ウィーラのメモリー
プロフィール
ウィーラ | |||
---|---|---|---|
身長 | 134cm | 体重 | 58kg |
血液型 | AB型 | 誕生日 | 3月3日 |
ラメント | うたかた | ||
Song by | Haruna | ||
CV | 前田佳織里 | ||
水の声が聞こえる変わった女の子。周囲の赤い魚はウィーラにだけ見えているらしく、周囲からは何もないところと会話してるように見える。独特の感性のため分かりにくいが、実際は寂しがりな女の子。とある友達をとても大切に想っている。 |
メモリ一
1話
ウィーは雨が好き。
たくさんお話が聞けるから。
遠くの国で降ったときの話とか、
近くの川を流れたときの話とか。
雨も、水たまりも、
コップの中にたまったお水も、
たくさんのお話を教えてくれる。
でも村の人たちは
お水とお話しできないみたい。
ウィーのこと、
水と話してる変な子だって、
いじわるする。
仲良くしてくれるのは一人だけ。
ルゥちゃん。
ウィーの、たった一人の、お友達。
2話
ルゥちゃんは優しい。
ウィーが雨の話をしても、
あんたはいつも変なことを言うわねって、
笑ってくれる。
だけど笑ってくれない日もあった。
そういう日は決まって
どこかに殴られた跡があって……
今日もとなりに座ったまま、
ずっとうつむいて黙ってる。
雨の話をしても「そう」っていうだけで、
こっちも見てくれない。
理由を聞いても教えてくれないし、
どうしたのかな……。心配……。
ウィーはルゥちゃんが好き。
ルゥちゃんに笑ってほしい。
どうしたらいいのかな……。
その時だった。
雨の中を泳ぐ、
真っ赤なお魚が見えたのは。
3話
すごい……!
ルゥちゃん、見て。
真っ赤で、ひらひらで、
キレイなお魚が雨の中を泳いでる。
えっ、なにもいない?
そんなことない。ちゃんといるよ。
ほら、よく見て──
「もうやめて……」
急にルゥちゃんがつぶやいた。
「どうしていつも嘘ばかり言うの……?
雨が話すとか、魚が空を泳いでるとか……!
私がこんな目にあってるの、
誰のせいだと思ってるの!!」
ルゥ、ちゃん……?
「もう話しかけないで。
あんたなんか、友達じゃない」
ま、まって。ちがう、ちがうの。
嘘じゃない。ほんとにいるの。
いかないでっ。
もう変なこと言わない、雨の話もしない、
だから、お願い、行かないで……っ。
……どうしよう。
ウィー、ルゥちゃんにまで、
嫌われちゃった……。
4話
ウィーが落ち込んでると、
杖を持った知らないお兄さんがやってきた。
魔女狩りの人がウィーを狙ってるから、
安全な街まで連れてってくれるって。
でも、ルゥちゃんは?
一緒じゃないの……?
……ルゥちゃんと、仲直りしたい。
だって、たった一人の、大切なお友達。
このまま別れるなんて、そんなの……
だけど、突然たくさんの足音が聞こえてきて、
ウィーたちは騎士団に囲まれた。
その先頭にいたのは……
……ルゥちゃん。どうして……。
5話
ねえ、ルゥちゃん……。
ウィーね、遠い国の話を
たくさん教えてもらったの。
ルゥちゃんが
面白いって言ってくれたから。
川の中の話も
たくさん教えてもらったの。
ルゥちゃんが
笑ってくれたから。
毎日、雨のお話を
たくさん聞いていたの。
毎日ルゥちゃんと
お話したかったから。
でも、ルゥちゃんが
やめてって言うなら、もうしない。
雨ともお話ししない、
変なことも言わないから……
だから、お願い……
ウィーと、また、
お友達になってください……
6話
ウィーと、また、
お友達になってください……
ルゥちゃんの目から
涙がぼろぼろこぼれていく。
悲しそうな顔をしながらも
「ごめんね」とそう言うと、
騎士の人たちに向けて
ウィーを指さした。
「あの子は魔女じゃない。
私の間違いでした」
騎士たちがいなくなると、
ルゥちゃんが抱きついてきた。
「ごめんね、ごめんね……」
ってずっと謝ってるから、
ウィーも抱き返した。
大丈夫だよ。
だって、ルゥちゃんの涙、
こんなに笑ってる。
そういうと、ルゥちゃんもようやく
笑顔を見せてくれた。
「……やっぱり、
あんたの言うこと全然わかんないわ」
やっと仲直りできたけど、
もう出発する時間になっちゃった。
お兄さんの馬車が走り出す。
小さくなってくルゥちゃんに向けて、
ずっと手を振り続けた。
さようなら。
……さようなら!
お友達になってくれて、
ずっと、ありがとう!!
