【ストーリー】EPISODE 2-1 オレたちの生まれた街

| EPISODE ◆ 2-1 オレたちの生まれた街 灼熱ウェルカム! |
登場人物
カリム、ジャミル、ケイト、トレイ、マレウス、グリム、船乗り
テキスト全文
── 熱砂の国‐絹の街 ──
カリム:「うーん! 日差しがすっげー!」
カリム:「熱砂の国に帰ってきたって感じだー!」
ジャミル:「お互い帰省のタイミングが無かったからな。」
選択肢:
├ [ ここが熱砂の国なんですね! ]
└ [ すごい! 砂漠の中に街がある! ]
── 分岐:【ここが熱砂の国なんですね!】 ──
カリム:「オレやジャミルの生まれ故郷だ。熱気と活気に溢れているだろ?」
── 分岐:【すごい! 砂漠の中に街がある!】 ──
カリム:「異世界から来たユウには、ひと際珍しいかもな~。」
────
ケイト:「学園に比べると、やっぱり暑いね~。いきなり汗がふき出してきたよ。」
ジャミル:「気温もですが、日差しもかなり強いです。気を付けてください。」
ケイト:「たしかに。石畳の道路が日光で熱くなって、照り返しで身体中が火照ってくるカンジがする。」
ケイト:「しっかり日焼け止めを塗っておかないとね。」
トレイ:「俺も帽子を被るべきだった。まいったな……。」
ジャミル:「熱砂の国は、広大な砂漠を有する熱帯気候です。」
ジャミル:「この国の大部分は、海に面した大きな半島なんです。」
ジャミル:「海岸近くには、高級住宅街やリゾートホテルが軒を連ねていますよ。」
ジャミル:「この街は、熱砂の国の中心部に位置していて、観光地として国内外問わず人気ですね。」
マレウス:「そのようだな。地図を手にした者がたくさんいる。」
ケイト:「観光用のガイドブックだね。みんな、半袖やハーフパンツで涼しそー。」
トレイ:「あぁ。暑苦しい制服姿なのは、俺たちだけだ。」
ケイト:「ねえねえ。ここはなんていう街なの?」
ジャミル:「ここは『絹の街』です。」
カリム:「オレたちの生まれた街だよ。」
ケイト:「ここが『絹の街』かあ。ガイドブックにも載ってたよ。」
ケイト:「評判通り、建物が白い石造りですっごくきれい。さっそく1枚♪」
パシャッ!
ジャミル:「昔は、建築に適した木材の入手が困難だったので岩場で採掘出来る石を使った建物が出来たそうですよ。」
ジャミル:「最近では様々な建築材を使えますが、石造りは暑さを凌げるので、今でも建てられ続けています。」
トレイ:「たしかに、熱砂の国といえば、この石造りの家や建物のイメージだな。」
ケイト:「まるで映画のセットみたい。」
ケイト:「オシャレだよね~♪」
カリム:「建物の他に、グルメも自信を持ってオススメできるぞ!」
カリム:「海に面した場所から運河を通り、毎日新鮮な海産物が届くんだ。」
カリム:「食通の間でも、『絹の街』のシーフード料理は、大人気で、星付きレストランも多いんだぜ!」
グリム:「おーい! こっちに川が流れてるんだゾ。涼しくて気持ちいい~。」
マレウス:「これが、さっき話していた運河だな。」
グリム:「あ! あそこで水しぶきがあがった!魚がいるのか?」
トレイ:「おい、グリム。あまり運河に近付くな。危ないぞ。」
グリム:「にゃははっ、バカにすんなよトレイ!オレ様、そんなマヌケじゃねーんだゾ。」
ドボーーーーン!
グリム:「うなーーーーーっ!!!」
ケイト:「あーーっ!グリちゃんが、川に落ちちゃった!」
トレイ:「言ったそばから!」
グリム:「ふにゃっ!? ふ、船が向かってくるんだゾ!?」
グリム:「ひ、轢かれるーーーっ!?」
選択肢:
├ [ 危ないっ! ]
└ [ どうしようっ!? ]
船乗り:「……危ないから、ペットが運河に飛び込まないように、注意するんだよ!」
ジャミル:「す、すみませんでした……。」
グリム:「オレ様はペットじゃないんだゾ!」
マレウス:「ほう。あれほど必死にもがいていたのにまだくちごたえをする元気があるのか。」
ジャミル:「運河というのは、車やマジカルホイールの行き交う道路と同じようなものだ。」
ジャミル:「『絹の街』の交易の要で、ひっきりなしに船が行き来をしている。」
ジャミル:「当然泳ぐのは禁止されている、危険な場所だ。」
トレイ:「船を運転していた船頭さんに助けてもらってよかったな、グリム。」
グリム:「よくなんてない! ドボンって落ちたら、ブワーって流されて、メチャクチャ焦ったんだゾ!」
グリム:「足も付かないし、船はドンドン迫ってくるし!もうダメかと思ったーー!」
トレイ:「まあ、旅先では注意をしないとダメってことだ。これに懲りて、気を付けろよ、グリム。」
ジャミル:「ほら、ジッとしていろ。濡れた身体を拭いてやるから。風邪をひかれちゃたまらない。」
グリム:「ぐぬぬ~~~~……っ。」
< >

