【リバリバ】リリィのデータベース:ルーベリア大魔導書庫
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ルーベリア大魔導書庫
第四軌道人類史に実在した巨大な魔導図書館。主幹するのは当時の魔導体系の1つ 「ルーベリア学会」 である。
世界最大の魔術の書庫と言われた、鶴喰一族が管理する「魔術教会」が王道かつ深さを極めるものなら、ルーベリアの大魔導書庫は幅の広さが武器であり、魔術教会にも置いていないような魔導書がいくつもここには在ったという。
こうなった遠因に、魔術教会の「査読」システムが挙げられる。
鶴喰は、王道たる魔術を極め起源を目指す一族であるため、これに連なる研究が最優先される。そのため、余計なものや無駄なもの、起源到達に遠いと思われるものは除いていく文化がある。この考え方は「査読」という仕組みとなり、ある種の差別を意図的に行い、枝葉を間引いて特定領域の魔術を極めていくスタイルを補佐している。
結果、査読が強く機能する鶴喰派の書庫よりも、自由闊達に魔術を取り込んでいくルーベリア派の書庫の方が幅広く膨大な貯蔵量になっていったという経緯である。
軌道修正 『導師』 が何らかの魔剣を用いて魔界に出現させたものらしい。GARDENにより滅ぼされることは分かった上で、何らかの理由で再現させていた。 『英雄』 の口ぶりからするに、どうやらこういったことは何度もあるようだ。魔剣自体の実験か、あるいは──…
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