7話
あれからウィーは
お兄さんの街に住んでる。
ウィーは助かったけど、
魔女をかばった人も
捕まるらしくて……。
ルゥちゃん、大丈夫かな……。
……あれ、扉のすきまに
手紙が挟まってる。
住所は書いてなくて、
送った人の名前もにじんで読めない。
そういえば、魔女に手紙を送る時は
名前を書かないって言ってた。
送ったのがバレたら危ないから。
だけど。
ウィーにはすぐわかったよ。
名前をにじませた水の跡が、
あの時みたいに笑ってるから。
……この手紙。
住所がないのに、
どうやって届いたのかな。
もしかして、自分で……
声が聞こえる。
また遊んであげるわって誰かの涙が、
扉のすぐ後ろから呼んでいる。
急いで開いた、
その先にいたのは──
第1話
小維喜歡雨。
因為可以聽到很多故事。
有的發生在很遠的國家,
有的發生在附近的小溪。
雨水、水窪和杯子裡的積水,
都會跟小維說很多事情。
可是村子裡的人好像沒辦法跟水說話。
他們會欺負小維,
說小維是跟水講話的怪胎。
只有一個人願意跟小維當好朋友。
她叫小露!她是小維唯一的朋友!
第2話
小露人很好~
就算小維把雨說的事情告訴她,
她也會露出笑容說:
「妳老是講這種奇怪的話耶。」
可是小露也有不笑的時候。
她不笑的時候,
身上一定會有被打的傷痕……
今天也是,小露坐在小維旁邊,
一直低著頭不說話。
小維把雨講的事情跟她說,
她也只是「嗯」了幾聲,完全不看小維。
小維怎麼問她都不說原因。
小露到底怎麼了……小維好擔心……
小維喜歡小露,希望看到小露的笑容。
小維該怎麼辦……
就在那個時候,
小維看見了紅色的魚在雨中游泳。
第3話
哇……!小露,妳快看~
有紅紅的、輕飄飄的、好漂亮的魚在雨中游泳~
咦?什麼都沒有?
怎麼可能,明明就有呀!
小露妳再仔細看……
「妳說夠了沒……」
小露突然低聲說。
「為什麼妳老是要說謊……?
什麼雨會講話、魚在空中游泳……!
我會變成現在這樣,妳以為是誰害的!!」
小露……?
「以後不要再跟我說話了。妳不是我的朋友。」
等、等一下,真的、是真的,
小維沒有說謊,真的有魚在游泳。
不要走!小維以後不說了,
奇怪的話和雨講的話都不說了!
小露,拜託妳,不要走……!
怎麼辦……
連小露都不理小維了……
第4話
在小維覺得好沮喪的時候,
一個陌生的大哥哥帶著一把法杖出現了。
他說狩獵魔女的人要來抓小維了,
他要帶小維到安全的地方去。
那小露呢?
小露不跟我們一起走嗎……?
小維想跟小露和好……
因為小露是小維最重要的、唯一的朋友,
小維不想就這樣跟她分開……
可是,小維突然聽見好多人的腳步聲,
小維和大哥哥被騎士團包圍了。
帶頭的人是……
……小露,為什麼……
第5話
小露,妳知道嗎……
小維問到很多其他國家的事情喔。
因為小露說這些故事很有趣。
小維也問到很多溪流裡面的事情。
因為小露聽了會露出笑容。
小維每天都聽雨水說很多事情,
因為小維想要每天都跟小露說話。
可是,如果小露不想聽,那小維就不說了。
以後不跟雨說話,也不講奇怪的話了……
所以,小露,拜託妳……
繼續跟小維當朋友,好不好……
第6話
繼續跟小維當朋友,好不好……
一顆一顆的眼淚,
從小露的眼睛裡掉下來。
她很難過地說:「對不起。」
然後指著小維對騎士們說:
「她不是魔女,是我搞錯了。」
騎士們離開之後,小露撲過來抱住我。
「對不起……對不起……」
她一直道著歉,所以小維也伸手抱住她。
沒關係喔~
妳看,小露的眼淚笑得好開心。
聽到我這麼說之後,小露總算露出了笑容。
「……還是老樣子,
完全聽不懂妳在講什麼東西。」
我們好不容易才和好,出發時間卻已經到了。
大哥哥的馬車開始往前跑,
看著小露的身影越變越小,小維不停朝她揮著手。
再見了。
……再見!
謝謝妳願意一直當小維的朋友!!
第7話
在那之後,小維一直住在大哥哥的城鎮裡。
小維獲救了,
可是包庇魔女的人好像也會被抓起來……
不知道小露有沒有怎麼樣……
……嗯?門縫裡夾了一封信。
沒寫地址,寄件人的名字也糊掉了。
這麼說起來,
聽說寄信給魔女的時候最好不要寫名字,
因為被人發現會有危險。
可是,小維還是馬上就知道寄信的人是誰了!
