トロポンのメモリー
プロフィール
トロポン | |||
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身長 | 154cm | 体重 | 42kg |
血液型 | A型 | 誕生日 | 5月11日 |
ラメント | Liar's Lie (日 / EN) | ||
Song by | maimie | ||
CV | 桑原由気 | ||
天才詐欺師を自称する魔女。間延びしたような喋 り方が特徴的。シスターのふりをして教会から金商品をだまし取り、困っている魔女に分け与えていた。のんびりとした態度だが、時おり毒のあることを言う。 |
メモリ一
1話
アタシは物心ついた時からずーっと、 魔女だった。
ま、そのおかげで教会を撒くのは上手くなったし、 生きるための嘘だって上手くなった。
そーやって、ついに立派な詐欺師に育ったアタシは、シスターのフリなんかして聖槍教会の信者たちから色々くすねたりできているわけである。
急に自覚もないまま捕まっちゃう魔女よりは、もしかしたらラッキーな生い立ちなのかもしれないね。
天才詐欺師魔女であるアタシのターゲット、 それは一一聖教国最強の魔女だ。
2話
なんでも、この国全体を覆ってる力の全てが その魔女のものだっていうから驚きだよね~。
それで、 ですよ。
その最強の魔女の力があれば、こんな惨めな暮らしなんてしなくてすむんじゃないかって思ったんですわ。
善は急げというし、アタシは早速巡礼者のフリをして最強の魔女が捕まってるっていう聖都を目指すことにした。
聖都に忍び込もうとするアタシを仲間に入れてくれたのは、貧しい巡礼者のご一行。
だけど彼らは、 思った以上に厄介だった。
3話
自分だって腹ペコだろうにパンを譲ってくるわ、怪我をしたら背負ってくれるわ……。
アタシの正体を知らないとはいえ、これは人ができすぎてるんじゃないかなあ?
こういう黒いところのない人間は苦手なんだよねえ。
とっくになくなったと思ってた罪悪感?
っていうので胸が傷んでしょうがない。
あー、とっとと聖都に着いてくれないかなあ。
このままだとアタシ、 浄化されちゃうよ。
そんな感じで、善人に囲まれて精神をすり減らしながら、アタシは聖都に向かうのだった……。
4話
詐欺師が最初に騙すのは誰か。
それは、自分自身なんだよねえ。
罪の意識とか善性とか、 仕事の邪魔だからさあ。
生きるためにしかたないんだ……とか、
騙される方が悪いんだー!とか、
都合いい理由を自分に信じさせてそれでようやく一人前。
だけど……こう目の前で善人の見本市を開かれると、それも段々キツくなっていく。
それでもなんとか聖都の近くまで来て、やっと解放されるって思ったとき。
アタシたちは、なんだか気味の悪い化け物に襲われた。
5話
多分これは呪いの獣だとか、災厄の獣だとか言われてる怪物だ。
巡礼者の仲間はみんな怯えちゃってるよ。
……かわいそうに。
でもここで魔女の力なんて使えば、アタシは速攻でお縄についてしまう。
悪いけど、ここは退散退散~……って、できればよかったんだけどねえ。
なんでかな……。
アタシはこの善良巡礼者一行を助けるなんて、天才詐欺師魔女の名が泣くような真似をしてしまったわけです。
6話
魔女の力を見せても、巡礼者たちは牢屋までついて来そうな勢いでアタシを庇ってくれた。
冗談じゃない、こっちはやっと離れられてせいせいしてるんだからねえ。
だけどあいつら、縛られて連れてかれるアタシに
——ありがとうって言ってくれたんだ。
……バカだねえ。 騙されてたっていうのに。
あとは牢屋にぶち込まれて、嘘つきにお似合いの末路を辿るだけ——と思ってたんだけど。
なんでかアタシは今、無事にシャバの空気を吸って るんだよねえ……。
7話
フランだとかいう田舎からわざわざ救世の旅に出てきていた領主さまに助けられたんだけど、あんまりにもこの人がお人好しすぎて心配になってくるよ……。
自分に助けを求めてくる人間がみんな、いいやつだ と思っているんだろうなあ。
あの巡礼一行とおんなじ。 自己犠牲の塊だ。
アタシが一番苦手なタイプ。
だけどアタシがもっと嫌なのは……。
いんや~、これ以上は言わぬが花ですかね。
天才詐欺師魔女を引き取ったからには、上手く使ってくださいね〜、 ご主人。 愛してますので。
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
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