【ストーリー】EPISODE 4-21 子々孫々に至るまで

| - 子々孫々に至るまで 絶叫ナイト! |
登場人物
女性B、男性A、マレウス、セベク、シルバー、リリア
テキスト全文
── オンボロ寮 ──
女性B:「ぎゃあ! 丸焦げにされちゃう!龍に食べられたくなんてない!!」
男性A:「もう二度と立ち入り禁止の場所に入ったりしません!」
男性A・女性B:「許してくださいーーー!!」
バタバタバタバタ……
マレウス:「赤子の手をひねるより容易かったな。」
セベク:「若様ーーーーっ!!」
セベク:「若様が直々に表に出てこられるなど……」
セベク:「なにか不手際がありましたか!?」
マレウス:「奴らならもう逃げ出していったぞ。」
マレウス:「ふふふ……あの情けない顔!お前たちにも見せてやりたかった。」
セベク:「おお……厄介なモンスターをあっという間に追い払うその威厳!」
セベク:「感動いたしました!!」
シルバー:「無事に作戦が成功したようで、なによりです。」
リリア:「作戦のう……。」
リリア:「オンボロ寮の中に入ったマジカメモンスターをわしが驚かし、シルバーたちで逃げ道を塞ぎ……」
リリア:「誘導された奴らが外に出たところでお主が展示品の龍を魔法で動かして驚かす。」
リリア:「……そういう作戦じゃったな?」
マレウス:「ああ。」
リリア:「マレウスよ。直接おどかしてやらねば気が済まないほどマジカメモンスターに怒っておったのか?」
マレウス:「本当は本来の姿に戻ってひとのみにしてやろうかと思ったんだが……」
マレウス:「少し炎を吹いてみせたくらいであの怯えよう。哀れになって、見逃してやることにした。」
リリア:「くふふ!お主も案外、サプライズ好きよの!」
マレウス:「お前たち。奴らを僕の元まで連れてきてくれたこと、感謝する。」
マレウス:「奴らの泣き顔を見て、やっと気分が晴れた。よく働いてくれたな。」
はっ!もったいないお言葉です。
リリア:「これで楽しいハロウィーンが迎えられそうじゃな。」
リリア:「お、そうじゃ。わしらも記念撮影をしようではないか。わしのスマホで撮ってやろう。」
リリア:「マレウス、シルバー、セベク。そこに並べ。」
リリア:「にっこり笑ってはいチーズじゃ!」
パシャ!!
リリア:「うむうむ。よく撮れておる。」
セベク:「ありがとうございます!!!!この写真、実家に祭壇を作って飾ります!!」
セベク:「そしてジグボルト家の家宝として子々孫々に至るまで大事に引き継いでいく所存です!」
セベク:「そうだ。リリア様もぜひマレウス様とお写真を!僕が撮ります。」
シルバー:「そうだな。せっかく仮装をしているんですから、2人でぜひ。」
リリア:「お、よいのか?」
リリア:「じゃあ頼む!」
マレウス:「改まって2人で写真を撮るなど、久しぶりだな。」
リリア:「そうかもしれん。そうじゃ、お主もマジカメをはじめてみたらどうじゃ?」
リリア:「そうしたら、自然と写真を撮る回数も増えよう。」
マレウス:「僕はいい。人間に好奇の目で観察されるのは好まない。」
リリア:「ん? マレウス。帽子が斜めになっておるぞ。」
リリア:「どれ、こっちを向いてみろ……。」
マレウス:「……それぐらい、自分で直せる。」
マレウス:「まったく……リリアはいつまで僕を子ども扱いするつもりだ?」
リリア:「おっ、そうじゃったそうじゃった。ついつい、昔の癖で世話を焼きたくなってしまう。」
セベク:「いきます!!せーのっ……」
シルバー・セベク:「ハッピーハロウィーン!」
マレウス・リリア:「ハッピーハロウィーン!」
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