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フレイシアのメモリー

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最終更新者: Gru
ステータス、スキルメモリー (一覧)ラメント

プロフィール

フレイシア
身長155cm体重42kg
血液型A型誕生日5月17日
ラメントさよなら ( / EN)
Song by井上苑子
CV堀江由衣
おばあちゃんが大好きな、 花売りの少女。 物心つ いた頃から魔女として迫害され、 祖母と二人山奥 で暮らしてきた。 何かと花をプレゼントしてくれ て、 花言葉に詳しい。

メモリ一

1話

物心ついた頃から私は魔女で、おばあちゃんと二人、山奥で暮らしていた。


山のふもとには小さな村があったけど、みんな私を気味悪がって、こんな場所まで追いやられてしまった。


私はいつもおばあちゃんに迷惑をかけてばかりだ。

おばあちゃんの育てた花をふもとの村に売りにいっても、魔女の花なんて気味が悪いって、誰も買ってくれない。


たまに訪れる旅人や村の外からきた人が買ってくれる程度で……

今日も一本も売れなかった。


こんなにきれいなのに……ぜんぶ私が悪いのかな。

2話

私のせいで、 また花が売れなかった……。


私が泣きながら帰ると、 おばあちゃんはいつも 優しく抱きしめてくれた。

お前のせいじゃない、 お前は悪くない……って。


魔女は災厄の源、悪いことはぜんぶ魔女のせい。

疫病も貧困も災害も、ぜんぶ呪われた子である 私がいるから起きるんだって……

ずっと そういわれてきた。


おばあちゃんだけだった……

私のこと、悪くないっていってくれたのは。


魔女の力なんて個性にすぎない。

個性は、その人が、 その人らしくあるための神様からの贈り物。

だから、恥ずかしくなんてない……

誇りに思いなさい——って。


私はそれに気づくのが遅すぎたんだ。

だから、せめてお前は間違わずに生きるんだよ——

そういって、おばあちゃんはどこか寂しそうに笑った。

3話

あの寂しそうな笑みの理由は分からないままだけど……

おばあちゃんの大きな愛情だけは伝わってきた。

だから、私はもう運命を嘆いたりしない·……


そう、思っていたのに……


ある日、ふもとの村で病が流行した。

そういえば……以前、 花を買ってくれた旅の人が言っていた。


隣町が、 流行り病でやられたって。

それがここまでやってきたのかな……

その時は、その程度にしか思わなかったけど。


村の人たちは違ったみたい。

彼らは流行り病を呪いと呼び、私が、魔女が呪いを運んできた、と騒ぎ始めた。


私が売る花は呪いの花で、花で病を流行らせたんだって。

4話

言いがかりもいい所……!

おばあちゃんの育てた花は、傷ついた人の心を癒すためにあるのに……


悔しくて、 だけど何も言い返せなくて、私は山へと逃げ帰った。


何でもかんでも、魔女、魔女って!

私、あの人たち、嫌い……。

そう彼らへの恨み言をいう私に、おばあちゃんはこういった。


恨んじゃダメ。

彼らはただ疲れているだけだから。

心が疲れていて、とても不安で、 不安でたまらないんだ。

今にも、潰れそうなほどに……

それから逃れるための手段を、少し間違えてしまっているだけ……


大丈夫、 いつか届く日がくる。

だから今は花を贈ろう……

みんなの心が救われますようにって——

祈りをこめて。

5話

この花で、みんなの心に癒しを……

そう、祈りをこめて。

いつか、そういった不安や恐怖を誰かと分かち 合い、共に 『——』 を育めるようにって。


大事な所が聞き取れなくて、 私が聞き返そうとした時……

外から焦げ臭いにおいがした。

まさか……


私が玄関の扉を開けると……

花畑が、燃えていた。


いつの間にか周囲は火を持った村人たちに 囲まれていた。

魔女がいるから不幸になる、 そういって彼らは火を放った。


どうして……

私たちはただ静かに暮らしていただけなのに。

6話

災厄を巻き散らす魔女め!

そういって、村人が私に向けて銃を撃った、その刹那……優しい温もりに包まれた。


そして目の前で、 おばあちゃんの体が ゆっくり地面に落ちていった。


おばあちゃん、しっかりして!

抱き起こした腕の中で、 おばあちゃんは 安心したように笑った。


大丈夫だから……

そんな悲しそうな顔をしないで私はお前の花のような笑顔が......。

——それが最後だった。


恨んじゃダメ……

おばあちゃんなら、きっとそういうよね。

でも、ごめん……私、 止められない。

憎くて憎くて……止められないの!


だって、魔女ってだけで、 勝手に怯えて、 勝手に憎んで……そして奪い取って!

こんなの、どうしたら許せるの!


こんな奴ら、 全員……死ねばいいっ!

7話

気づいた時、私は闇の中を彷徨っていた……。

憎い気持ちが……心の底から溢れる、この黒い感情が、止められなくて。


その時だった……優しい光が差し込んだ。

私の心を慰めるような……おばあちゃんの笑顔に似た慈愛の光。

その光に向かって手を伸ばすと、杖を持ったお兄さんが私の手を握っていた。


優しい手……

おばあちゃんと一緒、 人を癒す手……

彼に触れた瞬間、私は思い出した。

あの時……恨み言をいう私を優しく諭してくれた時、おばあちゃんが何ていったのか。


共に 『絆』 を育めるように、木が、地上と地下をつなげるように……

花で、人と人との心をつなげなさいって……

——そういったんだ。


おばあちゃん、

私は今、傷ついた人の心を癒すために世界を回っているよ。

もちろん、彼も一緒……だから心配しないで。


涙でいっぱいなこの世界を、 花でいっぱいにしてみせるから……

あなたにもらった愛情いっぱいの花たちで……

この世界を一一包み込んでみせる。


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第1話


第2話


第3話


第4話


第5話


第6話


第7話





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ゲーム情報
タイトル メメントモリ
対応OS
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カテゴリ
  • カテゴリー
  • RPG(ロールプレイング)
    美少女・萌え系ゲーム
ゲーム概要 せつなくて、美しい。一瞬で別世界へ。

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