【ストーリー】EPISODE 32 “俺らしい”行動

| EPISODE ◆ 32 “俺らしい”行動 ハッピービーンズデー |
登場人物
エペル、シルバー、フロイド
テキスト全文
── 学園裏の森 ──
エペル:「はぁ、はぁ……怪物チームは撒けた……かな?」
シルバー:「ふぅ……そのようだな。」
フロイド:「あれ? ベタちゃん先輩は?」
シルバー:「さきほどの奇襲のさなかで、はぐれたのかもしれない。」
シルバー:「俺がリリア先輩に泳がされていたことに、もっと早く気付いていれば……すまない。」
フロイド:「命のやりとりしてるわけじゃないんだしそんなマジになるなって。ゲームじゃん。」
フロイド:「でも、ヤラレっぱなしは面白くねぇからぁ……」
フロイド:「どうやって仕返ししてやろうかな?」
シルバー:「リリア先輩は俺の行動を予想し、追ってくるはずだ。」
フロイド:「だろーね。付き合いが長いなら、そのぶん行動も読みやすいだろーし……」
フロイド:「んー。」
フロイド:「んじゃ、こっからクラゲちゃんとオレらで別行動しよっか。」
エペル:「えっ!? 農民チームは固まって行動していた方がいいってヴィルサンが言ってたのに……。」
フロイド:「臨機応変でしょ、そんなの。つーか、別に見捨てるって話じゃねーから。」
フロイド:「まずクラゲちゃんには、オレらとはぐれたフリで単独行動してもらう。」
フロイド:「でぇ、オレとグッピーちゃんは少し離れた場所でクラゲちゃんをマーク。」
フロイド:「クラゲちゃんを1人だと思わせて、メンダコちゃんとウミヘビくんを誘い出したら……」
フロイド:「オレとグッピーちゃんで、後ろから豆でポポポーン!」
フロイド:「メンダコちゃんは超すばしっこいし、ウミヘビくんも身のこなしと動体視力が良い。」
フロイド:「こっちの存在を視認されてちゃ、まず豆を避けられる。」
フロイド:「……つーか、グッピーちゃん実はすげーノーコンだからね。」
エペル:「へぁ!? 俺が!?」
フロイド:「やっぱ自覚なかった。」
フロイド:「オレとウニちゃんたちが戦ってるところに飛び込んできた時も、「その距離で外す?」みたいな。」
フロイド:「腕力ねーのにカッコつけて片手で構えるからだよ。投射口ブレブレ。」
フロイド:「だから、怪物チームに豆を当てたいなら気付かれねーように相当近付かないと無理。」
エペル:「そ、そんなぁ……うう……でも、確かに全然脱落させられてない……かも。」
シルバー:「………………………………」
シルバー:「ハッ!」
シルバー:「まずい。立ち止まっていたら急な眠気が……。睡魔に陥落する前に、移動を開始しよう。」
シルバー:「“俺らしい”行動として、まっすぐコロシアムへ向かうことにする。」
フロイド:「あいよ。んじゃ、オレらは少し離れた場所から、クラゲちゃん追いかけてくね。」
エペル:「リリアサンたち以外の怪物チームもまだ残ってますよね。気を付けなきゃ……」
フロイド:「そーね。今残ってる奴らって、そこそこ装備も充実してるだろうし。」
フロイド:「バクーーーッ!!!」
エペル:「うぎゃっ!?」
フロイド:「って後ろから噛みつかれないように、気ぃ張っといてね。」
フロイド:「アハハッ!」
エペル:「び、びっくりした……」
エペル:「もう!脅かさないでください!」
シルバー:「驚いて眠気が飛んでいった。感謝する。」
フロイド:「そいじゃ、行こっかぁ〜。」
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