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【黒ウィズ】テオドール・ザザ

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作成者: にゃん
最終更新者: にゃん

テオドール・ザザ cv.石田彰
2014/03/31





バックストーリー



――皇よ。


幼きその手に託されたのは、幾億の民へとかざされた生の灯火。


――我が主よ。

未だ満足に文字すら読めぬその身には、

この世の全てが託されているのです――


ある時には皇の相談役として、

ある時には戦地を駆ける刃として、

ある時には身を守る盾として。


歴代の皇たちの側には必ず「ザザ」の名を持つ臣下――

『皇の剣』が控え、共に皇界を治めてきた。


テオドールもまた、生まれながらに『皇の剣』としての宿命を背負い、

皇宮に仕えてきた者の一人。


文武に類稀なる才を発揮、

整った容姿と万人を惹きつけるカリスマを持ち、

次代の「剣」として大きく期待されていた。


やがて先代の「剣」が病に伏し、

後を継いだ彼が仕えることとなったのは

――年端も行かぬ幼き女皇。


爛る動乱の熾、陰課渦巻く宮廷で、

テオドールの主君はただ、無力。


彼を「テオ」と呼び慕い、無邪気に笑う少女の傍らで。

テオドールは密かに誓うのだった。


「全てを貴女に捧げよう――

 死の渇きがこの身を奪う、その日まで」








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