【ストーリー】DAY 2-サバナクロー EPISODE 1 サバナクロー、来店!

| EPISODE ◆ 1 サバナクロー、来店! DAY 2-サバナクロー |
登場人物
カリム、デュース、レオナ、ジャック、ラギー、サバナクロー寮生たち、ハーツラビュル寮生、オクタヴィネル寮生
テキスト全文
── 購買部‐Mr.Sのミステリーショップ ──
ざわざわ……
カリム:「ちょ、そこの生徒待った! レジの中に入って勝手にバッグを取ろうとするのはやめてくれー!」
デュース:「困ったな。みんなミステリーバッグしか見えてなくて僕たち店員の指示を全然聞いてくれない……。」
デュース:「わざわざミステリーバッグ専用の購入待機列をメインストリート沿いに作ったのに……。」
カリム:「みんなそのことを知らずに、1度店に来ちまうんだもんなぁ。並ばせるだけでもヘトヘトになりそうだ。」
???:「うわ、購買部めっちゃ混んでるじゃん。」
デュース:「あ、ブッチ先輩。」
レオナ:「……ったく、どいつもこいつも年明け早々ご苦労なことで。」
ジャック:「はい……さすがにここまでの混雑だとは思っていませんでした。」
デュース:「キングスカラー先輩とジャックも!皆さん、明けましておめでとうございます。」
ジャック:「デュース、それにカリム先輩も……今年もよろしくお願いします。」
カリム:「ああ、よろしくな。今年も楽しい1年にしようぜ!」
ラギー:「にしても、いいなぁ~デュースくんとカリムくん。オレもこのバイトしたかった。」
レオナ:「へえ。働き足りないってんなら、もっとこき使ってやろうか。」
ラギー:「そういう話じゃなくて!」
ラギー:「ニューイヤーセールのバイトって、学園で働けるうえに、すっげえ時給がいいんスよ。」
ジャック:「っすね。俺も応募しましたけど、抽選に落ちて残念でした。」
デュース:「えっ、ジャックも応募してたのか!?」
ジャック:「ああ。スキー用のゴーグルを新調する金が欲しかったんだが……。」
ラギー:「ところで……デュースくん、カリムくん。」
ラギー:「レジの奥に山積みになってるアレ。全部ミステリーバッグ?」
カリム:「ああ、そうだぜ!」
ジャック:「完売必至って聞いてたが……意外と在庫多いんスね。」
ラギー:「この様子なら無事に買えそうッスね、レオナさん?」
レオナ:「ああ、そうだな。」
カリム:「レオナたちもミステリーバッグを買いに来たのか!じゃあ、購入列の1番後ろに並んでくれ。」
ジャック:「先に集まってる連中がいるのか。じゃあ、俺たちも……」
レオナ:「列……?」
ジャック・デュース:「え?」
レオナ:「俺の目には、店内で生徒たちがごった返しているようにしか見えないが……お前はどうだ、ラギー?」
ラギー:「そうッスね。もし仮に列があったとして、一体どこが先頭なのやら……。」
ラギー:「あるかどうかもわからない列なんて探してたら、欲しい物を買い逃しちゃうかも。」
レオナ:「そいつはいただけねえなァ。しかしこの店は、列に並んだヤツにしかミステリーバッグを売らないらしい。」
ジャック:「まさか……先輩たち……。」
レオナ:「……よし、サバナクロー寮生!ミステリーバッグの列に並べ!」
レオナ:「前のヤツとの間隔はしっかり詰めろよ。大人しく商品を見ているお客様の邪魔はしたくないからなァ。」
サバナクロー寮生たち:「了解っす、レオナ寮長!」
カリム:「一瞬で寮生たちをきれいに並ばせちまうなんて……すげえな、レオナ!」
デュース:「まるでフットボールのスクラムみたいだ……。まさか他の生徒をバッグの列から締め出しているのか!?」
ハーツラビュル寮生:「くそ~~~、まるで分厚い壁みたいだ。押しても引いてもビクともしねえ!」
オクタヴィネル寮生:「後から来たくせに卑怯だぞ……!あっ、ダメだ、列から締め出される!」
ラギー:「シシシッ! これでミステリーバッグの列に並んでいるのはウチの寮生だけになりましたね!」
レオナ:「最後尾は……ここだな。さて、俺の番が来るまでひと休みさせてもらうとするか。」
ジャック:「ミステリーバッグのことは詳しくないが……なるほど、いわば勝者の証ってわけか。」
デュース:「そんなわけないだろう! サバナクロー寮の方々には、正しい列に並び直していただきます!」
カリム:「ああ! 先に並んでたお客が優先だ!」
レオナ:「やれやれ、ご希望通りに並んでやったのに……意地でも俺たちにミステリーバッグを売りたくないようだ。」
レオナ:「手荒な真似はしたくなかったが……こうなったら仕方ねえ。」
レオナ:「サバナクロー寮生ども!ミステリーバッグを1つ残らず確保しろ!」
カリム:「レオナたちを止めるぞ、デュース!」
デュース:「はい!!」
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