2020/07/31
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プロローグ
ここは？どこだ？
《解。不明です。周囲の情報に既知の地形は存在しません》
（ミリムたちと散歩をしていたら、見知らぬ場所に飛ばされたってことか……魔法による攻撃だったりするのか？）
《解。不明です。既知のスキルに該当するものは存在しません》
（大賢者にもよくわからないって、かなり厄介な状況だよな……）
リムル様！
我が主よ、いったいなにが起きたのですか！？
面白かったぞ！いきなり目の前が変わったら、知らないところにいたのだ！
情報が必要だ。誰か人のいる場所に行こう。たぶん、ソウエイにガビルもいるはずだ。
（でも『魔力感知』に引っかかるもの、少なくないか？この辺り、ほかにー切の生き物がいないのか？）
魔物！？『魔力感知』に引っかからなかったぞ？
なんだ、こいつ。魔素をまったく感じないぞ。
ほう、ワタシに向かってくるのか？面白い。
出直してくるがよいのだ。
（見たことのない魔物だな。大賢者、なにかわかるか？）
《解。不明です。ユ二－クスキル『捕食者』による解析が必要です》
（オッケー、わかった！）
＜リムルは倒れた魔物を『捕食者』のスキルで取り込んだ。
《解析が終了しました――山賊コボルト：幻獣コボルト種。森の荒くれ者。イノシシが来ると雄たけびをあげる》
《体内にいっさいの魔素が存在しません。代わりに『ソウル』と呼ばれるエネルギーを発見しました》
《スキル『ソウル感知』を獲得しました》
（ソウル？どうして、魔素がなくて、そんなものがあるんだ？）
《解。魔素に似たエネルギーです。ソウルが存在する理由は――》
《――現在地がジュラ・テンペスト連邦国があった世界とは別の世界だからだと、推測されます》
えええええっ！？
リムル様、どうなされたのですか？
いや、なんでもない。と、とにかくソウエイやガビルと合流しよう。
（異世界転生ならぬ異世界転移……いったいどういうことなんだよ……俺たち、帰れるのか？）
…………
……
いやはや魔物が多くて大変すなー。
わたしがまとめて守ったらーーい！
＊＊＊
なにやら騒がしいみたいなのだぞ？
ソウエイたちがいる！助けるぞ！
【新コラボ】
白猫プロジェクト
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転生したらスライムだった件
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あらすじ
突如、白猫世界に飛ばされてきたリムル、ミリム、シュナたち。
そこには、魔物の被害に苦しむ、さびれた村があった。
リムルたちは元の世界に戻るため、ソアラやルカとともに村の復興を目指すことに！
新たなスライム異世界譚のはじまりはじまり――。
