【ストーリー】EPISODE 3-5 よぉく気を付けなくては

| - よぉく気を付けなくては 騒乱トリック! |
登場人物
デュース、シルバー、ヴィル、ジェイド、エペル、イデア、ケイト、エース、グリム、フロイド、リドル、アズール、カリム、ラギー、ジャミル、レオナ、ルーク、リリア、クロウリー、バルガス、クルーウェル、トレイン
テキスト全文
── メインストリート ──
デュース:「注意書き?」
シルバー:「……」
シルバー:「はっ!鏡の間に立てている「看板」か?」
ヴィル:「そう。うちやディアソムニアのように“守るべきルール”をきちんと知らしめて……」
ジェイド:「それを破った者を「マジカメモンスター」と認定しましょう。」
エペル:「なるほど。じゃあその人たちを追い出せばいいんですね。」
……っしゃあ!!学園の外までぶっ飛ばしてやる!!!
イデア:「いやいやさすがに「防御システム」のフリして追い出すのにも限度あるでしょ。」
イデア:「相手もそこまでバカじゃない。こっそり魔法使ってたのがバレたら、ヤバイのは拙者たちのほうですぞ。」
ケイト:「そーだね。例えどんなに迷惑をかけられたとしても……」
ケイト:「魔法執行官でもないオレたちが一般人を魔法で攻撃するのは本来NG。」
ケイト:「ハロウィーンパーティーどころか学園に批判が殺到して大変なことになっちゃう!」
デュース:「じゃあ…………拳、すかね?」
エース:「普通の喧嘩でも警察沙汰になるっつーの。」
グリム:「マジカメモンスターを攻撃せずに追い出す方法……。」
グリム:「そんなのあるのかぁ?」
……。うーん…………。
フロイド:「あははははははっ!」
リドル:「……」
リドル:「フロイド。」
リドル:「みんな真剣に考えているというのに一体なにがおかしいんだい?」
フロイド:「だってさあ、みんな難しい顔して悩んじゃって……」
フロイド:「なんでぇ? 難しいことなんか全然ねーじゃん。変なの。」
ジェイド:「ふふふ、フロイド。笑ってはいけませんよ。」
アズール:「ジェイドも笑ってしまっていますよ。」
ジェイド:「これは失礼。」
ヴィル:「……なに。感じが悪いわね。」
アズール:「やれやれ……。」
アズール:「みなさん、これまで厄介なお客様に立ち退いて頂く際どうされていたか思い出してください。」
イデア:「まず、誰かを「立ち退かせる」機会なんてそうそうないんだよなあ……。」
アズール:「おや、そうなんですね。」
ジェイド:「例えば……賃貸住宅を想像してください。」
ジェイド:「多くの契約では、正当な理由なくして賃主が借主を強制的に追い出すことはできません。」
ジェイド:「ですから……自分から出て行っていただくんです。」
リドル:「自ら出て行かせる……?よりよい条件で他の契約を結ぶとか?」
カリム:「わかった! 一緒にうまい飯を食いながら腹を割って話し合うんだな?」
ラギー:「あーあ……これだからお坊ちゃま方は。」
ラギー:「ジェイドくんたちの悪そ~な笑顔を見ててピンとこないんスか? もっとひどいことッス。」
ラギー:「嫌な思いをさせるんッスよ。「もうここにいたくない!」って思うぐらいにね。」
アズール:「さすがラギーさん。正解です。」
ジェイド:「怖い。危ない。嫌い。気持ちが悪い……」
ジェイド:「そのように感じるものからたいていの人間は距離をおきます。」
ジェイド:「それはマジカメモンスターたちも例外ではないはず。」
ジェイド:「例えば、もし。……もしですよ?」
ジェイド:「このナイトレイブンカレッジに、可愛らしいグリムくんや愛嬌のあるゴーストではない……」
ジェイド:「“本当に恐ろしいゴースト”がいたとしたら?」
ジェイド:「マジカメモンスターは今のように「映え」などと言っていられるでしょうか。」
ヴィル:「……」
ヴィル:「確かに、“もし”そんなゴーストがいたら、一刻も早くこの学園から出て行きたくなるでしょうね。」
ジェイド:「もちろん、楽しく安全な当学園にそのような恐ろしいゴーストは存在しません。」
