【ストーリー】EPISODE 5-8 潔く諦めることだな

| EPISODE ◆ 5-8 潔く諦めることだな 終幕ハロウィーン! |
登場人物
マレウス、ゲストB、ヴィル、ゴーストA、ゴーストB、ゴーストたち、ゴーストC、リリア、オンボロ寮のゴースト、エース
テキスト全文
── オンボロ寮 ──
マレウス:「オンボロ寮のこの装飾も、今日で見納めか……。」
ゲストB:「ナイトレイブンカレッジのみんな、ありがとう!」
ヴィル:「こちらこそ。ハロウィーンパーティーを最後までお楽しみいただき、ありがとうございました。」
マレウス:「皆の歓声が聞こえる。閉門の時が近いな。」
マレウス:「間もなくハロウィーンが終わる……。」
???:「うわ~~~ん! 間に合わなかった~~!!」
マレウス:「ん? 声が聞こえるな。」
???:「ぐすんっ……ぐすんっ……」
マレウス:「オンボロ寮の陰で泣いているのは誰だ?」
???:「ぐすん……ずびびびっ!」
ゴーストA:「……こんばんは。ナイトレイブンカレッジの生徒さん。」
マレウス:「ゴーストじゃないか。」
マレウス:「見慣れない格好だ。このあたりのゴーストではないな?」
ゴーストA:「そうでする。わたくしたちははるか遠くの地より参りました。」
ゴーストB:「遠路はるばるやって来た目的は……ただ1つ!!」
ゴーストたち:「ナイトレイブンカレッジの、ハロウィーン!!」
マレウス:「我が校の、ハロウィーン?」
マレウス:「それなら先ほど終わったぞ。一歩遅かったな。」
ゴーストC:「ウッ、にべもないわ……。」
マレウス:「このように楽しいハロウィーンは、僕も初めて経験した。」
マレウス:「人間の世界の移り変わりは早い。今年のように盛り上がるハロウィーンはしばらく行われないだろう。」
ゴーストC:「うわーん! 容赦なく追い打ちをかけてくる!」
ゴーストB:「ううっ。あと少し早く、『まじかめ』とやらの評判を知っていれば……!」
マレウス:「マジカメ? なるほど。お前たちも、インターネットでの評判を見たのか。」
ゴーストA:「ええ。あれは、昨日のことでする……」
ゴーストA:「通りすがりの人間たちが、手に小さな機械の板を持って、なにやら騒いでおりました。」
マレウス:「小さな機械の板……」
マレウス:「……僕には理解できるぞ。スマートフォンだな。」
ゴーストB:「人間はそれを通して『まじかめ』を見ておりました。そしてそこには……」
ゴーストC:「なんともまあ、楽しそうなゴーストの写真が映っているじゃないですか!!!」
ゴーストB:「人間たちと一緒に盛り上がる、楽しそうなゴーストのあの姿……なんて羨ましい!」
ゴーストC:「私たちもぜひ参加したいと思って、ここに来たのよ。」
マレウス:「確かに今年のハロウィーンで、ゴーストたちは大変にもてはやされていた。」
マレウス:「だがそもそもゴーストはハロウィーンの主役だ。故郷でも十分楽しく過ごせるだろう?」
マレウス:「ナイトレイブンカレッジに固執する必要は無い。潔く諦めることだな。」
ゴーストA:「それが……わたくしたちは忘れ去られたゴーストなのです……。」
ゴーストB:「帰る故郷も無く、気付いてくれる人も無く、ただただ漂うのみ。」
ゴーストB:「ハロウィーンパーティーなど、呼ばれたこともない。」
マレウス:「パーティーに……呼ばれたことが、ない……?」
ゴーストC:「楽しそうなナイトレイブンカレッジのゴーストが羨ましい……」
ゴーストA:「わたくしたちも、生きた人たちと一緒にパーティーを楽しみたいでする~~~~!!!」
マレウス:「……ふむ。」
マレウス:「パーティーに招待されず、参加したくともできない……か。」
マレウス:「………………………………。」
マレウス:「僕は今年のハロウィーンで気付いたことがある。パーティーに招待されないのなら……」
マレウス:「自分たちで、パーティーを主催すればいい。」
えっ?
マレウス:「まだ遅くはない。」
マレウス:「ナイトレイブンカレッジの者たちは、皆ハロウィーンが大好きだ。」
マレウス:「今からでも……ハロウィーンパーティーに招待すれば、きっと大喜びするだろう。」
ゴーストA:「で、では……!」
マレウス:「ああ。」
マレウス:「これから……新たなハロウィーンパーティーを開くぞ!」
ハロウィーンパーティーを!?
ゴーストB:「で、でもハロウィーンはあと2時間もしないうちに終わっちゃうよ?」
ゴーストC:「そうよ。今からパーティーの準備なんて、間に合いっこないわ。」
マレウス:「ならば、ハロウィーンを終わらせなければいいだけのこと。」
ゴーストA:「なぬっ。ハロウィーンを終わらせない? そのようなことが可能なのでするか!?」
マレウス:「元から存在するこの学園の強靱な結界と、たくさんのゴーストの力を集めれば、不可能ではない。」
マレウス:「それでも足りぬ分は僕が力を貸してやろう。」
マレウス:「皆でハロウィーンパーティーを楽しむためなら、惜しくはない。」
ゴーストA:「見ず知らずのゴーストのために、こんなにも親身になってくださるとは……」
ゴーストB:「なんて親切な生徒さんなんだあ~!」
── 異空間‐輝きの間 ──
ゴーストA:「……というわけなんだよ。」
リリア:「寮に帰った後、マレウスにその話を聞いてのう。」
リリア:「わしもぜひにと思って賛同したんじゃ!オンボロ寮のゴーストにも声を掛けたぞ。」
オンボロ寮のゴースト:「ゴースト仲間として、寂しい奴らは放っておけないよねえ。」
オンボロ寮のゴースト:「せっかくだからと思って、オンボロ寮の生きている仲間も誘ったんだ~。」
選択肢:
├ [ そういうわけなんです ]
└ [ お久しぶりです ]
エース:「ユウ!?」
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