【ストーリー】EPISODE 5-61 双璧コンプリメント!

| - 双璧コンプリメント! 美貌の圧制者 |
登場人物
ヴィル、グリム、ネージュ、ルーク
テキスト全文
── コロシアム‐廊下 ──
コツコツ
ヴィル:「……………………。」
グリム:「オイ、ユウ。どうしたんだよ。」
グリム:「リハも終わったし、勝手にメシ食ってきていいって言われたのに……」
グリム:「こそこそヴィルのあとなんかつけて。」
選択肢:
├ [ なんだか嫌な予感がして…… ]
└ [ わからない。でも、こうしなきゃいけない気がして ]
グリム:「あっ、ヴィルのヤツ控室の前に止まったんだゾ。誰の部屋だ?」
コンコン!
???:「はーい! いま出まーす。」
ガチャッ
ネージュ:「あっ、ヴィーくん。どうしたの?」
ヴィル:「…………さっきはすぐリハが始まってあまり話せなかったから。」
ヴィル:「もう少しだけ、アナタと話がしたくて。」
ネージュ:「!」
ネージュ:「うん! 僕もそう思ってた。」
ヴィル:「……あら、さっきのちいさなお友だちたちは?」
ネージュ:「ドミニクたちなら、文化祭の展示ブースを見に行ったよ。」
ネージュ:「もう、ちっともじっとしていないんだから。」
ヴィル:「そう、ひとりなのね。」
ヴィル:「……リハーサルのパフォーマンス、素晴らしかった。」
ヴィル:「アナタの愛らしさは、いつもまわりの人間を一瞬で虜にしてしまう。」
ヴィル:「昔からそうだった。」
ネージュ:「ヴィーくんたちのパフォーマンスも、すごかったよ!」
ネージュ:「あんな格好いい曲、僕にはきっと歌いこなせない。踊りもビシッと決まってて、見とれちゃった。」
ヴィル:「そう……ありがとう。」
ヴィル:「ふふ、お互いないものねだりね。」
ヴィル:「ねえ、ネージュ。喉が乾かない?」
ヴィル:「美味しい林檎ジュースを差し入れにきたの。アタシの最近のお気に入りなんだけど……。」
ネージュ:「あっ、それ!こないだマジカメにアップしてたやつだよね。」
ネージュ:「飲んでみたかったんだ。嬉しい!ありがとう。」
ヴィル:「さあ、どうぞ。召し上がれ。」
ネージュ:「いただきます。」
選択肢:
├ [ あっ……! ]
└ [ それは……! ]
ルーク:「ネージュくん!!!!」
ヴィル:「!?」
グリム:「ふな゛っ?」
ルーク:「歓談中にすまない。本番の演出について聞きたいことがあると、スタッフがキミを探していたよ。」
ルーク:「白雪の君(ロア・ドゥ・ネージュ)……」
ルーク:「いや、ネージュくん。」
ネージュ:「ロア・ドゥって、その呼び方……もしかして、あなたは……」
ルーク:「ああ!!走ってキミを探していたら喉が乾いてしまったな。」
ルーク:「キミが持っている林檎ジュース、冷えていてとても美味しそうだ。よかったら私に譲ってくれないかい?」
ネージュ:「は、はい。」
ネージュ:「もちろん!」
ヴィル:「……!」
ルーク:「ありがとう。」
ルーク:「ネージュくん急いでステージへ向かうんだ。」
ルーク:「そして、此処に戻ってはいけない。」
ネージュ:「えっ? それって、どういう……」
ルーク:「さあ走って! さあ早く!」
ネージュ:「は、はい!」
パタパタ……
ヴィル:「あっ…………。」
ヴィル:「ルーク、どうして……」
ルーク:「んん〜……芳しく瑞々しい林檎の香り。」
ルーク:「思わずかぶりつきたくなる、真っ赤な林檎が目に浮かぶようだ。」
ルーク:「エペルくんの故郷の名産品は、実に素晴らしい。」
ルーク:「一滴残さずいただくよ。毒の君(ロア・ドゥ・ポアゾン)。」
ヴィル:「!!! あっ……」
???:「ダメだ、ルーク!!!!!」
パリーン!!
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