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【ストーリー】EPISODE 4-11 知らないのか!?

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最終更新者: novira

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知らないのか!?
絶叫ナイト!

登場人物

女性B、男性A、スカラビア寮生A、スカラビア寮生B、ジャミル、B、カリム


テキスト全文

── 購買部前 ──


女性B:「あっ、すごい! さっきアップしたばっかりなのにワッフルの写真にもう20いいねもついてる。」

女性B:「「羨ましい」ってコメントついてるよ。やっぱ限定品は映えるよね。」

男性A:「そうそう。大切なのは味より見た目……」

男性A:「うわっ!?」

女性B:「どうしたの?」

男性A:「い、今……足になんか「フサッ」って感触が。」

女性B:「え?生えてる草が当たったとかじゃない……」

女性B:「ひっ!」

女性B:「わ、私の足元にもなにかがまとわりついてくる!暗くてよく見えない、一体なに!?」

男性A:「柔らかくて、ふさふさしててクネクネ曲がって……。」

???:「アオーン!」

女性B:「えっ。なに今の……鳴き声?」

???:「グルルルル……。」

男性A:「それに大きな唸り声……もしかして、犬?」


バタバタバタ!!


スカラビア寮生A:「うわーっ! 助けてくれ!」

女性B:「えっ、ナイトレイブンカレッジの生徒!?どうしたんですか!」

スカラビア寮生B:「おっ……お……狼男が!狼男が出たんだ!!」

男性A:「……え、狼男?」

男性A:「ってことはもしかして、さっきのふさふさって……狼男の尻尾!?」

女性B:「まさか! ここって学校の中でしょ?どうして狼男が出るの?」

ジャミル:「知らないのか!?この賢者の島では有名な言い伝えだというのに!」

ジャミル:「はるか昔、学園近くの森は狼男の住処だったんです。」

ジャミル:「ナイトレイブンカレッジができたばかりの頃生徒たちは何度も狼男に襲われ……」

ジャミル:「これ以上の犠牲者を出すまいと、学園の者たちは何年もかかって狼男をなんとか倒した。」

ジャミル:「……こんな話を耳にした覚えはありませんか?」

女性B:「そんなおっかない話、聞いたことないですけど!?」

男性A:「でもナイトレイブンカレッジができた頃ってことはずっと昔の話でしょ?」

男性A:「僕たちが知らないだけなのかも……。」

ジャミル:「伝承によると、倒した狼男を埋めたのはこの購買部のあたり。」

ジャミル:「もしかしたら、食べ物の匂いに釣られて」

ジャミル:「狼男が蘇ってしまったのかもしれない!」

ジャミル:「ああ、だからゴミを捨てるなと書いてあったのに!一体どこの誰がルールを破ったんだ!?」

男性A・女性B:「ぎくっ。」

男性A:「さ、さあ? 誰ですかね……。」

スカラビア寮生B:「あっ、後ろ!!」

男性A:「えっ!」

男性A:「い、今耳が……。」

女性B:「わ、私も見えた。大きな耳!本当に狼男だ!」

???:「アオーーン!!」


ガサガサ!!


女性B:「も、もうそこまできてるよ!」

男性A:「ど、どうしよう……そんな凶暴な怪物と戦えるわけない!」

女性B:「でも、ナイトレイブンカレッジの生徒ってみんな優秀な魔法士なんだよね?」

女性B:「怪物のことは任せとけば大丈夫だよ!早く逃げよう!」

スカラビア寮生A:「見捨てていくなんてひどいぞ!」

男性A:「僕たち関係ないんで!それじゃっ!」

ジャミル:「うわーーーーーーーっ!!!助けてくれーーーー!!」

ジャミル:「……。」

ジャミル:「よし、やつらはカリムのほうに向かったな?」

ジャミル:「これで迷惑客は狼男の存在を完全に信じ込んだはずだ。」

ジャミル:「あとは肝心のトドメだが……。」

ジャミル:「……」

ジャミル:「カリム……。」

ジャミル:「「オレが最後に狼男の真似をしておどかす!」」

ジャミル:「なんて、随分と自信満々だったけど……。」

スカラビア寮生A:「仮装が仕上がった時に見せてもらった「がおー!」って鳴き声、全然怖くなかったですね。」

スカラビア寮生B:「どちらかというと……その、子犬みたいな……。」

ジャミル:「ああ。泥棒が入ってきても尻尾を振って迎えるような、番犬にもならない狼だった。」

ジャミル:「俺が役割を交代するって言ったのに、「オレに任せておけ」と言うばかり。」

ジャミル:「楽観的に考えているのか?」

ジャミル:「それとも……」

ジャミル:「……とにかく心配だ。いざというときにはフォローできるよう、様子を見に行こう。」

ジャミル:「急いでカリムのいる場所に向かうぞ。マジカメモンスターに見つかるなよ。」

スカラビア寮生A・B:「はい!」

女性B:「はあはあ……随分走ってきたし、もう大丈夫かな。」

男性A:「さっきの悲鳴って……あの人たちもしかして狼男にやられちゃったのかな……。」

女性B:「だ、大丈夫だって!それより自分たちのことを考えないと……。」


ガサガサッ!


男性A:「ひっ!し、茂みが揺れてる……!」

???:「グルルルル……ガウッ!」

???:「ヴォ……ヴォ、ヴォマエラァァァ……」


ガサガサガサッ!!


カリム:「ズタズタニィィィィ!!!シテヤルゥ!!!」

カリム:「がおーっ!!!」

男性A:「ぎゃーーーーーっ!狼男だーーーーー!」

女性B:「あっちいってー!」


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