【白猫】ユンロン・思い出
千年老子 ユンロン・ワン cv.高岡瓶々 ひょうひょうとした老人。 博識を誇り、不思議な力を使いこなす。 |
メインストーリー
思い出1
む……!?
<穏やかな眼差しをした老人が、こちらを見るなり、カッとその眼を見開いた。>
おお……おぬし――おぬしは……!
……誰じゃったかのう?
いや、ばりっばり初対面なんだけど……
ほう。どぉーりで、見ぬ顔だと思ったわい。
さすがじゃろ?わし。
そういうアンタは誰なのよ……
……誰じゃったかのう?
って、ちょっとぉー!?
ほほ、冗談じゃよ。
わしはユンロン。よろしくのう☆
思い出2
すぅぅ、はぁぁ……
すぅぅ、はぁぁ……
<ユンロンが、奇妙な呼吸を繰り返している。>
なにやってんの、ユンロン?
おお、大したことじゃないわい。
食事じゃよ、食事。
食事って……
息吸って、吐いてただけじゃん。
わしくらいの達人ともなるとな、
霞を食べて生きていけるようになるんじゃよ。
ええ~っ、うっそぉー!
うん、嘘。そんなことないない。
普通にゴハンとかも食べるぞ。
…………。
アンタね……
ほっほ。こんなたあいもない嘘に
騙されちゃいかんぞぉ~?
んん~?
思い出3
ふぅむ……わしの故郷はここから見えるかのぉ~?
ユンロンさんの故郷って、どんなところなんですか?
どでかい大木がな、まるっと島になっておるんじゃ。
木の根が浮き袋のようになってな、それで海上に浮くというわけじゃ。
そんなのあるかなぁ?また嘘じゃないのぉ~?
いやいや、これは本当じゃ。
世の中、自分の知っとることばかりではないぞ。
ユンロンさんは、物知りなんですね。
長生きしとるからの。
おぬしらも、いろぉーんなことを見聞きすれば、
わしのようになれるとも。
ホラ吹きのおじーちゃんにぃ?
ほっほ、そうなりたくなかったら、精進あるのみじゃぞ?
思い出4
おうおう、元気そうじゃのう。
精霊が言っておったぞ。おぬしはいい子じゃと。
精霊……?
ユンロンさん、精霊とお話しできるんですか?
うむ。わしは精霊をこの身に降ろすことができるのじゃ。
……ホントじゃぞ?
どうかなぁ……
まあ、信じてあげてもいいけど~。
昔は、わしも導師ともてはやされ、
精霊の力を借りて、多くの人間を導いたもんじゃが……
じゃが……?
メンドくさくなって、やめた。
そんな理由でぇ!?
だって、みんな、わしと精霊に頼るんじゃもん。
他人に頼りすぎては人は成長せん。
わしは、みなの未来のために導師を引退したのじゃ。
メンドくさくなったのも、嘘じゃあないがの☆
思い出5
むむむ……むぅ~ん……
むぅううぅう~ん……
ユンロンが、難しい表情をして、うなっている。
どうしたんですか、ユンロンさん?
実はのう……
精霊たちが教えてくれたんじゃが、
故郷の島が沈みそうなんじゃ。
えっ!? あの海に浮いてる大木の島っていうのが!?
うむ。それで精霊たちが、力を分け与えて島を支えてくれると言うんじゃが……
それでは、精霊たちの力が枯渇し、
最悪の場合、消滅する可能性もあるのじゃ……
どうしたものかのう……
思い出6
おお……、この輝きは……!
これほどの光を――使わせてくれるというのか?
ユンロンさんの故郷……大変なんでしょう?
精霊さんが代わりに消えるのも、かわいそうだしねぇ。
…………
<ユンロンが、じっと見つめてくる。
心のすべてを見通すような、澄んだ瞳で――
――そして、ふいに、ニカッ、と笑った。>
やはり、おぬしらはいい子じゃのう。
かたじけない。この光――
ありがたく使わせてもらうぞい!
天壌無窮の精霊道士 ユンロン・ワン
その他
・メインイベント
・サブイベント
ミラ(クリスマス版)・思い出
相関図