泉先
画像
ステータス
MIN | MAX | ||
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建造 | 中 | 57 | 242+2*2=246 |
農牧 | 中 | 74 | 257+2*2=261 |
制作 | 良 | 243 | 439+3*2=445 |
財務 | 特 | 177 | 792+6*2=804 |
探検 | 優 | 122 | 609+6*2=621 |
専属御宝 | 鮫珠 |
天賦:鮫綃
★2 | 生地店、絹店、標布店で仕事する際に、おまけで1000%の銅貨を獲得する。かつ、必要な働き手の数-1。 |
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★3 | 生地店、絹店、標布店で仕事する際に、おまけで1100%の銅貨を獲得する。かつ、必要な働き手の数-2。 |
★4 | 生地店、絹店、標布店で仕事する際に、おまけで1200%の銅貨を獲得する。かつ、必要な働き手の数-3。 |
外見の特徴
鮫綃をまとい、手に鮫珠を持つ鮫人。鯤鵬に乗り山海を離れたばかりで、体にはまだ水の名残がある。性格と経歴強い好奇心と探求心を持つ。江南水都で暮らしやすくするため鮫人の姿を隠し、人間のように装っている。『江南水都風物名鑑』に沿ってここを探索し、土地柄や人情を知ろうとしている。
物語
世の人が不思議な存在の伝説を読む時、その存在もまた、世の人について読んでいるのではなかろうか。泉先は仇英からもらった『江南水都風物名鑑』を何度も読み返しながら、感想を述べた――鮫綃なんかより、黄道婆の織った布のほうがはるかに柔らかい。鮫珠は裴聞鏡の銅鏡に映されたら、たちまち色あせてしまうだろう。海のエビを七狸酒屋と広陵旅館に渡せば、全く違った味を味わえるに違いない……名鑑の中でも、彼が最も愛しているのは『快意』だ。この章を読むたび、彼はいつも速度を落として、ゆっくりと内容を味わう。「敵に立ち向かうは将兵の快意なり。」彼は、狄青が天の犬「天狗」と戦い、兵が声援を送る情景を思い浮かべた。「五穀豊穣は農家の快意なり。」彼は当康の降臨に大喜びする農民たちの姿を思い浮かべた。では一体、竹林の嘯きや、曲水の宴、義侠行為など……これらは誰の快意なのだろう?泉先は経験したこともなければ、見たことすらない。鯤鵬に乗り山海を出た時、仇英は言った。この名鑑は幕友の文漢儒によって作られたもので、疑問があればいつでも彼に聞けば良いと。「聞いてみようか?」泉先はじっと名鑑を見つめた。表紙の江南水都風物名鑑という題名が、別紙に書いて貼られていることに気がついた。横から見ると、題名の紙は幾重にも折りたたまれていた。泉先は少し考えると、その紙を丁寧に表紙から剥がし、広げてみた。すると、目の前に現れたのは、仇英が描いた蘇州府の地図だった。仇英はわざわざ自分の住所まで記していた。泉先の訪問を待っているようだった。桃花塢へ友を訪ねる「快意」が湧き上がり、泉先は鯤鵬を呼び寄せ、山海を発ち、江南水都に向かった。