因為把名字暈開的水痕,笑得跟當時一樣開心。
這封信……
上面沒寫地址,是怎麼寄到這裡來的?
難道是親自……
小維聽見聲音了。
有人的眼淚在門後呼喚,說:
「我來找妳玩了。」
小維急忙打開門,然後看見——
Chapter 1
Vee loves the rain.
It has so many stories to tell.
Like about the time it poured
onto a faraway country.
Or, the time it flowed
into a nearby river.
Whether it’s rain or puddles,
or even water sitting inside a cup—
they all tell Vee lotsa stories.
But, it looks like no one
in the village can talk to water.
Everyone’s so mean to Vee,
calling her a weird girl
who talks to water.
There’s only one person
who’s nice to Vee.
That’s Lou!
She’s Vee’s one and only friend!
Chapter 2
Lou’s so nice.
If Vee talks about the rain,
Lou would smile and say,
“You always have something
weird to say, don’t you?”
But, there were some days
when she didn’t smile.
On those kinds of days,
she’d always have
a bruise or two somewhere...
Today, she’s quietly sitting next to Vee,
her eyes never leaving the floor.
Talking about the rain just
gets an “I see” from her,
and she keeps looking away.
Asking her what’s wrong
gives Vee no answers.
Why is that...? Vee’s worried...
Vee loves Lou.
Vee wants Lou to smile.
What should Vee do...?
It was then that Vee saw them—
the bright red fishies swimming in the rain.
Chapter 3
Wow...! Look, Lou.
There are pretty, bright red fishies
going flappy-flappy in the rain.
Huh? There’s nothing there?
No way—the fishies are right there.
Look carefully.
“Enough already...”
Lou muttered suddenly.
“Why do you tell nothing but lies...?
The rain talks?
Fish swimming in the sky...?
Whose fault do you think it is that
I have to put up with all this crap?!”
Lou...?
“Don’t ever talk to me again.
You’re no friend of mine.”
W-Wait...
No—you got it wrong.
Vee isn’t lying.
The fishies really are there.
Don’t go away.
Vee’ll stop saying weird things.
Vee won’t talk about the rain.
So, please—don’t go away...
...What should Vee do?
Now even Lou hates her...
Chapter 4
Vee was feeling down,
when a strange guy
with a staff came up to her.
He said the Witch Hunt people
have set their sights on Vee,
so he’ll take her somewhere safe.
But, what about Lou?
She’s not coming with us?
...Vee wants to make up with Lou.
After all, she’s Vee’s
one and only best friend.
The idea of saying goodbye
as things are is just...
But, Vee suddenly heard
the sounds of footsteps,
and she and the strange guy
were surrounded by the Knights.
Leading them was...
...Huh? Lou? Why...?
Chapter 5
Hey, Lou...
Y’know, Vee asked to hear
lotsa stories about faraway places.
Because you said
they were fun to listen to.
Vee asked to hear lotsa stories
about swimming in rivers.
Because they made you smile.
Every day, Vee listened
to lotsa stories from the rain.
Because every day,
Vee wanted to tell them to you, Lou.
But, if you tell Vee to stop, she will.
She won’t talk to the rain,
and she won’t say anything
weird ever again...
So, please...
Please be Vee’s friend again...!
Chapter 6
Please be Vee’s friend again...!
Tears begin to drip-drop from Lou’s eyes.
With a sad look on her face,
Lou said, “I’m sorry.”
Then she faced the Knights
and pointed at Vee.
“She isn’t a witch. I made a mistake.”
When the Knights left,
Lou threw her arms around Vee.
She kept saying,
“I’m sorry. I’m sorry,”
so Vee hugged her back.
It’s okay.
After all, your tears
are laughing so happily.
When she heard those words,
Vee finally saw Lou smile.
“...Just as I thought.
I have absolutely no idea
what you’re talking about.”
Vee and Lou finally made up,
but soon it was time to go.
The carriage took off.
Vee kept waving her hand
as she watched Lou grow
smaller and smaller
into the distance.
Goodbye.
...Goodbye!
Thank you for always
being Vee’s friend!!
Chapter 7
Since the day Vee said goodbye to Lou,
Vee has been living in Mister’s city.
Vee was saved,
but she heard people
who protect witches
are getting captured...
Vee hopes Lou’s okay...
...Huh? A letter’s stuck under the door.
There’s no address,
and the ink’s so blurry
that Vee can’t even read
the sender’s name.
Come to think of it,
someone said not to write
your name when sending
a letter to a witch.
You’ll be in big trouble
if you get caught.
But...Vee knew right away.
The traces of water that blurred
the sender’s name are laughing
like how they did back then.
...There’s no address written on this letter,
so Vee wonders how it even got here.
Maybe, she...
Vee could hear voices calling
from right behind the door.
Voices of tears saying,
“Let’s have fun again.”
Vee quickly opened the door,
and standing on the other side was...
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