【リバリバ】どしゃぶりエンターテイナーの性能
リバリバのスクリプト「どしゃぶりエンターテイナー」の性能紹介です。ステータスやスキル性能、スクリプト内容を掲載しています。
目次 (どしゃぶりエンターテイナーの性能)
「どしゃぶりエンターテイナー」のステータス
レア | SR | ロール | シューター |
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実装日 | 2025年04月23日 |
初期値/最大値 | |||
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HP | 53.2/316.4 | 攻撃力 | 93.5/559.7 |
物理防御 | 0.0 | 特殊防御 | 15.0 |
「どしゃぶりエンターテイナー」のスキル
1 | 装備騎士のBLADEゲージをためる量が15.00%増加する |
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2 | 装備騎士の属性が衝撃なら、装備騎士の攻撃力が15.00%上昇する |
3 | - |
1 | 装備騎士のBLADEゲージをためる量が7.50%増加する |
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2 | 装備騎士の属性が衝撃なら、装備騎士の攻撃力が7.50%上昇する |
3 | - |
「どしゃぶりエンターテイナー」の内容
そうして荷物を動かした矢先、とうとう3つ目が現れた。
「いやいやいや……、えぇ?」
思わず手を止めたロンドは、そっと振り返る。誰もいない。部屋の静けさを確認して安堵すると、改めて3つ並んだその『落とし物』たちと向き合った。
最初にこの荒れた部屋を見たとき、メイドとしての本能が騒いだ。もちろん、掃除をしたいというのが表向きの理由だったけれど、たぶん、それだけじゃなかった。
そう、淡い期待を抱いていたのだ。
例えば、見つけてしまうかもしれないだとか。それこそ運命の、誰も知らない秘密なんかを。
だって、メイドだけが知っている秘密一なんて、心躍る話だろう。でも、これはちょっと予想外だった。
「そりゃ、1つくらいはあるかと思ってましたけど」
明らかに運命のものではない。選び方にセンスの偏りがあるし、こんなものを日常的に使っている姿はどうにも想像できない。ロンドは日頃から運命の生活リズムや持ち物の傾向をそれなりに把握しているから、確信できた。
だからこれは、誰かの『忘れ物』だ。
もっとも、誰のものかは、なんとなく見当がつく。むしろ、そうであるように仕組まれている気すらする。わざと個人が特定できそうなものを選んでいる、そんな気配があった。
「なるほど、古典的(クラシカル)なやり方もなかなか侮れない(ギルティ)ですねぇ」
ロンドはそのあざとさに感動していた。人類が8度の滅亡を経ても、こんな古典的な手法が生きている。世界が何度変わっても、人の考えることはそう簡単には変わらないものだ。
もっとも肝心の運命は、部屋に帰るなりすぐ寝るだけの生活だ。
このささやかな仕掛けに気づく様子はない。
「仕方ありませんねぇ……、よし!」
ロンドはそっとその『忘れ物』を手に取る。見え透いた作為のまま置いておくのは、ちょっと面白みに欠ける。
だからこそ、ちょうどいい場所を選ぶべきだ。
気づかれてもいいし、気づかれなくてもいい。いいや、やっぱり運命だけが気づかなそうな場所がいい。ちょうど仕掛けた本人たち同士が気づきやすくて、運命だけが気づかない場所だ。
ロンドは少し考えてから、小さく笑った。
「――あは、ロンドさんってば天才かも♪」
そうつぶやいて、4つ目の「忘れ物」をそっと隠したロンドは、いかにも満足したといった様子で部屋を見渡した。
――『どしゃぶりエンターテイナー』より抜粋