【ストーリー】EPISODE 4-17 オレの悲しみと恨み……

| - オレの悲しみと恨み…… 絶叫ナイト! |
登場人物
オルト、男性A、男性B、イデア
テキスト全文
── 図書室‐エントランスホール ──
オルト:「……そっかー。パンプキン騎士(ナイト)は知ってるんだね。」
オルト:「それじゃあお兄さん、この話は知ってる?マニアの間では有名な話なんだけど……」
オルト:「『パンプキン・ホロウ』は実話を元にしてるらしいんだ。」
男性A・B:「実話ぁ?」
オルト:「うん。」
オルト:「昔、粗末にされたジャック・オ・ランタンのゴーストが騎士に乗り移って……」
オルト:「食事を楽しむ人間を、みーんなパンプキンに変えちゃう事件があったんだって!」
オルト:「きっと自分が食べてもらえなかったからゴーストは食べ物に嫉妬してるんだね。」
オルト:「その怖いパンプキン騎士(ナイト)が現れたのが……」
オルト:「ここ、賢者の島らしいんだ!」
オルト:「当時の人たちは、なんとかパンプキン騎士(ナイト)を倒してこの図書館の下に彼を埋めたらしいよ。」
オルト:「だから図書館は「飲食禁止」なんだ。おいしく食事をしている人を見るとパンプキン騎士(ナイト)が怒っちゃうの。」
男性A:「あっはっは!! キミ、そんな話信じてるの〜!?素直でちょー可愛いわ。」
男性B:「ジャック・オ・ランタンのゴーストとか人がパンプキンに変えられるとか……」
男性B:「ありえないって〜!大丈夫大丈夫!」
ムシャムシャ……
ゴクゴク
オルト:「そうかなあ……」
オルト:「あれっ!」
オルト:「ねえ!なんだか変な音がしない?」
男性A:「え?」
ガシャン……
ガシャン……
男性B:「確かに……ガシャンガシャン変な音がする。金属が擦れ合ってるみたいな……。」
ガシャン……
ガシャン……
男性A:「だんだん近付いてきてね?」
ガシャン……
ガシャン……
???:「「パンプキンはパンプキンでも食べられないパンプキンはなんだ?」」
イデア:「「……答えはこのオレさ!悲しきモンスター、パンプキン騎士(ナイト)!」」
男性A・B:「うわあっ!?」
男性A:「な、なんだこいつ!暗闇の中から飛び出てきたけど……鎧……?」
オルト:「うわーーーーーーーッ!パンプキン騎士(ナイト)が出たーーーーーーー!!!」
男性A:「……パンプキン騎士(ナイト)? こいつが?おい、本当かよ。」
男性B:「いや俺も実際に映画を見たわけじゃないから知らないし……。」
オルト:「お、お兄さんたち、のんびりしてないで早く逃げないと!」
オルト:「じゃないと……」
オルト:「パンプキン騎士(ナイト)の復讐が始まっちゃう!」
イデア:「「もう遅いイィ!!!!!」」
イデア:「「クハハハハ……罪深き人間どもよ。このパンプキン騎士(ナイト)にあったのが運の尽き」」
イデア:「「哀しく腐り果てたオレの悲しみと恨み……」
イデア:「その身で味わうがいい!」」
男性A:「ちょ、図書館が燃えてるし!やばくね!?」
男性B:「なんだよ、この青白い炎は!?」
イデア:「「それはあの世の業火……お前たちをパンプキンパイにして、食べずに捨ててやろう!」」
イデア:「「いざ這い寄り集え、闇のツル!人間たちを捕らえるのだ!」」
男性A:「か、壁から飛び出てきたツルが襲いかかってくる!」
オルト:「うわーん、助けて!ツルに足首を掴まれちゃった!」
オルト:「連れ去られちゃうよーーーーー!」
ズズズズズ……
男性B:「や、やべえ! 子どもがツタに捕まったぞ!」
男性A:「落ち着けって! どうせ学園の生徒が悪ふざけして俺たちをおどかそうとしてるだけだろ。」
男性A:「とっ捕まえて正体を暴いてやろうぜ!」
イデア:「「くっ! この偉大なるパンプキン騎士(ナイト)様に歯向かうとは、なんと生意気な人間だ……」」
ガシャンッ
ガシャンッ
男性A:「よしっ、手を押さえたぞ。引き倒せ!」
イデア:「「ぐうっ!」」
バタン!
男性B:「よし! こいつが起き上がる前に、兜を取って中にいる犯人の顔を確かめてやろーじゃん!」
男性A:「よっしゃー!ヘルメット、」
男性A:「とれ……た……?」
男性A:「……え?」
男性B:「あ、頭……中身が…………」
男性A・B:「ない!!!??」
イデア:「……。」
ガシャン……
ガシャン……
男性B:「えっ。こ、この音……最初にパンプキン騎士(ナイト)が現れた時の……」
男性A:「鎧の音!?」
ガシャン……
ガシャン……
イデア:「「愚かなり人間……貴様らは植物にも劣る存在……」」
ガシャン……
ガシャン……
イデア:「「パンプキン畑の露と消えるがいい!」」
男性B:「パパパ……パンプキン騎士(ナイト)が」
男性B:「たくさん出てきたああ!」
イデア:「「我々の恨みを晴らしてやる。人間に……ハロウィーンの制裁を!」」
ガオー!
男性A・B:「ぎゃーーーーっ!!!」
< >

