ゼウスビハインドストーリー
ゼウス
神々の世界オリンポス、最も強い権威ですべてのものを見下すことしか知らなかったオリンポスは、太初の混沌カオスにより、支配された。
オリンポスの神たちは、次々とカオスの陰謀により昏睡状態に陥ってしまった。神の中でも、その力で名が知られていたゼウス、ハーデス、ポセイドンさえもカオスに負けた。オリンポスは闇と混沌に染まったのだった。
「オリンポスは俺の権能のための道具に過ぎない。混沌が支配する世界の美しさを全宇宙に知らしめろ。」
カオスは後先など考えず、ただ自分の野望のためだけに動いた。闇の勢力を強めるため、カオスは自身の力を凝縮させずにいたが、
その隙に太初の神クロノスとアナンケが、カオスの野望を止めることに成功した。闇の力はそれ以上広がることはなく、カオスの拠点はすべてなくなった。
だが、これに激怒したカオスとの全面戦争により、クロノスとアナンケは消滅してしまった。
カオスもやはり膨大な力を使ったために、本来の力まで瞬時に回復させることはできなかった。そのため、カオスは女神の塔で自身の力を増幅させる一方、そこを混沌の拠点としようとした。全宇宙がカオスの手に入る一歩手前だった。
「異世界から救世主が来て、混沌を終わらせるだろう。」
女神の塔に降りてきた伝説は、現実となった。カオスは女神の塔の神秘な力を受けた、異世界の救世主カリュプスにより倒された。
混沌の塔に消えたカオスの魂も、救世主カリュプスの力は止められなかった。カリュプスはクロノスに覚醒し、カオスを抑え込みオリンポスの神たちは封印から解かれたのだ。
オリンポスの神たちは人間の力を見直した。人間界と神の世界、そして多くの異世界の平和維持が自分たちが存在する理由であると考えた。平和な世界の中で神と人間の共存、そんな理想的な世界をみなが望み、またすぐに叶うだろうと思っていた。
しかし、オリンポスの頂点にいたゼウス、彼はまだ眠りから覚めていなかった。
消えたと思っていたカオスの魂は、ゼウスの中にいた。ゼウスの力に一目置いていたカオスが、魂の通り道を蝕まれたゼウスにつけ込み、仕組んだことだった。ゼウスの内側では、2人の熾烈な戦いが起こっていた。
「ゼウスよ、お前は深いところでゆっくり休め。一瞬の混沌をそう拒むでない。少し目を閉じていれば、お前は一番すばらしい瞬間を迎えるだろう。」
「俺の素晴らしい瞬間は、俺が耕した世界で味わう。消えろ!」
「これまで君臨していた神も、俺の前ではささいな存在にすぎなかったじゃないか。お前が耕した世界に、一体何の意味があるというのだ?」
「お前に対敵する人間たちを見なかったのか。ちっぽけな存在なのか高貴な存在なのかを決めるのは傲慢だ。」
「混沌の前では、それもまた無意味な概念にすぎない。」
ゼウスの肉体を奪った魂、その魂の目指す世界の創造・・・大きな変革のための、最も静かな戦いが激しく起きていた。
カオスを追い出した異世界からの救世主カリュプス、彼は自身の役目を果たし自分の世界へと帰っていった。人間界はまた、物凄いスピードで変化し、分裂し一つになった。
カオスの統制から解かれたオリンポスの神たちは、そんな人間界を見守った。この時点ではまだ、神たちはカリュプスよりも先に存在していたカインの存在を知らなかった。カインは強力な力を持ちながらも、その力を抑制し人間界を再編成していた。力を乱用せず適材適所で使い、その力に酔い傲慢になることもなかった。人間界の真の平和のために動く姿に神たちは、また人間との共存と平和の必要性を実感した。それに加えカインの異質的なその力、終わりを知らないその力がすべて発揮されれば、救世主カリュプスよりもずっと強いのではないかという推測が出たりもした。
神たちはゼウスが目覚めるのを待ちながら、人間界との接触を準備していた。
