【白猫】失われた誇りに懸けて Story
神秘の鳥人弓士ジェガルが背負うのは、高潔なる誇りと、悠久の悲哀―― |
開催期間:9/16 21:45 ~ 9/18 20:59 |
目次
主な登場人物
story1 追憶の影
まったく……何百年経とうと、人間の街が無駄に騒がしいのは変わらんな。
騒がしいのは、街の方々が日々を楽しく過ごしている証ですよ。
そうそう~。いいじゃないの、みんな明るい方がさ~。
ふん。鳥たちのさえずりに比べ、人間どもの生み出す喧噪は、どうも品性に欠けていかん。
もっとも――俺が仕えていた国の女王は、そういった喧噪をこそ、ことのほか好んでいたが……
<なつかしむようにつぶやいて――
不意にジェガルは、通りの奥を鋭く振り向いた。>
ジェガルさん? どうかしたんですか?
これは――女王の気配だ! まちがいない!
<叫び、人込みをかきわけて走り出すジェガル。>
ちょ、ちょっとジェガル!
あんたの女王って、大昔の人なんでしょ~!?
だが、俺が女王のソウルをまちがえるはずが――
う、うわああぁああーっ!
ま、魔物だ! 魔物が街にぃっ!!
きゃあああーっ!!
ま、魔物ぉ!? なんでいきなり街中に!?
くっ……! こんな時にッ!!
初級 戦闘後
初級:現れた魔物たち
逃げ惑う街の人々を避難させつつ、
出現する魔物たちを倒していく。
ほ、ほんとにっ、なんで魔物がこんなわんさか出るのよおーっ!
…………
向こうから、不自然なソウルの流れを感じる……何か原因があるのかも――
なんだと?
……そちらは、俺が女王のソウルを感じている方角だ。
アンタの女王さまって、魔物を呼び出すような力でもあったの!?
いや……占いの秘術に長けてはいたが、そんな力はなかったはず。
このあたりの方々は逃がし終えましたし、あちらに行ってみましょう!
……ああ!
上級 戦闘後
上級:元凶を突き止めろ
このあたりのはず……
! あそこだわ!
<アイリスの視線の先――>
ひ、ひいいいいーっ……
<小太りの商人が、古びたツボを抱えて縮こまっている。>
女王……!
って、どこがぁーっ!? ただのおっさんじゃないの!!
商人さん――何があったんです!?
ぼ、貿易で仕入れたツボから、いきなり魔物どもが飛び出してきおったのだ!
そのツボ……ソウルの源――
魔物のソウルを封じ込めていたものだったのね……
そんな近くにいたのに、アンタ、よく無事だったわね。
おお、実はな。<魔除けの鏡>を持っていたおかげか、
ヤツら、わしには気づかなくてな!
それは、女王の持っていた鏡……!
そうか――俺の感じたソウルは、その鏡に残留していたものか……
ジェガルさん……
そのツボにも見覚えがある。
悪しきソウルを集め、封じる品だ。
放っておけば、またソウルを集めて魔物を生成するぞ。
そ、そうだったのか!? なるほど、それは高く売れそう――
フシャーッ!!
す、すいませんでしたあーっ!!
また、空振りだった、か――
絶級 開始前
破滅級:戦士の誇り
え? あのツボから出た魔物たち、まだ街にいるっていうの?
うん……このあたりに潜んでるのがわかったんだって。
はあ……そりゃ、さっさと退治して安全にしておかなきゃねぇ~。
でも、衛兵は何やってんのかしら。
ふん。この街の兵どもは軟弱でな。
とてもかないそうにないと言って、我々に泣きついてきたのだ。
まったく嘆かわしい。民を守ると誓った身として、情けないとは思わんのか。
ん~。誓ってないんじゃない?
なんたと? バカな。
君主に忠義を尽くす戦士なら、民を守ると誓うのは当然だろう。
って言われてもね~。この街、君主とかいないもん。
お金持ちの方々が集まって、合議制で運営しているそうです。
だから、この街の兵士さんたちは雇われの身ってワケ。
……だとしても、戦士である以上、誇りというものはあるべきだ。
まあいい。この俺が、真の戦士の持つべき誇りを見せてくれる!