シルヴィア・思い出
シルヴィア・エルオネス CV:悠木碧 サタニアスに住む悪魔の少女。 人間の力になりたいと心から願っている。 | ||
2018/08/31 |
Wings of hearts 2
※※※このお話は、イベントストーリー
『Wings of hearts 2』の後日談となっております※※※
思い出1
悪魔の国<サタニアス地方>での出来事からしばらくしたある日――
悪魔の女の子が、飛行島にやってきた!
こんにちは~。
こんにちは。
飛行鳥というのは、ここであっていますでしょうか?
あってるわよ。アンタはだーれ?
初めまして。私はシルヴィアと申します。
初めまして、シルヴィアさん。私はアイリスです。
アタシがキャトラで、こっちは主人公よ。
どうぞよろしくお願いします。
みなさんはベテランの冒険家だとお聞きしています。
うん。それなりにはベテランね。
シルヴィアさんも冒険家なんですか?
じつは私、まだライセンスを取ったばかりでして……
あら、新米なのね!
はい。なので、先輩方から色々とアドバイスをいただけないかと思いまして。
私たちでよければ、お力になりますよ。遠慮なく頼ってくださいね♪
わあ、ありがとうごさいます!
私もできる限り、みなさんのお役に立ちたいと思っていますので!
あらあら、頼もしいわね~。
…………
あ、すみません、じろじろと。……その。
赤髪さん、ってあなたのことですよね?
あなたのことは、同じ悪魔の方から『マジではんぱねーヤツ』だと聞いてまして……!
……ムム? 赤髪? 同じ悪魔?
どんなに怖い人なのかと思ったら、その……すごく優しそうな方だったので、意外で……
ねーねー。もしかして、アンタは悪魔なの?
あ、はい。すみません、言い忘れてましたね。
私は、悪魔の国<サタニアス地方>からやって来ました――
思い出2
<シルヴィアは、ここ飛行島に来るまでのいきさつを、主人公たちに話した>
……大変だったのね。
でも、いまはもう元気いっぱいですよ。
……それに、下を向いてても、なにも始まりませんしね。
そーね! 人生もねこ生も悪魔生も、前向きにいかないとね!
……悪魔なのに、ヘンですよね。
ううん、ぜんぜん。ひとと同じで、悪魔にもイロイロいるもの。!
もやし好きな貧乏悪魔とか、女の子がニガテな夢魔とか、ぬいぐるみに封印されたあわれな悪魔とか。
……思いつくの、ダメダメ悪魔ばっかりたわ!
そうなんですね~。ちょっと安心しました。
私、ほとんど島を出たことがなかったので、他の悪魔たちがとのように活動しているか、あまり知らなかったんです。
じゃあ、ひとと関わったこともあまりないんだ?
サタニアスの村をのぞけば、そうなりますね。
でもアンタいま、冒険家として依頼とか受けてるじゃない。
ひとの多い島とか、だいじょぶ? 緊張しちゃったりしない?
いえ、むしろテンションが上がりますね。
あがるんだ!
なんかこう、ウズウズしてくるんです。
ウズウズ……?
もし困ってる人がいたら……と思うと、いてもたっても居られなくなるんです。
人助けしたくてソワソワするって、どんだけよ……
どうしました?
なにか、困ってることはありませんか?
いまも!?
思い出3
シルヴィア! たいへんなの!
キャトラちゃん!? どうしたんですか!?
背中がすごいカユイの! でも、とどかないの!
ああ……それは大変です! いますぐ、かきますね!
はぁ……助かったわ、シルヴィア♪
うふふ♪このぐらい、何でもないですよ~。
キャトラ……いきなり猛スピードでいなくなったと思ったら……
アイリスか主人公でもよかったんだけど……
どーせなら、お助け悪魔のシルヴィアにお願いしようかと思ってね。
頼っていたださ光栄です!
……そーいえばさ。
はい?
アンタって、どうしてそんなにひとを助けたいって思うの?
いや、やさしいことに理由なんてなくていいんだけど……
あと、いま助けたの子猫だけど……
実は、理由はあるんですよ。私も、最近になって知ったのですが……
私は、人間の<愛情>を糧とする悪魔なんです。
愛情……ですか?
……それって、かなり珍しいんじゃないの?
悪魔の中では、異質な方だと思います。特に、故郷のサタニアスでは。
人の役に立ちたいとずっと考えてきたのも、生きるための本能からだったのでしょう。
…………
感情を得られない悪魔は、長くは生きられないですから……
……それは、違うんじゃないでしょうか?
え……?
きっと……優しい心を持っていたから、なんだと思いますよ。
だからこそ、シルヴィアさんは愛情を糧とする悪魔になった。
根拠はないんですけど……私は、そんな風に思います。
……そーね。アイリスのいう通りよ。アンタは、もっと自分を誇っていいわ。
だって、愛情を力に変えるなんて、すっごく素敵だもの。
みなさん……
さて、じゃあ今日も、依頼仕事に出かけましょうかね。
キャトラ先輩がビシバシ鍛えてあげるわ! 覚悟しておきなさい!
はいっ! よろしくお願いします、先輩!
