木増
画像
ステータス
MIN | MAX | ||
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建造 | 優 | 83 | 602+6*3=620 |
農牧 | 良 | 72 | 429+4*3=441 |
制作 | 中 | 51 | 254+2*3=260 |
財務 | 優 | 83 | 602+6*3=620 |
探検 | 劣 | 16 | 65+1*3=68 |
天賦
★1 | 生産建築を建造する時、作業時間を6%短縮する。 |
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★2 | 生産建築を建造する時、作業時間を8%短縮する。 |
★3 | 生産建築を建造する時、作業時間を10%短縮する。 |
★4 | 生産建築を建造する時、作業時間を15%短縮する。 |
物語
朝の麗江はよく霧に包まれる。
早く起きてもう一度故郷の朝を見ておきたい。木増は思った。出発したら、次はいつ帰って来られるかわからない。
川のほとりまで来ると、霧の中に、どれほどの時間立っていたのだろうか、まっすぐ立っている男の後ろ姿が見えた。
「宏祖さん、今日は早いですね。」
徐霞客は来たのが木増だと気付くと、笑いながら答えた。「未知の土地へ足を踏み入れる度に、興奮して眠れなくなるんです。」
山間から霧が立ち昇り、ゆっくりと渓谷に流れこむ。
徐霞客は川の流れを辿るように目線を景色へと移したが、煙のような白い霧のせいで、何も見えなかった。
「長卿さんは、あの白い霧の向こうに何があるか知っているんですか? 」
「山です。高い山。普通の高い山よりもっと高い山です。」
「じゃあ、その山の向こうは? 」
木増は微笑みを浮かべながら、まっすぐに答えた。「一緒に行ってみればわかりますよ。」