【ストーリー】EPISODE 5-68 最高潮ビート!

| - 最高潮ビート! 美貌の圧制者 |
登場人物
ジャミル、ヴィル、ルーク、エペル、エース、グリム、撮影スタッフA、デュース、カリム、司会
テキスト全文
── コロシアム‐廊下 ──
ジャミル:「本番まであと10分か……。」
ヴィル:「そろそろスタンバイの声がかかる頃ね。先に舞台袖に……」
ヴィル:「つっ!」
ルーク:「ヴィル……本当に大丈夫かい?」
ヴィル:「痛み止めの魔法薬も飲んだし、擦り傷もメイクで隠した。」
ヴィル:「問題ないわ。」
ルーク:「ウィ。キミがそう言うなら。」
エペル:「…………」
エペル:「ヴィルサン!!」
エペル:「あの……僕に、センターを譲ってもらえませんか!」
えっ!?
エース:「エペル、お前突然なに言っちゃってんの?」
ジャミル:「エースの言うとおりだ。本番直前に、どうして急に?」
グリム:「いくらなんでも、オメーがヴィルの代わりをするのは難しいんじゃねーか?」
エペル:「だってヴィルサン、立っているのも」
エペル:「やっとじゃないか!」
ヴィル:「……。」
エペル:「絶対優勝するって言ったけど、」
エペル:「もし、もし舞台の上で身体に限界がきたりしたら……。」
エペル:「俺、あんたが観客の前で無様を晒すところなんか見たくない!」
ルーク:「ムシュー・姫林檎……。」
エペル:「俺はあんたとの約束を守って、入学した頃よりずっと愛らしく、」
エペル:「強くなった。」
エペル:「甘くてかわいいだけじゃない、立派な毒林檎になれたでしょ?」
エペル:「俺がネージュを仕留めます。」
エペル:「だから……!」
ヴィル:「……ふっ。言うようになったわね。でも、心配は無用よ。」
ヴィル:「スポットライトがアタシを照らしているのなら、」
ヴィル:「たとえ頭上から大岩が落ちてきたって舞台を降りはしない。」
ヴィル:「最後の瞬間まで、勝利を信じて足掻き続ける。」
ヴィル:「それが、悪役(ヴィラン)の誇り。」
ヴィル:「…………どうか、悪役(アタシ)に最後まで舞台に立っていられるチャンスをちょうだい。」
エペル:「…………。」
エペル:「わかりました。ヴィルサンが、そう決めたなら……。」
ヴィル:「……ふん。第一、他人の心配なんかしてる余裕あるの? エペル。」
ヴィル:「アンタ、人前に出ると途端にミスが増えるんだから。大事なオーディション、サビでミスったのをお忘れ?」
エペル:「なっ!い、今そんな話しなくたっていいじゃないですか!」
ヴィル:「このアタシにセンターを譲れとまで言ったのよ。」
ヴィル:「キッチリ観客のハートを仕留めてちょうだい、毒林檎ちゃん。」
エペル:「……はい!」
撮影スタッフA:「ナイトレイブンカレッジのみなさん、まもなく出番です。」
撮影スタッフA:「スタンバイよろしくお願いします!」
ヴィル:「……ついにこの時がきたわ。」
エース:「んじゃ、サクッと優勝トロフィーもらいにいきましょっか。」
デュース:「おう! 緊張しすぎて逆に落ち着いてきたぜ!」
エペル:「っシャア!! 観客のハート、仕留めてみせんぞ!」
ジャミル:「練習通りにやればいい。心配するな、全てうまくいく。」
カリム:「ジャミルの言う通りだ。最後まで全力で楽しもうぜ!」
グリム:「いいか! オメーらの肩にはオレ様のツナ缶富豪の夢がかかってるんだゾ。」
グリム:「ぜったい、ぜーーったい、優勝するんだゾ!」
選択肢:
├ [ 世界一美しいステージにしましょう! ]
└ [ 目指すは、世界一の座のみ! ]
ルーク:「さあ、我らNRCトライブ!いざ征かん、決戦の地へ!」
── コロシアム‐特設ステージ ──
わああああ
司会:「大変長らくお待たせいたしました。全国魔法士養成学校総合文化祭inナイトレイブンカレッジ!」
司会:「音楽発表会『ボーカル&ダンスチャンピオンシップ』!! ただいまより開催いたします!」
わああああ
司会:「最初にパフォーマンスを披露するのは、」
司会:「開催校である「ナイトレイブンカレッジ」の」
司会:「代表選手のみなさんで……」
司会:「『Absolutely Beautiful』です!」
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