【白猫】デューイ・思い出
軟派なカウボーイ デューイ・マックスウェル cv.三浦勝之 女性に目がない、キザでお調子者のカウボーイ。 弱き者を決して見捨てぬ気高き正義漢でもある。 |
思い出1
オレはデューイ!
西の荒野から来たカウボーイだ。よろしく頼むぜ!
男は、キザなポーズで白い歯をきらめかせた。
かと思うと、突然、目を丸くする。
こいつは驚いた。こんなところに、
とんでもねえお宝があるじゃねえか!
お宝?
キミのことさ、ベイビー……
デューイが、アイリスの手を取ろうとして――
キャトラに噛まれた。
痛ってぇ―!? 何すんだこのバカ猫ォ!
だぁ―れがバカ猫よスカポンタン!
アイリスに手ェ出すなんて100年早いわよ!
ハッ!? なんだ?
どこからともなく女性の声が……
アタシよ、アーターシー!
オレの直感が、美人の声だと告げているんだが……
いったいどこにいるんだ!?
アンタねぇ―!!
思い出2
よっ……と。こんなもんかな。
デューイが、真剣な表情で銃を整備している。
こんにちは、デューイさん。熱心なんですね。
やあ、アイリス。
銃と女性はカウボーイの命だからな。
女性が命なのはアンタだけでしょ……
まただ……また美人の声がする。
なんだ? 幸運の女神がオレに話しかけてるのか?
…………
まあいいや。
さっきも言ったが、銃と女性はカウボーイの命だ。大事にするのは当然さ。
もちろん、キミのことも大事にするぜ……?
どうだい、ちょっと一杯――
シャーッ!
どわっ! こ、このバカ猫!
オレの銃を返せ―! こら―!
本当に、大事にしてるのね……銃。
思い出3
はぁっ……、はぁっ……!
どうだ……? 逃げ切れたか……?
デューイさん?どうかしたんですか?
実は、オレのファンらしいカウガールがしつこく追ってきてよ。逃げてきたのさ!
? 女性はカウボーイの命なんでしょう?どうして逃げるんですか?
オレは根っからのカウボーイだ。
追いかけるのは大好きでも、追われるのはまっぴらさ!
あっそ……
それに、オレには、<絶対に叶えたい夢>がある。
彼女だけに構っている時間はねぇ。
絶対に叶えたい……夢?
ああ、それは――
世界中の女の子のボーイフレンドになることさ!
オレはそのために旅をしてるんだ!
こんなくだらない夢、初めて聞いたわ……
思い出4
ふんふんふふ―ん♪
ご機嫌ですね、デューイさん。
まあね。オレは女性という花を照らす太陽……曇っていたら、花たちが可哀想だからさ。
ご機嫌なのはコイツの頭ね……
それに、カウボーイは皆に頼られる存在だ。
いつも余裕を見せてなきゃな。
昔、オレを悪党から守ってくれたカウボーイが、そう言ったんだ。
彼のようなヒーローになって皆を守ってやるのが、オレのもうひとつの夢なのさ。
立派な心がけだと思います。
この間は、余裕のかけらもなかったけどね……
思い出5
なんてことになっちまったんだ……最悪だぜ!
どうかしたんですか?
恩人のカウボーイからもらったお守りの弾丸を、どこかで失くしちまったんだ……
まあ、大変……!
ガキの頃から大切にしてきたのに!なんてこった……どうしたらいいんだ……!
思い出6
こいつは……すげえ。
太陽みてぇに輝きやがる……
いや……カウボーイのオレが、このぐらい輝いてなくてどうするって話だよな。
おかげで目が覚めたぜ。思い出の品にこだわって、なくしてクヨクヨするなんざ、らしくねぇ。
今度は――オレが、誰かのヒーローにならなきゃいけねぇんだからよ!
その意気です、デューイさん!
ありがとよ、ベイビー。
困ったことがあったらいつでも言ってくれ。
オレはカウボーイ……みんなのヒーローさ!
……あのさ。
あんたのブーツにはさまってるの、何よ。
え? ……って、こいつは!弾丸のお守りじゃねえか!
あ、そうか。上着を洗う時、なくさないようブーツにはさんでたんだっけか。
アホでしょアンタ!?
ありがとうよ、幸運の女神さん!
女神にモテるなんて、やっぱオレってヒーローだぜ!
いい加減にしなさい、このバカカウボーイ~!
覚醒絵・覚醒画像
乱撃の熱きカウボーイ
その他