プリマヴェーラのメモリー
プロフィール
プリマヴェーラ | ||||
---|---|---|---|---|
身長 | 144cm | 体重 | 34kg | |
血液型 | AB型 | 誕生日 | 11月24日 | |
ラメント | リバーブ (日 / EN) | |||
Song by | ダズビー | |||
CV | 高野麻里佳 | |||
魔女の力の代償で、 光を失った盲目の歌姫。 上級 貴族の令嬢で、名のある歌姫だった母と共に多く の舞台で歌を披露してきた。 上品で令嬢としての 気品を備えているが、音楽にはうるさい一面もあ り。 |
メモリ一
1話
プリマヴェーラ……それは 『至高の歌姫』 にのみ与
えられる名。
全歌姫の憧れにして、皆を導く劇場の華。
わたくしの母はプリマヴェーラだった。
こんな時代だからこそ歌で皆を元気にしたい、
希望の歌で世界を包みたい……
それが母の口癖だった。
いつしかそれはわたくしの願いにもなった。
いつか母のような歌姫になって世界中の人に
希望の歌を届ける。
まだ母には遠く及ばないけれど、 歌姫の一人と
して、わたくしも、美しく、 華麗に、皆の心を
射止めてみせますわ。
2話
時は巡りーわたくしは美しく成長した。
お母様はまだまだ子どもだとおっしゃるけど、
もう立派なレディーですわ。
舞台のトリを飾った事もありましてよ。
なのにお母様は 「まだまだね」 って
わたくしを認めてくださらない……
確かに母には遠く及びませんが……
いつかその名を継承して、美しく華麗に、
舞台に咲き誇ってみせますわ。
わ、わたくしは、 他の姉様達とは違って、
その名にそこまでの執着はありませんけど!
それに、歌はわたくしにとって生き甲斐……
『至高の歌姫』 の称号が欲しいから、
舞台にいるわけではありませんわ。
歌が好きだから、わたくしはここにいるんです。
3話
舞台の上から見る景色が好きだった。
わたくしの歌に人々が歓喜する姿を見るのが
大好きだった。
当時のわたくしの瞳には
美しいものしか映っていなかった。
いいえ見ようともしなかった。
他の歌姫の嫉妬も、貧民の憤りも……
それがやがて大きな波となって
わたくしの運命を大きく歪める事も……
——何も、見えていなかった。
ある日の事······
上演中、 突然母の声が出なくなった……
どうしてお母様の声が……。
観客達が異変に気が付いた時、母は喉を抑えて
のたうち回った。
4話
みんながパニックに陥る中、 突然何かに取り憑かれ
たように母が歌いだした。
……だけど、これは何?
頭が痛い......
声は聞こえない筈なのに、歌が、
直接脳内に叩きつけられた。
これが歌姫の歌? いいえ違う。
お母様の歌はもっと綺麗で優しかったもの!
そして母の歌を聞いた一部の少女達が、
感化されるように歌いだした。
……魔女の呪いの歌を。
魔女の歌が響き合う中、 その歌に呼応するように劇
場に亀裂が走った。
逃げ惑う観客の波に抗いながら、 わたくしは
必死で呼びかけた……
お母様、 正気に戻って!
5話
声を失ったから、 魔女になったのか。
魔女になったから声を失ったのかは
分からないけれど。
母は歌い続けた……
崩壊する劇場で、皆が悲鳴を上げて逃げる中。
わたくしはそれを立ち尽くして見ていた……
駆け寄る事もしないで。
美しい世界は一瞬で壊れた……
魔女の歌が壊してしまった。
もう嫌……あんなのお母様じゃない……
もう何も視たくない。
騒ぎを聞きつけた騎士達が押し寄せ、
劇場はさらに荒れ果てた。
魔女となった少女達を騎士達が一斉に処刑した。
鮮血が散る中、 わたくしは縋る想いで舞台を
見上げた。
そして一大きく息を吸い込んだ。
6話
歌は心、祈るように歌えば届く。
そうですわよね? お母様……
だったら、 わたくしの歌で……お願い 届いて!
わたくしは無我夢中で歌った。
母の心を取り戻すために。
その時だった……母がわたくしを見た。
暗い影を宿した瞳に、ひとかけらの優しい光が宿っ
た。
そして、こういった…… プリマヴェーラ、と。
まるで時が止まったようだった……
あの時、母はわたくしにプリマヴェーラを、
希望の歌姫を継承させた。
だけど、 その刹那……母の体が剣に貫かれた。
騎士に貫かれながらも母は歌い続けた。
だけど、わたくしは・・・・・・その気高い姿から眼を逸ら
し、そして願ってしまった――いっそのこと、 何も
視えなくなればいいのにって。
その時だった……突然視界が歪み、世界から色が消
え始めた。
……っ! 違う、おかしいのは世界じゃなくて、
わたくし?
視えない、何も……色も、光も、
全部……消えちゃった……っ
7話
気付いた時、わたくしは暗い世界を一人彷徨って
いた。
あの後どうなったのか、どうしてここにいるのか
……分からない……
光を失った、今のわたくしには、何もつ……
母は声を失ったから、わたくしは目が視えなくなっ
たの?
母が魔女だから、わたくしも魔女になったの? 分
からない、 何が起きているのか、
今、自分がどこへ向かっているのかも。
そうだ、歌わないと……
だってわたくしは歌姫なんだから――
歌わないと、
わたくしはプリマヴェーラなんだから。
舞台はいつか終わるもの。
だから、わたくしが本当に壊れてしまう前に——
この歌を聞いた誰かが、
この悲劇を終わらせてくれる事を信じて……
第1話
普莉瑪維拉——
那是只有「絕世名伶」才能冠上的名字。
代表著所有女怜的憧憬,引領眾人的劇場之花。
我的母親曾經是普莉瑪維拉。
正因為活在這種時代,
我才想用歌聲帶給大家活力,讓希望之歌繚繞整個世界……
這句話是母親的口頭禪。
不知不覺間,我也有了同樣的心願。
希望有朝一日能成為像母親一樣的名伶,
將希望之歌帶給全世界的人們。
雖然我還遠遠不及母親,
但是身為一名女伶,
我也要優美又華麗地捕獲所有人的心。
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
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