【ストーリー】EPISODE 9 跪きなさい

| EPISODE ◆ 9 跪きなさい ハッピービーンズデー |
登場人物
ヴィル、農民チームの生徒A、農民チームの生徒B、農民チームの生徒たち
テキスト全文
── コロシアム ──
ヴィル:「(アタシのスタート地点はここね。目の前が「魔法の竪琴」が設置してあるコロシアムだけど……)」
ヴィル:「(なんの装備もなしに、1人で乗り込むのは得策じゃない)」
ヴィル:「(挟み撃ちや奇襲にあった場合でも、人数がいれば状況を打破できる可能性は高まる)」
ヴィル:「(まずは何人か、仲間を集めるべきだわ)」
農民チームの生徒A:「おっ、ラッキー。俺たちのスタート地点、目の前がコロシアムのすぐ側じゃん。」
農民チームの生徒B:「本当だ。スタート直後、速攻で乗り込めば簡単に竪琴奪還できるんじゃねえか?」
農民チームの生徒A:「だな! よっしゃ、マジフト朝練で鍛えたサバナの走り。見せてやろうぜ。」
ヴィル:「やめておきなさい。開始直後に脱落したくないならね。」
農民チームの生徒A:「あ?」
ヴィル:「アンタたち、農民チームでしょう。」
ヴィル:「アタシが怪物なら、まずは「魔法の竪琴」が奪取されないようコロシアムの守りを固めるわ。」
ヴィル:「鬼ごっこを模したルールの特性上、怪物チームより農民チームのほうが数が多く設定されている。」
ヴィル:「この試合でイニシアチブを握りたいなら、まずは群れを作るべきよ。」
農民チームの生徒B:「ははぁ。さてはアンタ、俺たちのグループに入って、守ってほしいんだろ?」
農民チームの生徒A:「あー、なるほど。ポムフィオーレって、見るからになよっちい奴が多いもんな。」
ヴィル:「………………。」
農民チームの生徒B:「寮長っていっても、怪物チームに囲まれちゃったらひとたまりもないってことね。」
農民チームの生徒A:「なら、物陰に隠れてじっとしてりゃいいじゃないの?女王様!」
ヴィル:「まったく……アンタたちの飼い主は、本当にダメな男ね。」
ヴィル:「無駄吠えしないよう、しつけくらいできないのかしら。」
農民チームの生徒たち:「は?」
ヴィル:「礼儀を知らないワンちゃんたちに、ポムフィオーレスタイルの「伏せ」を教えてあげるわ。」
ヴィル:「さあ、女王の御前よ──跪きなさい。」
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