ジェイド:「ですが……中には勘違いしてしまう方がいらっしゃるかもしれませんね。」
ジェイド:「なにせ、今は『ハロウィーンウィーク』……恐ろしいゴーストが現世を彷徨い歩く季節。」
ジェイド:「そして僕たちは……」
ジェイド:「ご覧の通り、ゴーストの格好をしていますから。」
ジェイド:「不幸な誤解を招かないようよぉく気を付けなくては。」
ジャミル:「……」
ジャミル:「言われてみるとそういう勘違いを産む可能性もあるな。」
レオナ:「ククッ……白々しい。よく言うぜ。」
イデア:「ヒヒッ。これは念入りに“気を付けて”いかないといけませんな。」
グリム:「ふぅむ……なるほどなんだゾ!」
デュース:「つまり……」
デュース・グリム:「……」
デュース・グリム:「どういうことだ?」
エース:「だーっ!わかってねえなら頷くなっての。」
ケイト:「つまり、オレたちが怖いゴーストのふりをして……」
ケイト:「マジカメモンスターをおどかして学園から追い出しちゃおうってこと!」
選択肢:
├ [ ナイスアイデア! ]
└ [ なるほど…… ]
── 分岐:【ナイスアイデア!】 ──
ケイト:「うん、オレもそー思う♪」
── 分岐:【なるほど……】 ──
エース:「お前もわかってなかったのかよ!」
────
ヴィル:「……」
ヴィル:「パーティーが開かれるのは明日10月31日の夜。」
ヴィル:「作戦を決行するなら、今夜しかないわ。」
ルーク:「ふふふ……夜の狩りか。腕が鳴るね。」
ヴィル:「みんな、いいこと。アタシたちは……」
ヴィル:「「明日のハロウィーンをより盛り上げるためにゴースト役の練習をしている」」
ヴィル:「あくまでそれだけよ。」
リリア:「くふふ。思わず“練習”に熱が入りすぎてしまうかもしれんが……それも若さじゃな。」
ヴィル:「そう。そして……これはアタシたちだけの秘密の“練習”。」
ヴィル:「わかったわね?」
おー!
ザッザッザッ
クロウリー:「ふうー……先生たちの間でも議論が紛糾しています。」
クロウリー:「少しでも開催の可能性を高めるために……」
クロウリー:「ハロウィーンパーティー開催の有無は、明日の朝状況を見ての判断ということになりそうです。」
はーい!
カリム・アズール:「わかりましたー!」
リリア・イデア:「それで全然問題ないでーす!」
バルガス:「……」
バルガス:「やけに聞き分けがいいな。」
クルーウェル:「お前たち、まさか……。」
ケイト:「え~! 先生ったらやだなぁ。オレたちいつも素直ないい子じゃん♪」
ジェイド:「皆さん、事態の重さを深刻に受け止めているんですよ。」
ヴィル:「ハロウィーンパーティーが無事に開けるようアタシたちはただ祈るしかないわ……。」
トレイン:「……。」
トレイン:「……もう一度言っておく。私たちの指示を待つんだ。」
トレイン:「くれぐれもおかしな真似はするんじゃないぞ。」
クルーウェル:「まあまあ。トレイン先生。生徒を心配するお気持ちはよくわかりますが……」
クルーウェル:「そう目を釣り上げることもないでしょう。」
クルーウェル:「普段はヤンチャな仔犬どもですがハロウィーンを楽しみにする気持ちは人一倍です。」
クルーウェル:「まさかハロウィーン前日の今日に限って問題行動などするわけがない!」
クルーウェル:「我々教師も、今日は総出でお客様の対応にあたるとしましょう。」
クルーウェル:「そうすれば仔犬どもにも……」
クルーウェル:「心と……時間の余裕ができるはず。」
クルーウェル:「そうだな?バッドボーイども。」
ジェイド:「ふふふ……はい。ご協力ありがとうございます。」
ケイト:「あっ。そろそろ10時だ~。今日のお客さんが来るから、持ち場につかないと♪」
ヴィル:「全員わかってるわね。」
ヴィル:「……大切なお客様に最高のハロウィーンを届けてあげましょう!」
おう!
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