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【黒ウィズ】マーガレット・リル

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作成者: にゃん
最終更新者: にゃん

マーガレット・リル cv.渕上舞





ウィズセレ



光を司る神々によって治められる、聖界という異界があります。

行き交う者達は、神格か或いはそれに類する者達です。

超然かつ荘厳な空気に満ち、下界の猥雑さからは切り離されたるこの世界。

とはいえ神にも男神と女神が存在し、そうなれば当然――


「恋が始まっちゃったりしますよね!!」


キッと空を見上げながら、マーガレット・リルはビビッと第六感を働かせます。

そろそろ下界の時節は春から夏へと変わる頃。気持ちも開放的になってくる季節。


「その様子を神々のみなさまもご覧になっているはず! 恋が始まるのも自然な流れ!

愛の女神ステラ様の御使いとして、下界のキャッキャウフフを熟知しているこの私が……

本日もみなさまのお世話をさせていただきます!」


気合を入れ、さっそうと飛び立つマーガレット。

ですが、彼女は気づいていなかったのです。

このマーガレットの暴走は、彼女がステラの御使いになってからだいたい毎年起きており……

大変おせっかいかつ暑苦しい恋愛レクチャーを非常に長い時間聞かされるので……

この時期、聖界には「マーガレット注意報」が敷かれているということに……。



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story2



「……おかしい。これは絶対におかしいです!」


マーガレットは叫ぶように言いながら周囲を改めて見回します。


「何故誰もいないのですか……!?」


そう、宮殿の廊下や光の広場、下界を見通す鏡の間や、星読みの間……

どこに行っても、本棚の裏や棚の奥まで探しましたが、誰ひとりとして見つからなかったのです。

まるで、マーガレット以外の神々や天使が、消え去ってしまったかのように。


「どういうこと……!?」


説明しましょう。

基本的に神々は面倒くさがりで、自分の司る物事の範購から出ようとしません。

つまり、頼みもしない恋型のイロハを伝えてくるマーガレットは大変厄介な存在なのです。

よって、「マーガレット注意報」が敷かれたこの日――

神々のみなさまはことごとく面倒事から逃げるためにお隠れ遊ばされてしまったのです!

ですが、この子はとても素直でまっすぐな性格をしています。

なので、マーガレットは基本的に疑うことをしないのです。その代わり――


「これは、まさか……大変なことが起きているのでは……!?」


ね、こんな風にいつもこの子は多少斜め上の勘違いをするんですよもー……。

かくいう私も彼女が御使いになってからクレーム処理に追われ……いや、忘れて下さい。


「こうなったら、私がこの異変を解決しなくては……!

この怪異を起こした首謀者を、叩きのめしてやりますです!」


……えっ。


「闘いとなれば準備が必要ですね……まずは神器の間で武器を借りていきましよう。」


あーうそー、やめてとめて勘違いしてることに気付いてマーガレットちゃん。


「やってやりますよ! このステラ様の御使いである私が、愛の女神の名にかけて!」


違うでしょ! 待って待って! あと私の名前にそんな大仰な決意をかけないで!

クラリスとシャクティも笑ってないでこの子止めてくれない!?

それとフラクタル、あなたは逆に笑いを堪えなくていいのよ!

ああもう! こうなったら召喚! 魔物っぽいやつ!


「ななっ……こ、こんなところに魔物!? まさか本当に事件が起きてるんじゃ……!?

とにかく、成敗いたします!!」




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story3



サクッと魔物をやっつけたマーガレットですが、えーと……これどうしましょうか。

この子、多分放っておくと「聖界を救う使命を託された」とか言い出しそ――


「……今の戦いで、マーガレットは悟りました。私が聖界を救うのですね……!」


ホラぁやっぱり! ちょっと早めにネタばらししないとこれマズイでしょ!?

ちょっと私行ってきますから、あとよろしくお願いしますね!


…………。


と、今ステラが急いで神鏡の間を飛び出していったので、ここからの実況は私シャクティが。

え一、現在ステラは泣き顔のマーガレットに矢を打ち掛けられつつ追いかけられております。

……これネタばらししないほうが良かったのではないですか?

まあ、めでたしめでたしといったところですか。

さてみなさまお疲れ様です。マーガレット注意報解除です。

本当に、毎年毎年飽きませんね、ステラも。





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