思い出4
vすごーい! ここが飛行島なんだね!
とっても大きいでしょう?
ありゃ? シルヴィア、その子は?
あ、みなさん、ちょうどいいところに。紹介しますね。
この子はリサちゃん。私の、大切な家族です。
あー、アンタがシルヴィアが言ってた!
みなさんに会わせたくって、一緒に来てもらったんです。!
vリサです! シルヴィアがお世話になってます! よろしくお願いしまーす!
よろしくね、リサちゃん♪
アンタたちって、いまは一緒に暮らしてるのよね?
はい。とある小さな島に、いい家を見つけまして。
v海が見える家で、眺めも最高なんだー!
よかったじゃない。今度、遊びにいってみたいわ。
vぜひぜひー!
二人の生活、とっても楽しそうですね。
楽しいですよ! ……あ、でも、問題が一つあって。
リサちゃん、家事のほとんどをこなしちゃうんです。私かやるっていっても聞かなくて。
あらまー。ちっちゃいのに、立派なのねえ。!
v二人で暮らしてるんだから、あたしも働くのは当たり前! それに家事なんて慣れっこだしね!
シルヴィアには、冒険家の仕事に集中してもらいたいんだよー。!
リ、リサちゃん……!
vあひゃー。今日十回目のハグ!
じゅっかいめ……
……あ! しつれいしました……
かわいくってしょうがないって感じね。
しょうがないですね! それはもう、しょうがないです!
v……それはうれしいんだけどさ。あたし最近、心配になってきちゃってるよ?
心配? なにが?
vシルヴィアが、一人でもやっていけるか……
ひ、一人!? リサちゃん、どこか行っちゃうの!?
vいや、いかないけどさ。でもいつかは、二人とも大人になるでしょ?
いろいろ身の回りに変化も起さるだろうし、そしたら、別々に住むようになる可能性もあるし……
うぅ……そうだよね……
vあ~あ~、そんな悲しそうな顔しないの! いつか、もし、の話だから。ね?
うん……
…………リサのほうがよっぽど大人だわ!
思い出5
l邪魔するぜ。
来たったらーーーい!
ルカさん! レインさんも!
vおっ、ルカさんレインさん、お久しぶりー!
リサちゃんひさしぶり! あぜ道、走ってるぅ~?
v走ってるぅ~!
なにその挨拶……
ねーレイン、アンタでしょ! シルヴィアにアタシたちのこと教えたの。
lまーな。
今日はオメーに用があって来た。二代目。
で、ですから、私は二代目じゃありません!
l俺と勝負しろ。
しょ……勝負!?
l前に言ったよな。どっちか強えか確かめてみたいと。
で、でもあれは――
lオメー、コイツらと一緒に仕事してんだろ? 場数だってそれなりに踏んできてんだろ?
それは、そうですけど……
lだったら前より強くなってるはずだよなあ?
…………
ちょっとルカ! 止めなくていいの?
…………今回は、止めなくていいかもしれません。
l武器を取れ、二代目。
…………わかりました。
vシルヴィア……大丈夫なの?
……大丈夫。きっとレインさんには、理由があるんだよ。
lククク……滾るぜ……二代目ェ……!
……きっと!
思い出6 (友情覚醒)
lオラァッ!
くっ……!
vシ、シルヴィア……
シルヴィア、思った以上に渡りあってるわね!
(強い……!少しでも気を抜けば、やられてしまう……!)
lそんなモンかよ!
(……でも……なんだろう。レインさんの、この戦い方……)
lその程度で人を助けるってか? 笑わせんな!
エルゴラムをブチのめした時の気合い、見せてみろや!
(まるで……私を……)
lいいか、二代目。テメーの道理を通し続けてえなら――
――もっと――強くなれ――!
<レインの気が跳ね上がる――!>
(来る――!)
…………! この光は……!
いけぇ、シルヴィア!
vシルヴィアー!
はあぁぁぁぁっ!
勝負です、レインさん!
l来いやぁー!
…………
……
lおいコラ赤髪ィ! 俺のケンカに横槍入れてんじゃねえ!
なにいってんの。さりげなく目配せしたくせに。
lなわけねーだろ!
あの光は……主人公さんの光だったのですね。
とっても……温かかったです。おかげでまた一つ、私は……
……レインさん。ありがとうございました。
k何のことだ。
私をここまで導いてくれたことです。
l俺はオメーとケンカがしたかっただけだ。
そのケンカで、さらに教えてくれたでしょう?
lオメーの思い過ごしだ。
ふふ、そういうことにしておきます。
不器用だよねえ。ほんとはとっても気にかけてるくせに。
lあーもう、イチイチうるせえな……
……ま、あれだ。同じサタニアスの悪魔だしな。
ジモトのヤツらは大体トモダチ、みたいな?
lんだそれ。
私……もっともっと、強くなります。
…………
……
守ったらーーーい!
守ったらーーーい!
必まだまだ! まだ出るよっ!
l……で?なんでクソ天使のマネしてんだ?
v大声は救助のときに役立つからなんだって。
守ったらーーーい!
lうるせぇ……
その他