遨遊の龍灯
概要
レア度 | 画像 | マス |
---|---|---|
効果
1010
入手方法
ガチャ
梅山の七怪
物語
お正月に一番楽しいのは子供たちだ。新しい服を着て、普段食べられない美味しいものを食べられる。祝日はみんな休みだが、大人たちはいつもより忙しく、子供たちの面倒を見る余裕はなかった。戌吉、梅ちゃん、小坊主はまた集まった。「灯会に行こう!」「やった!やった!灯会だ!」灯会では、屈強な男たちが長い龍灯を掲げ、人混みの中でもひときわ目立っていた。戌吉たち三人は、龍灯に引き寄せられるようにその下に駆け寄り、後に続いて歩いた。列にはいつの間にか道端の子犬まで加わり、龍灯の下で踊っていた。灯会を楽しんだ後、来年の今日また一緒に灯会を見に来ようと約束し、三人と一匹は掲げた手を互いに打ち鳴らした。帰る途中、梅ちゃんが問いかけた。「さっきの子犬、白かった?黄色かった?」戌吉は白、小坊主は黄色と答えた。二人は梅ちゃんの顔を見ながら、答えを待った。梅ちゃんはお腹をポンポンと叩いて答えた。「黄色い犬は白くなり、白い犬は体が腫れている、だよ。」「もう、梅ちゃん!からかったな!」逃げ足の早い梅ちゃんを、戌吉と小坊主は楽しそうに笑いながら追いかけていった。