【白猫】ジェガル・思い出
鷹眼の鳥人 ジェガル・クォン cv.子安武人 鋭い眼差しをした鳥の獣人。 磨き上げてきた弓の技に絶対の自信を持つ。 | ||
2014/08/29 |
思い出1
ほう?貴様がこの島の主か?
<美しい羽を持つ鳥人が、鋭い眼を向けてくる。>
俺はジェガル。しばらく世話になるぞ、人間。
鳥の獣人さんなんですね。
ただの鳥人ではない。俺は、古来より天を我が物としてきた霊鳥の血を引く、誇り高き――
ニワトリ?
誰がニワトリだ!?どう見ても違うだろう!
そうよ、キャトラ。きっとインコだと思うわ。
霊鳥だと言っているだろうが!!
思い出2
時に人間、貴様、今はなき占い師の国を知っているか。
なんと薄情な……かつてはあまねく運命を占い、本来なら世界を導くはずだった国だというのに。
当時、その国の女王に仕えていた俺も、類まれなる弓の名手と名を馳せたものだ。
って言われてもねぇ~。いつ頃にあった国なのよ~?
ざっと八百年は昔だな。
はぁーっ!?あんたいったい何歳よぉ!?
千を超えたあたりで、数えるのをやめた。
すごい……おじいちゃんだったんですね。
ふん。霊鳥の血を引く俺の寿命は、貴様らとは違う。ゆえにこそ、弓の腕も冴え渡るというものよ。
その俺を使おうというのだ。やすい誇りを見せるなよ、主人公。
思い出3
うぅむ……
<ジェガルが、せわしなくあごの毛をなでている。>
なぁ~んか心配そうねぇ、ジェガルぅ。
うむ……実は、国が滅んで以降、俺はずっと城の守りについていたのだ。
滅んだのに……ですか?
たとえ国が滅ぼうと、その誇りまでは滅ばない。城はその象徴だ。だから、守り続けてきた。
だが……亡き女王に似た女がうろついているというウワサを、鳥たちから聞いてな。
飛び出してきちゃったんですね。
じゃあ、城は今、誰にも守られてないってわけ?
そうなのだ、それで、遺跡荒らしに見つからないか心配でな……
<迷いの秘術>をかけてきたから、<そこにある城を探そうとする>者は、辿り着けぬはずだが……
城があるとも知らず、うっかり迷い込む者でもいたら……いや、あんな奥地にまさかな。だが……
ああ……心配だ……
思い出4
あれ、ジェガルじゃん。弓なんて構えて、どうしたの~?
貴様らか。これはイメージトレーニングだ。
弓の引き方、精神集中……いわば弓の呼吸を、忘れず身体に刻み込んでいる。
千年も生きてるのに、まだ練習するのねぇ~。
修練が不要になることなどない。生きている限り、腕を磨き続ける……それが戦士の誇りだ。
それに……どれだけ腕を上げようと守りたいものを守れるとは限らん。修練あるのみだ……
ジェガルさん……
主人公。貴様も戦士なら肝に銘じておけ。
守るべきものを守れぬ苦しみなど、味わいたくはなかろう……
思い出5
…………
<ジェガルが、青く澄み渡る空を見上げている。その眼に、痛みと羨望を浮かべて。>
ジェガルさん……何を見ているんですか?
鳥たちが、自由きままに空を駆けるのを……な。
彼らは何にも縛られない。あんなにも楽しそうに空を飛び、短い寿命を精一杯に生きる。
それに比べて……俺は、無様だ。
長い寿命を持ちながら、国も守れず生き恥をさらしている。誇りという言葉を免罪符にして……
そんなこと……
何が誇りだ……俺は、国と共に滅びる覚悟がなかっただけだ!
誇りもなく、ただ長い時間を無駄に生きる俺などより……あの鳥たちの方が、よほど立派だ……
思い出6
なんだ……これは……光が――広がっていく……
主人公、これがおまえの光なのか……?
若いおまえのなかに、これほど強く揺るぎない光がある……だというのに、俺は……
……私たちも、失いました。
なに……?
失ってはならなかったはずの……強く、気高い人が、私たちを助けるために……
アイリスぅ……
もう失いたくない。失わせないようにしたい。それが、私たちの願い……
…………そうか……ならば……
見せてもらうぞ。貴様の覚悟を……貴様の誇りを。
俺が――失った誇りを、もう一度、見出すために……
セーンムルヴ・アーチャージェガル・クォン
「いつかいったな、失いたくないと。」
「はい、もう二度と、失いたくありません。」
「その覚悟、見せてもらった。だが人は死ぬ。人は落ちる。そういうものだ。」
「だとしても、私たちは!」
「そうよ。それでも、失うのって嫌じゃないの。」
「若いな、お前たちは。いや、俺が年を取ったのか。失うことに、少々慣れすぎた。
この俺に、もはや誇りなど――」
戦士の誇りは失われた。
だが俺の魂は、あらたな誉れを求めてやまぬ。
俺の中にひそむ霊鳥の血よ――
錆び付いたはずのその翼、いまだ風を求めるのか。
よかろう、ならば見せてやろう!霊鳥の飛翔を!!
これこそ我が翼、我が一矢なり――!!
その他
・メインイベント
フォースター3rd Story
フォースター リベンジⅡ Story
・サブイベント
・他
・相関図