魚屋台
概要
レア度 | 画像 | マス |
---|---|---|
効果
2010
毎日銅貨*360を生産します。
入手方法
厳さま取引
塩商
物語
安は物心ついた頃から、毎日のように魚の汁椀を飲んでいた。魚の煮汁を飲むと賢くなれるんだぞ。当時、お爺ちゃんはいつもそう言っていた。そして安はわずか十歳にして童試に合格し、童子科の生徒になった。それからというもの、魚の煮汁を飲めば賢くなれる、という噂が町中に広まった。安が勉強のために町を出て、時間を持て余していたお爺ちゃんは、小さな町で小さな魚屋台を出すことにした。彼は川で釣った魚を毎日町まで売りに行った。魚はいつでも新鮮な上に、安かった。「爺さん、どうして釣った魚を自分で食べないんだい?」そう聞かれたこともあった。お爺ちゃんはいつもこう答えていた。「魚、別に好きじゃないんだ。」お爺ちゃんは年をとると、釣りをやめ、屋台を近所の人に譲った。今でも町にはその小さな魚屋台がある。そしてその屋台の文字は、安が昔書いたものだった。