人も不可解な失踪を遂げているのもまた事実である。

噂によれば、白の研究所は帝国内でもリリー以外は皇太子ローランドと、ごく一部の関係者にしか知らされていない施設だと言われている。

そして、その施設においてリリーは「エーテル」の研究を行っているという。

「エーテル」は人間や魔獣が生まれながらに持つ生命力であり、魔力の源であるが、それだけに収集は非常に困難とされている。

ただ、それは“まっとうな方法”での話である。

白の研究所ではリリー主導のもとで、まっとうならざる、非人道的な方法で人間や魔獣たちよりエーテルを抽出して、実験に使っているのだという。


またある筋からの情報では、彼女はエーテル研究の鍵となる少女を捕らえることに成功し、白の研究所に一時拘禁したとされている。

その後、帝国からの脱走兵の襲撃を受けて少女を取り逃したが、すでに十分な情報を入手することに成功しており、それを元に研究を次なる段階に移行するつもりなのだという。


リリーの研究は一体何を目的とし、どこへ向かうつもりなのであろうか…?

神徒

オルダーナ帝国十賢臣であるリリーが、隠し持っていた力を解放した姿。


その姿は、常人が見たのならば正気を保っていられないほどの禍々しさをまとっており、行使できるカも以前とは比較にならないほど強力だという。

また、オルダーナ帝国の騎士程度ならば"神兵"と化して、自身の下僕として操ることもできる。


「うふふっ⋯どうですか、私の真の姿と力は?

滅多に見せたりはしないのですから、恐怖とともにしっかりと記憶に刻んでくださいよ」



ちなみに、この姿の彼女がまとっている装束は、いにしえから存在するある女神の神徒がまとうものだとされている。

そのことから、リリーはその女神に忠誠を誓っているものと思われるが、女神がどのような存在なのかは資料が残っておらず、詳しいことは判明していない。

その活動

リリーはモルダナ大陸西部にある、とある巨大施設において極秘の計画に従事しているとされている。

そこはまるで都市ほどの広大さを誇る上、未知の技術がいくつも使われているため、多くの科学者、研究者は設備の使用方法すら分からずに戸惑った。

だが、リリーだけはまるで初めからすべてを把握しているかのように活用し、的確に部下たちに指示を出したという。


一方で、そこでのリリーの部下に対する扱いは、帝都や自身の研究所にいた頃よりも苛烈さを増していたと言われており、彼女に余計な意見具申した者が何人も行方不明になっている。


「黙って私に従っていればいいのですよ。

道具が意見するなんて話、聞いたことありませんからねぇ」

造りし者

リリーはモルダナ大陸西部の巨大施設に赴く直前まで、極秘の計画に必要不可欠なある"モノ"を自身の研究所で造っていたとされている。


その"モノ"とは⋯なんと"人間"で、リリーの研究所に囚われていたある1人の少女の情報をもとに造られたのだという。

そのような恐るべき行為を実行していたにも関わらず、リリーに別段変わった様子はなく、彼女が自身の行いにどのような考えを抱いていたのかは推し量ることすら困難である。

ただ、計画に従事した者たちの間で、次のような話が伝わっている。


ある研究者が、自分たちの手によって次第に形となっていく1人の少女の姿を見ながら、次のように呟いたことがあった。


「人間を造るなんて⋯本当に許されるのか?」


それは、人間としての禁忌を犯したことに対する、恐れから出た吐露であったのであろう。

その言葉は計画に対して疑問を投げかけるようなものであったが、周囲にいた同僚たちは誰も咎めようとはしなかった。おそらくは彼らも、ある程度同じ思いを抱いていたのであろう。

だが、リリーだけはその者に対してまるでゴミを見るかのような視線を向け、冷ややかにこう告げたという。


「許されているのです、私は⋯」

思惑

リリーは、帝国皇太子ローランドが主導するある壮大な計画で重要な役割を果たしているとされているが、それはそもそも彼女がローランドと出会う以前より計画されていたものであり、彼女がそこに参画したことで加速したと言われている。

計画の情報は、帝国の中枢たる十賢臣の中でも一部にしか知らされていないとされ、成功すればこのグランゼリアの有り様を一変させてしまうほどのものだという。


ただリリー自身は、ローランドが計画で掲げている目的とはまた別の思惑があるとの噂も流れていた。

むろん、ローランドの方でもリリーが油断ならぬ存在で、その力が計り知れないことに気づいていたがローランド自身はそれを放っておいたようだ。

しかし、彼の側近はそれを許さず様々な手段でリリーの思惑を探ろうとしたが、調査に向かった者たちは1人たりとも戻ってはこなかったという。


真の姿を現したリリーは、一体このグランゼリアで何を行おうとするのであろうか⋯?


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