【ストーリー】EPISODE 4-1 真相はわからない

| - 真相はわからない 絶叫ナイト! |
登場人物
女性A、男性B、デュース、ケイト
テキスト全文
── 植物園 ──
女性A:「やっとついた! 植物園~。」
女性A:「マジカメでバズってる、ここにしかない珍しい花……絶対にうちらも写真撮りたいよね!」
男性B:「だな!どこに生えてるんだろう。」
女性A:「あっ、あれじゃない!?花壇の一番奥に生えてる綺麗な花!」
「花壇に入らないでください」
男性B:「花壇に入るなって言われても……このままじゃ他の草が邪魔で、うまく写真が撮れないよなあ。」
ガサガサ……
女性A:「ん? 木の向こうにも人がいるみたい。」
???:「ねえキミ、知っているかい?ナイトレイブンカレッジの植物園にまつわる噂……。」
???:「え? 知らないっすねー。教えてください。」
女性A:「ん? 噂?」
???:「何世紀も前の話だけれど……この植物園のあたりは“問題のあるヤツ”を埋葬する墓地だったんだ。」
???:「問題のあるやつ?」
???:「人を困らせる魔法士、とんでもない暴君、残虐な騎士……とにかく人の手に負えない悪者さ。」
???:「人の多い都市部には埋葬できないいわく付きの者をへんぴな賢者の島に押し付けたというところだろう。」
???:「そんな悪い奴らが悪霊になり蘇ったら大変だろう?だから島民は、墓地に番人をつけたそうだ。」
???:「しかし……その墓守は、霧が立ち込める夜に忽然と姿を消してしまったらしい。」
???:「次の墓守も、その次の墓守もそのまた次の墓守も……」
???:「何人もの墓守が、決まって霧の夜に行方をくらませた。」
???:「みんな逃げ出したのか? それとも埋葬された悪者たちに、あの世に連れ去られたのか?」
???:「……真相はわからない。」
???:「けれど、今も霧の夜にはシャベルを持ったスケルトンがこの植物園をうろついているのが目撃されるとか。」
???:「そのスケルトンは、消えた墓守たちの成れの果てではないかと言われているんだよ。」
???:「彼らは自分が命を落としたことに気付かず今でも墓を守っているそうだ。」
???:「ええ~!?オレ、そんな話聞いたことないっすよ?」
???:「学園は必死に隠しているが、ナイトレイブンカレッジでは毎年行方不明者が出ているらしいぞ。」
???:「消えた人たちが最後に目撃されたのはこの植物園だって話だ。」
???:「だから『立ち入り禁止』の花壇がたくさんあるんだとさ。体面上、表立っては言えないが……」
???:「スケルトンの現れる場所に生徒が立ち入らないようにするためだろうな。」
???:「……」
???:「噂をすれば、霧が出て少し冷えてきたね。ボクたちも早く帰ろう。」
ガサガサ……
女性A:「……だってさ。今の話聞いた?」
男性B:「いやいや! 元墓地とかスケルトンとか学校にありがちなただの怪談っしょ。」
女性A:「あー、ね。『NRC7不思議』的なやつかあ。」
男性B:「つか逆においしくね? いわくつきの植物園、怖くてハロウィーンっぽいじゃん。」
男性B:「怪談動画って人気あるし、バズっちゃうかもよ!」
女性A:「それもそっか。んじゃ入っちゃおー!」
ドスドスドス
デュース:「……」
デュース:「奴ら、看板を見たうえで花壇に入りました!」
ケイト:「マジカメモンスター確定だね。」
デュース:「ローズハート寮長たちの話を聞いていたのにそれでも花壇を踏み荒らすなんて!」
ケイト:「ためらうどころか、楽しそうに笑ってるし……」
ケイト:「ちょーっと強めにお仕置きしないとかな。」
ケイト:「みんな、所定の位置について準備して!」
はいっ!
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