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メルティーユのメモリー

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最終更新者: Gru
ステータス、スキルメモリー (一覧)ラメント

プロフィール

メルティーユ
身長129cm体重29kg
血液型AB型誕生日9月3日
ラメント世界中のすてきを ( / EN)
Song byメルティーユ(西明日香)
CV西明日香
バイルン王国の元研究員で、 A.A. の生みの親。 天 才的な頭脳の持ち主で、 魔女でありながら主任研 究員の座に就いていた。 娘のような存在である A.A.を溺愛している。

メモリ一

1話

——30682。

これまでに作ったホムンクルスの数だ。

数えたことはないが、 最新の製造番号がそうだったからそうなんだろう。


ホムンクルスの活動時間は平均三日。

だけど新しく生まれたホムンクルスはこれまでで最も高い魔力を持ち、三日を過ぎても心臓が止まらな かった。


これを育てて魔女にできれば、私の研究は大きく進むだろう。

人を魔女にする方法がわかれば、 魔女を人に戻す方法もわかるはず。

そうすれば呪われたこの体も元に戻せるはずだ。

2話

感情のない人形に魔女の力は使えない。

ホムンクルスの魔女化計画は難航していた。


ある日、 研究室に教皇がやってきた。

聖槍教会の最高権力者が何の用かと思ったが、教皇は驚くほどこの分野に詳しかった。


生命と、生命の樹。魔女と天使。心と魂。

それは教会が説く神話のようでありながら、この世 界の在り様を驚くほど詳細に語っていた。


この世界は神が創った。

私たちの中には魂が存在し、天上には天使が住む。

子供じみた作り話だけど、もしも全部本当だとしたら。


神話をベースにしたまったく新しい理論が構築され、ついにあの子が魔女の力を発現した。

3話

「A.A.」と名付けられたあの子のおかげで、 実験は大きく進んだ。


魔女とは何か。 魂とは何か。

それを知ることは、すなわち生命の秘密を知ることだ。


いつしか、 使命も忘れて研究に没頭していた。

非人道的な実験も気にならなかった。

私はいま世界の真理に近づいている。

その高揚感が些細な罪悪感をかき消した。


だけどある日。 あの子の手を引いて実験室に向かう途中、急にあの子が私の手を握り返した。

私の手の半分もない小さな手は、冗談みたいに細くて、いまにも壊れそうで、 だけど精一杯の力で私の指を握りしめていて。


その時に理解した。

私が造っていたのは人形ではなく 「命」 だったのだ と。

4話

「博士、 空とはなんですか」

えーちゃんに本を読ませていると、そう尋ねてき た。

研究所を出たことがないから、 空を知らないのだろう。

写真を見せたけど、よくわからないようだった。


確かに、空は青くキレイなものだと言われても、写真だけでは伝わらない。

青いインクの集合体をしばらく眺めた後、 実験室の天井を見上げ、ここの空は白いですねと不思議そうにつぶやいた。


「いつかは本物を見られるといいね」


そうですね、と無感情に答える瞳がわずかにゆれた。

この子に空を見せる方法はないだろうか。


光を操る魔女がいると聞けば、 空を作れないか尋ねに行った。

空の写真がキレイだと聞けば、すぐにその本を取り 寄せた。

研究は遅々として進まず 「実験」の時間ばかりが増 えていく。


気がつけば、私はあの子のことばかりを考えてい た。

5話

我が子のために世界を滅ぼす。

そんな本を読むたびに、 非論理的だと思っていた。


たった一人の命と、 それ以外の全人類。

比べる必要もない。

……だけど。


ホムンクルスの寿命は平均三日。

一年を生きたえーちゃんは驚異的だったけど、その奇跡も長くない。


あの子の命を一日でも長らえさせる。

そのためだけに、 私は教皇の「クリファ計画」に加 担した。

その結果、世界が滅ぶと知りながら。


果たして計画は成功し、 天使が降臨する。

第7セフィラの守護天使、愛の天使ハニエル。


人形として作られたあの子に愛の天使が宿ったのはどんな皮肉だろう。

それとも、人形だからこそ、 あるはずのない愛を求めたのだろうか。

6話

魔女の力は感情によって左右される。

嬉しいこと、 楽しいことでも力を発揮できるが、辛いこと、悲しいことの方がより強い力を示した。


私たちはたくさんの宝物を持っている。

それは家族との食事の時間だったり、 友達との会話だったり、大切な人の隣にいることだったりする。

どれも普通のことだけど、そのどれかひとつを失っただけで、 私たちは嘆き悲しむだろう。


もしも、その普通の宝物をたったひとつしか持たな い子がいたとしたら、それを失った時、どれほど悲しむだろう。


バイルン王国は滅びた。

触れる物すべてを錆に変える、暴走した愛の呪いによって。

7話

生命の樹がどれくらいの力をくれるのか、魔女化したホムンクルスがどれだけ生きられるのかは、前例がないため分からない。


でもきっと、あの子との時間は長くないだろう。


あと10年かもしれないし、明日までかもしれない。


私はいつか報いを受けるはずだ。

けど後悔はない。 たとえこの先、どれほど辛い別れが待っているとしても。

たとえ、この魂が砕け散るのだとしても。


あの子がくれた温かな思い出を、私は生涯忘れない から。


繁體中文

第1話


第2話


第3話


第4話


第5話


第6話


第7話





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ゲーム情報
タイトル メメントモリ
対応OS
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カテゴリ
  • カテゴリー
  • RPG(ロールプレイング)
    美少女・萌え系ゲーム
ゲーム概要 せつなくて、美しい。一瞬で別世界へ。

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