カインの力は日に日に強くなっていった。だが、その力の波長は暖かく優しく、オリンポスの神たちは雲の上にいるような気分を感じたりもした。オリンポスでは、人間界と交流し、オリンポスと人間界両方の平和を目指そうという雰囲気に包まれていた。もちろんカインのような異世界の力がなければ、カオスまたはそれ以上の存在を止めることはできないということも気づいていた。
「神と人間の共存」
神たちは長かった暗闇のトンネルを抜け出せたと考えていた。異世界について研究すれば、カオスのような存在を止める力を得るだけでなく、そんな存在の生成自体を抑制することができるだろうと考え、期待を抱いていた。神たちもまた平和だった過去のオリンポスをとても恋しがった。そしてそんなオリンポスを二度と失いたくはなかった。
そんな中、深い眠りからゼウスが目覚めた。
「あなた、目が覚めたのですね。あなたが眠っている短い間に、いろいろなことがありました。」
「そうか・・・俺も、たくさんのことがあった。」
「そうですか。もうすぐ開かれる主神会議でお話を聞きましょう。やらなければならないことがたくさんあります。」
「今は疲れている。力を回復する時間をくれ」
ゼウスは寝室に入りそのまま一週間寝た。ヘラと侍従たちはゼウスの状態を毎日チェックした。ゼウスは平穏な姿で微動だにせず、ただ眠っていた。
ある日、ゼウスの横で寝ていたヘラは人の気配を感じた。ゼウスが眠りから覚めていたのだ。ヘラは喜び、目を開けた。
しかし、ゼウスの後ろ姿からは違和感を感じた。月光が明るく、周りがあまり暗くなかったにも関わらず、ゼウスだけ照らされていないかのように、ゼウスの姿が見えなかった。またゼウスは毎朝起きるとヘラのお尻を触って起きるという癖があったのだが、今日はそれもしなかった。
「ゼウス」
ヘラは振り返ったゼウスの目をみて驚いた。月光はいつの間にか消えゼウスの目だけが光っていた。
「力は戻らないのか」
カオスの魂がゼウスの体を支配した。カオスは自身の力が戻るには膨大な時間が必要であると感じた。オリンポスの神々がみな自分に襲い掛かってきたら、彼らに勝てるのかはわからなかった。
「ヘラ・・・俺は今カオスの力から完全に抜け出せず、闇の力が残っている。だから俺のために、あるものを手に入れてくれないか。」
ヘラはゼウスの様子が少し怪しく思ったが、カオスは死んだと思っていたためカオスの言葉をそのまま信じた。ヘラはオリンポスの宝の一つを持って来いというカオスの言葉に、時間が少しかかるが持ってくると答えた。
「オリンポスと人間のためだ、早めに頼む。」
カオスは自分の力を回復させる宝を得ると同時に、勘のいいヘラをオリンポスから遠ざける案を提案したのだ。カオスはオリンポスの主神会議を開かず、休息期間を設けた。
それから神たちを一人一人訪ね、自身の黒魔法が施された酒を飲ませた。平和を取り戻したと思った神たちは、疑いもせずその酒を飲んだ。その黒魔法は即効性のある魔法ではなかったため、神たちは自分が黒魔法にかかったことに気づかなかった。
また、カオスはオリンポスの先導者として予言を下していたケイロンを、宮廷に追いやった。オリンポスの道しるべともいえるケイロンが消えたことで、カオスは自身の陰謀をより一層隠密に進めることができた。ゼウスが使った雷は、黒い光をまとった。何かが大きく変わったが、隠密に一瞬落ちた雷をオリンポスの神たちは見ることができなかった。
ヘラが来るのを感じた。強力な力をすぐに回復させることができるオリンポスの宝の力も感じた。勘のいいヘラは闇に少しずつ侵食されていることを、少なからず感じるはずだ。カオスは宝をもってオリンポスを離れる準備をした。
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雑談掲示板ここの攻略今詰んでるんだけどまじでムズい(-_-;)>>49
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