銭湯
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紹介
「聡、一緒に銭湯へ行こう!」一日の仕事が終わり、強はピョンピョンと飛び跳ねるようにして、聡を見つけた。
ぐっすりと眠っていた聡は、チラッと強を見やると、またすぐ眠りに落ちた。
「ねえ聡、起きてよ!もうすぐ僕たちの番だよ!」強は聡を起こそうと、力強く肩を揺さぶった。
「ひとりで行けよ。」そう言って聡は寝返りを打った。
「でも垢すりはやっぱり聡が一番だよ。」強は涙目で自分の腕にこびりついた泥を指さした。
それを聞いた聡はぐるっと体を起こして、強の口を押さえた。「しっ!春花に聞こえるぞ!」
「どうして?春花は男湯に入れないだろう?」
聡はぶるりと震え上がった。「あいつ、男湯には入れないけど、俺を垢すり師にしようと金で釣ってくるんだ!」
「給料がもらえるなら良いんじゃないの?」
聡はわざとらしくため息を吐く。「バカ強、俺がなんでこんなに疲れてるかわかるか?」
強は頭を振った。
「春花のやつ、まず俺に磁器店の配達をさせたと思えば、俺の口が上手いからって、木炭店で炭も売らせたんだ。その次は、俺が講談できるとかどっかで聞いたらしくて舞台の前座をやらされて、おまけにお茶出しまでさせられたんだぜ。で、手先が器用だからって、ついさっきまで食事処で接待させられてたんだ。おかげでもうくったくただわ。」
強は指を折って数えてみた。「じゃあ今日の仕事は1、2、3…えっと、4つ?」
「6つだ!!6つ!!」聡は全身の力で叫んだ。
「ぷっ。」その声は、通りかかった春花のものだった。
「何笑ってんだよ。」聡は不満を滲ませ声を上げた。
「1つ多かったわ。どうかしら、6つ目も稼ぎたいでしょう?いっそうちの銭湯で垢すり師になったら?」
ステータス
所要材料 | 数 |
1000 | |
300 | |
280 | |
6 |
繁栄度・環境 | 繁栄度250 |
経験値 | 1600 |
最大建造数 | 3 |