城隍廟
画像
開放条件
Lv.43で開放
紹介
新年には、必ず家族そろって城隍廟にお参りするのが恒例だった。城隍廟は大勢の人で賑わっていた。大郎は母に手を引かれ、二郎は父に肩車してもらった。大郎は父の肩に乗った二郎を羨ましそうに見上げた。「二郎よりちょっと早く生まれただけなのに! 」すると二郎は父の肩を叩き、「お父さん、お兄ちゃんに乗ってもらってよ、ちょっと歩きたいんだ!」と言い出した。恥ずかしそうに父に肩車をしてもらった大郎は、母と手を繋いでいる弟を見て、もごもごと「ありがと」と言った。「いいよ、僕たち兄弟でしょ。」母が買ってくれた小さな提灯を持ち、二人は、両親が頭上の像に線香をあげて頭を下げるのを眺めていた。その横で、誰かが、「嗚呼、秦裕伯よ!貴公の品性は高山流水の如く、万古不易である!」と唱えた。大郎は二郎に聞いた。「何言ってんのかな。」二郎は首を振った。「わかんない。」二人はその白い衣を纏った背中が人混みの中に消えるまで見送った。「ほら、二人とも何見ているんだ?さあ!新年のお祭りの後は、花灯祭りだ!」父はそれぞれの腕で二人を抱き上げると、花灯のたくさんの赤い光の中に入って行った。城隍廟の外は花灯でいたる所が明るく照らされ、一家は、賑やかなお祭りを心ゆくまで楽しんだ。
ステータス
所要材料 | 数 |
5 | |
50000 | |
15 | |
20時間 | |
繁栄度・環境 | 30・10 |