【ストーリー】EPISODE 6 “例の取引”

| EPISODE ◆ 6 “例の取引” ハッピービーンズデー |
登場人物
イデア、オルト、サム
テキスト全文
── イグニハイド寮‐イデアの部屋 ──
カチャカチャ……
イデア:「ついに……ついに完成したぞ!」
イデア:「環境振動で魔導エネルギーを発する小型モジュールを組み込んで、連続射出によるパワーダウンを軽減。」
イデア:「ロード時に自動で豆に塗布される魔法薬で空気抵抗を抑え、豆を最高1800m先まで放出する。」
イデア:「名付けて……」
イデア:「対怪物用重級魔導豆砲・天穿(たいかいぶつようじゅうきゅうまどうまめほう・てんせん)!!!」
イデア:「完っ璧……………。やはり拙者、天才でござるな。」
イデア:「…………………………………………」
イデア:「ふー。」
イデア:「…………いや、ネーミング凝りすぎでしょ。明らかに開発ハイ。」
イデア:「デュフッ。」
イデア:「やっぱわかりやすく「ビーンズシューター・L」に改名。以上。」
イデア:「改良型捕縛アーム1個、捕縛ロッド2個、ビーンズシューターS2個、M2個、L1個……」
イデア:「うん。これくらい数があればいいだろ。」
ガチャガチャ……
イデア:「投入数を増やしすぎるとゲームバランスが崩壊しますからな……」
イデア:「フヒヒッ! では、納品といきますか。」
オルト:「兄さん、こんな夜更けにどこか出かけるの?」
イデア:「うん。ちょっと購買部まで。」
オルト:「ああ、去年もやってた“例の取引”だね。僕も荷物持ち手伝う!」
イデア:「サンクス。あ、誰にも見つからないようにこっそりね。」
オルト:「わかったよ。スニーキングミッションだね。」
── 購買部前 ──
ギィ…………
── 購買部‐Mr.Sのミステリーショップ ──
オルト:「こんばんは、サムさん。」
サム:「Hey、青い小鬼ちゃんたち。悪いんだけど今日はもう閉店の時間なんだ。」
イデア:「……ほ、『欲しい物だけOut of stock』」
サム:「!!『それは絶対アリエネー』」
イデア:「『だけど全然ミツカラネー』」
イデア・サム:「『明日は全力ハッピービーンズデー』」
サム:「OK! Passwordは完璧だ。この名前で君を呼ぶのは一年ぶりだね『Mr.スミス』。」
イデア:「ど、ども。今年も例の取引がしたくて、その、いろいろ作ってきたんだ。」
サム:「Give it up for Mr.スミス!早速商談といこうじゃないか。」
オルト:「……確かにハッピービーンズデーのルールに「装備を自分で作ってはいけない」という記述はないけど。」
オルト:「こういうのって、アリなのかなあ?」
イデア:「スポーツマン共が汗水垂らして走り回るイベントの難易度を自在に操り自らは安全な場所で高みの見物…」
イデア:「この快感!たまりませんなぁ!!」
オルト:「……ま、いいか。兄さんなりに積極的に学校行事に参加してるってことには違いないもんね!」
オルト:「明日はどんな試合になるんだろう、楽しみだなぁ。」
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