葫蘆の家
画像
開放条件
Lv.57・州府レベル8以上
ステータス
材料 | 9 2900 500 500 |
9時間 | |
経験値 | 5234 |
繁栄値・環境 | 650 |
最大建造数 | 3 |
紹介
魚ちゃんとおばあちゃんは、路地裏の小さな家に住んでいる。
家の庭はとても小さく、部屋は一つしかない。その唯一の部屋も、石畳の床と部屋を仕切る暖簾があるのみで、一見すると何もない。
しかし、魚ちゃんはここが好きだった。なぜなら、ここはおばあちゃんの願いを 叶えられる場所だからだ。
彼女はおばあちゃんとの長い旅の末、江南水部にやって来た。おばあちゃんは水都出身だが、北地のおじいちゃんに嫁がされてからは一度も帰 ってこられていなかった。
魚ちゃんの思い描く江南水都の風景は全ておばあちゃんから聞いたもので、当時おばあちゃんはよく彼女を抱きしめて水都の方向を指して、「煙柳画橋、 風簾翠幕、参差たり十萬の人家。」と詠んで聞かせてくれた。その後、年を取ったおばあちゃんが、療養のために故郷に帰りたいと申し出たとき、魚ちゃんは全力で家族を説得した。おばあちゃんは心の病であることをわかっていた彼女は、「故郷に帰りたい」という最後の願いを叶えてあげたかったのだ。
そして今、おばあちゃんが植えた草花でいっぱいの庭を見て、想像の中の江南水都がようやく現実の風景になったことを魚ちゃんは実感した。引っ越しを終え、家を片付けた翌日、彼女は隣人からひょうたんの種を買い土に埋め、おばあちゃんと一緒にひょうたん棚を作った。ひょうたんは長寿の象徴。おばあちゃんが健康で長生きし、いつまでも故郷の景色を楽しめることを願って。