【ストーリー】EPISODE 5-66 収束リユニオン!

| - 収束リユニオン! 美貌の圧制者 |
登場人物
ヴィル、ルーク、カリム、ジャミル、デュース、エペル、エース、グリム
テキスト全文
── コロシアム‐特設ステージ ──
ヴィル:「…………う…………」
ヴィル:「アタシ、どうして…………?」
ルーク:「ヴィル!」
ルーク:「よかった。瞳にいつもの輝きが戻ったね。」
カリム:「ほんとによかった……」
カリム:「グスッ、ううっ、ヴィル〜。心配させやがって……。」
ジャミル:「なんでお前が泣いてるんだ、カリム。」
デュース:「よかった……打ちどころが悪かったらどうしようかと。」
ヴィル:「………………とんでもない醜態を、晒してしまったようね。」
ヴィル:「癇癪を起こして他人に当たり散らすなんて、最低だわ。」
ヴィル:「この世で一番、美しくない行為……。」
エペル:「そうですね。癇癪を起こしていいのは3歳児までじゃなかったですっけ?」
選択肢:
├ [ ここでそれ言っちゃう? ]
└ [ ははは…… ]
ヴィル:「そうね……エペルの言う通り。」
ヴィル:「こんなアタシは、もうアナタたちのリーダーでいる資格なんてないわ……」
ルーク:「自惚れてはいけないよ、毒の君(ロア・ドゥ・ポアゾン)。」
ルーク:「残念だが……」
ルーク:「私たちは誰一人、地に伏していない。」
ヴィル:「え……?」
カリム:「ルークの言うとおりだぜ、ヴィル。お前はまだ、誰も傷つけてなんかない。」
カリム:「取り返しのつかないことなんか、なにもしてないんだ。」
ジャミル:「ネージュ・リュバンシェも、今頃7人のドワーフとのんきに踊っているんじゃありませんか?」
エース:「つーか、オレらのことあんだけビシバシしごいといてこんくらいの怪我でリタイアするとかナシでしょ!」
ジャミル:「やや苦しいが……」
ジャミル:「レッスンに熱が入りすぎてメンバーで喧嘩をしただけ、ということで。」
ヴィル:「アンタたち……。」
ヴィル:「この騒ぎを無かったことにしようっていうの?」
ジャミル:「そうは言っていません。」
ジャミル:「ただ、先生がたに事情を説明するのを、大会の後にするだけです。」
ヴィル:「……ふっ。ジャミル、アンタやっぱり悪い男……」
ヴィル:「うっ!」
ルーク:「ヴィル!」
ヴィル:「少しよろけただけでしょう。情けない声出さないで。」
ルーク:「あれだけのダメージを負ったんだ。」
ルーク:「どうか無理はしないで、私の肩に身を預けておくれ。」
エース:「そういえば。ヴィル先輩を最後にぶっ飛ばしたデュースの魔法……あれ、なんだったわけ?」
グリム:「たしかに、あの強烈な一撃、スゴかったんだゾ!」
グリム:「デュース。オメー、いつのまにあんなスゲー魔法覚えたんだ?」
デュース:「いや、あれほど威力が出たのは、僕じゃなくてシェーンハイト先輩のおかげだ。」
カリム:「どういうことだ?」
デュース:「あの魔法は、相手からくらったダメージを僕の身体に溜めて、そのまま相手にブッ込むものなんです。」
デュース:「つまりシェーンハイト先輩が僕にくらわせた魔法が強かったから、あれだけの威力が出た。」
エース:「なんじゃそりゃ!」
エース:「喧嘩のお礼参りかよ!?」
デュース:「物騒な言い方するな! エペルと、海に行って絡まれた時に初めて使えたんだ。」
デュース:「その時は、攻撃を耐えているうちについうっかり出ちまったって感じだったんだが……。」
ジャミル:「はぁ……。うっかりで一般人を魔法で攻撃するな。ことによっては停学モノだぞ。」
デュース:「うっ、す、すんません。」
デュース:「でも、あれから何度やってみようとしても、全然使えなくて。」
デュース:「さっきシェーンハイト先輩に本気でボコボコにされて、やっと感覚がつかめたっつーか。」
カリム:「あっはっは!ほらな、やっぱお前は難しく考えちゃダメなんだよ。」
カリム:「つまり、それがお前の個性(ユニーク)ってことだろ!」
デュース:「個性(ユニーク)?」
デュース:「あ、そうか……」
デュース:「もしかして、これが僕の……」
デュース:「ユニーク魔法!?」
選択肢:
├ [ えっ、無自覚だったの? ]
└ [ しっかり呪文叫んでたけど…… ]
── 分岐:【えっ、無自覚だったの?】 ──
デュース:「ああ。必死だったからよく覚えてないんだ。」
デュース:「……もしかして僕、呪文唱えてたか!?」
デュース:「やばい、全然覚えてねえ!」
── 分岐:【しっかり呪文叫んでたけど……】 ──
デュース:「ええっ!? 僕、呪文唱えてたか!?必死過ぎて覚えてねえ!」
────
デュース:「あとで教えてくれ、ユウ!」
ルーク:「マーヴェラス! 素晴らしいよ。見事に殻を破った姿を見せてくれたね、ムシュー・スペード。」
ルーク:「ごらん。ヴィルもキミの渾身の一撃をお見舞いされてもう全身メロメロさ。」
ヴィル:「全身ボロボロの間違いでしょう。」
ヴィル:「でも……確かに。」
ヴィル:「アンタからの最後の一撃、ガツンと効いたわ。」
ヴィル:「やるじゃない、デュース。」
デュース:「………………」
デュース:「はいっ!!」
ジャミル:「というか、一度も成功したことがなかったのにあんな自信満々に「お前ら伏せろ」なんて言ったのか?」
ジャミル:「発動したから良かったものの、不発だったらどうする気だったんだ。」
カリム:「まあまあ!成功したんだからいいじゃねーか!」
ジャミル:「……まったく、いきあたりばったりなヤツの考えは理解できない。」
エース:「デュ、デュースがオレより先にユニーク魔法覚えるなんて……」
エース:「マジかよ〜……?」
グリム:「オレ様、絶対にデュースにだけは先を越されないと思ってたんだゾ。」
エペル:「ふふっ。僕たちも頑張らないと、かな!」
ジャミル:「さて……あとはこの崩壊したステージをどうするかだな。」
ジャミル:「幸いにも、ヴィル先輩がコロシアムに充満させていた毒霧によって、」
ジャミル:「この騒ぎの目撃者は俺たち以外に誰もいない。」
ジャミル:「ヴィル先輩のユニーク魔法が継続効果が長いタイプで逆に助かった。」
ジャミル:「バレないうちに会場を修復し、呪いを解いて外に出たいところだが……。」
ジャミル:「俺たちの残りの魔力ではすべてを元通りにするのは不可能だろう。」
ジャミル:「……くっ、どれだけ考えても手詰まりだ。さすがにどうしようもないかもしれない。」
グリム:「ふなぁ……。」
エペル:「そんな、それじゃあ『VDC』は……。」
???:「おやおや……これはどうしたことだ?」
!!!!
ヴィル:「アンタは……。」
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