【ストーリー】EPISODE 28 各個撃破といこう

| EPISODE ◆ 28 各個撃破といこう ハッピービーンズデー |
登場人物
リリア、トレイ、ルーク、ジャミル、フロイド、ヴィル、エペル、リドル
テキスト全文
── 植物園‐温帯ゾーン ──
リリア:「ふぅむ、なるほど。」
リリア:「お主らの話をまとめて、状況を整理すると……」
リリア:「農民チームであるケイトとユウたちは植物園から逃走し、コロシアム方面へ。」
リリア:「共に行動していたはずのジェイドは、姿をくらませ行方知れず。」
リリア:「ケイトと合流するべく、ヴィル、リドル、エペルが植物園へ向かっている。」
トレイ:「そして不確定要素だが、ヴィル一行にフロイドが加わっている可能性もある。」
ルーク:「我ら怪物チームは、トレイくん、ジャミルくん、リリアくん、そして私の4名がこの植物園に集結。」
ルーク:「アズールくんとジャックくんは、さらに農民チームを捕獲すべく購買部方面へ向かった。」
リリア:「さて、我らはどう動くのが賢いかのう。」
トレイ:「まずは全員でヴィルたちをここで待ち伏せするのは?」
トレイ:「遮蔽物が多い植物園なら、俺たち怪物チームが有利に立ち回れるはずだ。」
ジャミル:「いえ……ここには長居せず、ケイト先輩とジェイドの捜索を優先したほうがよろしいかと。」
ルーク:「私もジャミルくんと同意見だ。」
ルーク:「先ほど逃がしたケイトくんたちが、植物園を目指していたヴィル一行と運良く合流した……と仮定しよう。」
ルーク:「まず、途中で姿の見えなくなったというジェイドくん。」
ルーク:「ケイトくんたちとはぐれたと考えられなくもないが……」
ルーク:「彼は目的があって、一時的に別行動をとっているだけだと私は思う。」
リリア:「ほう。なにゆえじゃ?」
ルーク:「彼は海の中では狩りのプロ。ならば仲間がいることの利点は誰よりもわかっているはず。」
ルーク:「まだ朝日の柔らかさが残るお昼時に、早々仲間とはぐれるなんて愚行は犯さない。」
ルーク:「少なくとも、私はそうだ。」
ルーク:「「目的」を果たせば、無防備に1人で行動は取らず仲間の元に戻ってくると考えるのが自然だろう。」
ルーク:「そして……もう1つ残る問題が、フロイドくんだ。」
ルーク:「フロイドくんが気分を持ち直し、ヴィルたちと行動を共にしている場合、事態はより深刻なものとなる。」
ルーク:「ヴィル、エペルくん、リドルくん、ケイトくん、ジェイドくん、フロイドくん。」
ルーク:「そして……ユウくんとグリムくん。」
ルーク:「彼らが揃って魔法の竪琴奪還をしにくるシーンを想像すると、震えがくるじゃないか。」
トレイ:「うっ……確かに。そのメンバー、その人数。厄介なんてもんじゃないな。」
リリア:「では、奴らが合流する前に各個撃破といこうではないか。」
リリア:「ここで二手に分かれるとしよう。」
リリア:「ジャミルはわしと共に来るがよい。」
リリア:「ジェイドの尻尾を掴まえてやろうぞ。」
ジャミル:「……わかりました。」
ルーク:「私とトレイくんは、ケイトくんたちの後を追おう。そうすれば……」
ルーク:「ヴィルと戦える確率も上がる。」
ルーク:「フフフ……!」
── 植物園 ──
フロイド:「植物園にとうちゃーく!」
フロイド:「見えてんのに、なかなか裏口に着かねえんだもん。すげーストレスたまっちゃった。」
フロイド:「アハッ、中にうじゃうじゃ怪物チームがいるのかなァ。」
フロイド:「ウミヘビくんは他の雑魚よりも絞めがいありそうだから、ちょっとは楽しめるかもぉ。」
ヴィル:「ちょっと、フロイド。アタシたちの目的はカリムの救出とケイトたちとの合流よ。わかってる?」
フロイド:「は?オレ別にラッコちゃん助けるつもりなんかねーけど。」
エペル:「えぇ!?」
フロイド:「オレはただ、ウニちゃんとのバトルが消化不良だったから、暴れたりないだけ。さっさと行こーぜ!」
リドル:「待て、フロイド!裏口とはいえ、身も隠さず堂々と入るヤツがあるか!」
???:「──止まれ、お前たち!」
< >

