【ストーリー】EPISODE 4 サボれば減点

| EPISODE ◆ 4 サボれば減点 ハッピービーンズデー |
登場人物
アズール、ジェイド、フロイド
テキスト全文
── モストロ・ラウンジ ──
アズール:「さ、レジ締め作業も終わりましたし、明日に備えて早めに休むとしましょう。」
アズール:「明日は待ちに待ったハッピービーンズデーです。睡眠は体力回復になにより大切ですから。」
ジェイド:「去年もアズールとは別チームでしたが、今年もチームが分かれてしまいましたね。」
アズール:「1年の時、農民チームだった僕は開始間もなく怪物チームに捕らえられ……」
アズール:「閉会式までみっちりバルガスの筋トレ指導を受ける羽目になった。」
アズール:「……忘れもしない、あの屈辱!」
アズール:「あの筋肉痛!」
アズール:「前回は不覚をとりましたが、今度はそうはいきません。」
アズール:「怪物チームとして、必ず成果をあげてみせます。ふふふ……!」
ジェイド:「ええ。アズールの活躍、敵チームながら楽しみにしています。」
アズール:「ふん。そうやって余裕ぶっていられるのも今のうちですよ。」
アズール:「……ところで。さっきから姿が見えませんが、フロイドはどこに?」
ジェイド:「フロイドなら、お客様用のソファーでイワシの開きのように脱力しています。」
フロイド:「あ゛~~~~~~~~~~」
フロイド:「……………。」
フロイド:「ハッピービーンズデーとか、マジダリィ~~~……。オレ、サボろっかなぁ。」
アズール:「去年は「面白そ~!」と前日から楽しみにしていたのに。本当に気分屋だな、お前は。」
フロイド:「2人はいいじゃん。去年と違う陣営になったんだから。」
フロイド:「オレ、去年と同じでまた農民チームなんだけど。やる前から飽きた。」
フロイド:「追われるの嫌いだし。オレも怪物チームが良かった~。」
ジェイド:「なるほど。それで今日は1日中機嫌が悪かったんですね。」
フロイド:「同じクラスのヤツに怪物チームのくじ譲ってくんね?って、ちょ~っと強めにお願いしたら」
フロイド:「センセーにチクられて怒られたし。」
フロイド:「もう減点でもなんでもいーわ。明日は部屋で寝てる。」
ジェイド:「おやおや……困りましたね。僕は今年、フロイドと同じチームになれたのが嬉しかったのですが。」
フロイド:「ジェイドと一緒とか、特別でもなんでもねーじゃん。」
アズール:「僕は怪物チームなので、フロイドにやる気がないのは願ったりですけどね……」
アズール:「ハッピービーンズデーは、サボれば減点。」
アズール:「さらに後日バルガス先生の特別授業に参加させられるそうですよ。」
フロイド:「はぁ~~?ナニソレ……」
フロイド:「考えただけで萎えんだけど。」
アズール:「ならば朝の点呼だけして、その後はどこかに潜伏して時間を潰していれば良いのでは?」
フロイド:「んぇ~~~~~~~~~」
フロイド:「……?」
ジェイド:「そうですね。試合中、どのような行動をするかは生徒に委ねられていますし。」
ジェイド:「気配を消して潜伏するのは、僕たちウツボの得意技でしょう?」
フロイド:「ん~~~~~~~~~~」
フロイド:「……。」
ジェイド・アズール:「………………………………。」
アズール:「これは、バルガス先生の特別授業コースかな。」
ジェイド:「仕方ありません。今はフロイドの好きにさせておきましょう。」
ジェイド:「また明日になれば気が変わっているかもしれませんから。」
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